2024年08月19日
カープのレジェンド、緒方孝市氏が明日からの読売戦、阪神戦の6連戦を占う!
【緒方孝市】先発と中継ぎの層の厚さはリーグ屈指 広島にとって巨人、阪神の6連戦が優勝争い占う
8/19(月) 20:41配信
日刊スポーツ
広島森下暢仁(2024年8月10日撮影)
広島にとって、20日からの2位巨人、3位阪神と続く6連戦がひとつのヤマ場となる。まだ39試合を残しており、2位巨人との3連戦が2勝1敗でも、1勝2敗でも大勢に影響はない。ただ、3連敗、3連勝となれば局面は変わる。
そういった意味でも、森下が先発する20日の初戦がポイントとなる。初戦を取れれば、当然ながら最も避けたい3連敗はなくなり、カード勝ち越しへ弾みがつく。巨人は前回と同じように山崎伊、グリフィン、戸郷と主戦3投手を立てるだろう。ファンの声援を含め、巨人に地の利がある。ただ、ビジターというマイナス面も、勝てば大きなプラスに変わり、勢いに転じられる。
巨人3連戦の戦績が、週末の阪神3連戦にも影響する。勢いを持って臨めるのか、勝たなければいけない緊迫感が増すのか。首位とのゲーム差が開いたとはいえ、昨季日本一球団には地力がある。全体のバイオリズムが落ち込んでいるだけで、一気に上向くことがあれば広島も足をすくわれかねない。
優勝争いから後退したDeNA、そして阪神は大型連敗が響いた。DeNAは3球団よりも投手力が弱く、リーグ2位のチーム防御率の阪神は主戦級の登板試合を勝ちきれなかった。一方で広島は夏場の9連戦でも、先発5番手以降の玉村やアドゥワ、森といった若手にカード初戦を託し、3戦すべて勝利。完投する試合もあった。4本柱を含めた先発の充実と中継ぎの層の厚さはリーグでも屈指だ。それでも投手にとっては疲れが投球に出る時期。主戦であっても調子が悪ければ、早めに継投させる決断も必要だろう。
巨人、阪神との6連戦で一気に勢いに乗るのか、それとも最後までもつれる展開となるのか−。優勝争いを占う1週間となりそうだ。(日刊スポーツ評論家)
カープにとって、明日からの6連戦は今季リーグ優勝出来るかどうかのカギを握る、非常に大事な6連戦となります。
緒方孝市さんも言われていますが、明日の読売戦がその中でも特に大事な試合となりそうです。明日のカープの先発は森下投手です。森下投手は目下読売戦7連勝中と、相性は抜群です。注意すべき読売の打者は坂本選手です。通算打率は.343とよく打たれています。読売の先発は山崎投手です。今季防御率は1.87と安定しています。しかし、対広島となると5.11とよく打たれています。8月6日の前回の広島戦では6回8安打5失点で敗戦投手になっています。広島打線は山崎投手を苦手にはしていないので、ある程度得点は出来ると思います。森下投手がいつものピッチングが出来れば、勝機は十分あると思います。
第2戦はカープの先発は床田投手、読売はグリフィン投手が予想されています。ここ最近床田投手のピッチング内容があまり良くないので、打線がどれだけ援護できるかがカギになりそうです。左腕の読売グリフィン投手に対してカープの右打者がどれだけ対応できるかですが、特に末包選手が復調して来たので、期待したいですね。また、外国人投手に強い堂林選手や、昨日のヤクルト戦で3本の2ベースを放った石原選手の打撃にも注目です。床田投手も立ち上がりから出力を上げて、読売打線をねじ伏せてほしいと思います。
第3戦はカープの先発はアドゥワ投手、読売は戸郷投手が予想されています。アドゥワ投手は8月6日の読売戦で9回3安打完封勝利を挙げています。立ち上がりから低めを丁寧に突くピッチングで読売打線を翻弄しました。アドゥワ投手がその時と同じピッチングが出来るかどうかですね。また、読売は戸郷投手なので、簡単には得点できないと予想されます。なのでアドゥワ投手が先に先制点を与えないように踏ん張る事が重要です。
ドリヨシ的には、読売との3連戦は2勝1敗で御の字だと思います。最悪1つ勝てばOKくらいの心づもりでいいのではないでしょうか。
そして23日からの阪神3連戦ですが、23日はカープの先発は森投手、阪神はビーズリー投手と予想します。森投手が先に先制点を与えないようにしなくてはなりません。阪神ビーズリー投手は防御率1.73と安定した内容です。故に打線の奮起が望まれますが、秋山選手、野間選手、小園選手、坂倉選手らの左打者が、どれだけ対応できるかにかかっているかですね。
24日はカープの先発は大瀬良投手、阪神は高橋投手と予想します。大瀬良投手は前回のヤクルト戦で炎上しただけに、リベンジに燃えていると思います。阪神高橋投手は前回広島戦で3年ぶりの勝利を献上しました。僅差の試合が予想されますが、カープとしては機動力を駆使して高橋投手を攻略したいところです。
25日はカープは玉村投手、阪神は大竹投手が先発すると予想しています。玉村投手は2試合連続完投勝利と波に乗っています。この日も快投してくれると期待しています。そして、阪神の大竹投手ですが、前回の広島戦では、天敵だった大竹投手を見事に攻略しました。もう苦手だとは言わせません。この日もしっかり攻略してくれると思います。
阪神との3連戦は2勝1敗で勝ち越してくれると思います。現在の阪神のチーム状態を考えると、3タテも不可能ではありません。
まずは明日の読売戦の初戦を是が非でも勝つことですね。ちなみに、読売戦3連勝すれば、カープに優勝へのマジック30が点灯します。ただ、読売も全力でかかってきますので、2勝1敗か1勝2敗になる可能性は高いでしょう。最悪でも3連敗は避けなければなりません。
がんばれ!カープ!
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