2023年12月23日
今季は中崎投手がブルペン陣の支えとなっていた!?
【広島】中崎翔太が一変させたブルペンの雰囲気「ザキさんの存在が大きかった」若手の躍進支える
12/22(金) 11:00配信
日刊スポーツ
広島中崎翔太(2023年10月撮影)
<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>
シーズンが終われば、プロ野球選手は残した数字で語られる。シビアな世界ではある。ただ、貢献度は数字だけでは表せない。今季勝ちパターンとして好成績を残した矢崎、島内は口をそろえて「ザキさんの存在が大きかった」と言う。3連覇時は抑えを務め、通算427試合登板の中崎翔太投手(31)は、若い中継ぎ陣の精神的支柱だった。
中崎は今季、開幕2軍も、5月16日に昇格すると、最後まで1軍に同行した。勝ちパターンを支える中継ぎとして、僅差の劣勢の展開での登板を中心に35試合で1勝0敗、7ホールド、防御率2・73。1投球回あたり何人の走者を出したかを表すWHIPは0・94を残した。0点台はチームが連覇した17年以来の好成績だった。ただ、数字に表れない貢献に、苦しいシーズンとなった栗林も感謝を口にする。
「1、2年目はブルペンの中がずっと緊張していたんですけど、ザキさんがいることでオンとオフがしっかりできていたなと思います。中継ぎみんなでご飯に行くのもザキさんがやってくれたりするので、やりやすい雰囲気ができていた」
中継ぎにとって、登板に向けて控えるブルペンはマウンドよりも長く過ごす職場でもある。職場の空気づくりはどの世界も年長者の影響が色濃い。中継ぎは毎日登板に備え、出番がなくても肩をつくることも珍しくない。心身ともに過酷なポジションだからこそ、中崎は率先してブルペンの雰囲気づくりに努めたという。
「僕より年上の選手が(ブルペンに)いなくなって、今の若い選手はグッと(自分の世界に)入る選手が多かった。決して悪いことではないけど、1回から9回まで何もしゃべらずにいると、本当お通夜みたいになるんですよ。それだけは避けたいと思って、今年ブルペンに入ったら、そういうところはやっていこうかなと思っていた」
マウンドでは鉄仮面を被り、普段はおとなしいイメージもある。だが、ブルペンでは後輩をいじったり、笑わせたりと明るく振る舞った。もちろんピリッとさせるところはさせる。今季はそこに、結果も伴った。有形無形の貢献。5年ぶりAクラス入りを支えた広島中継ぎ陣の団結力は、救援防御率3・14だけでは語れない。【広島担当=前原淳】
やはりブルペンでは、中崎投手の存在はリリーフ陣にとってはかなり大きかったようです。
中継ぎ投手陣はほぼ毎日のように肩を作って、試合展開に合わせて登板しなくてはならないという、非常に過酷な環境の中にあります。
本文にもありますが、今季の中崎投手は若い投手に対してコミュニケーションを積極的に取るように務めたそうです。それでなくても中継ぎ投手陣は孤独な雰囲気が漂う中で、中崎投手は若手投手と会話などをして、ネガティブな雰囲気を変えてきたそうです。
ドリヨシ的には中崎投手は真面目過ぎて、自身の事しか考えていないのかと思っていましたが、ブルペンでは若手投手をいじったり、笑わせたりと、良い雰囲気作りに貢献したという事で、全く違う一面を見せてくれています。
来季も若いブルペン陣が多い中で、中堅所の中崎投手がしっかり牽引して、チームのリーグ優勝と日本一の影の立役者として頑張って欲しいと思います。もちろん、中崎投手自身もしっかり結果を残して、若手のリリーフ投手陣の信頼をさらに勝ち取ってください。
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