いじめは一般に弱い対象、反抗できない対象、弱まっている対象に行うことが多く、いじめられる側にも原因があるという人もいる。
しかし、その考えはおおかた違うといえる。
いじめ心理は肉食動物の行動にかなり近似しているため、動物衝動と考えられる。
肉食動物は獲物として小さく弱い対象、ケガなどして逃げられない対象、幼く攻撃力の弱い個体を狙う傾向が強く
自分よりも強い対象である成長して攻撃性を備えた大人の個体を狙うことが少ない。
自分がかなわない強い対象を標的にしない。
いくら肉食動物でもハイエナがライオンやワニを襲わない。
それは自分が強い個体を襲うことによって、自分が逆に攻撃されて痛い思いをし、死ぬこともあることを本能的に知っているからだと考えられる。
よって、弱く無抵抗の対象を獲物として狙う。
肉食動物はそのような弱い個体を食べ、内臓まで引き出し、食い散らかし、満腹になって満足する。
そのようなことを肉食動物が繰り返し行っていると、弱い対象を見ただけで涎が分泌されるのだろう。
この行動は人間の例でいえば、弱い人間や立場の弱い人間、社会弱者などを見るといじめたくなるのだと考えられる。
人が世界中の動物と大きく違うところは、弱い立場の者、子供やお年寄りなどを見て助けようとしたり
何か役に立とうとする、人をみてかわいそうに思ったり、他人でも助けようと思う心理は人だけが持つ心理であり、大変人間らしく崇高な心理である。
そのような崇高な考えで社会や人に役立とうとする考えで人類が発展してきている事実がある。
逆に人間でも犯罪性向のある者は弱いものを見たり、人の弱みに付け込み人をいじめたりする。
そのような人間は姿かたちは人間でも心は肉食動物のような下等動物とあまり変わらない心理をしている。
そのような人間は往々にして、凶悪犯罪などの犯罪行為を犯すことが多く、そのような性格の癖は治りにくいために刑務所などの強制施設での矯正が必要になる。
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