今から40年から35年前、私は中学生、高校生であった。
多くの人が運動系の部活動をしていた。
その中で体を鍛えるという名目で、運動中は喉が渇いても水分補給は厳禁と部活の先生も
先輩も言っていた。
理由はスタミナをつけるためには水分補給はよくないという理由だったと思う。
しかし、近年の科学では水分補給をせずに激しい運動を続ければ、血液がドロドロになり血栓が生じやすくなり
夏は特に熱中症や心筋梗塞や脳梗塞の原因になり突然倒れたり死亡することも多々あることが医学の常識だ。
それと、私の学校では日曜日も休みなく部活動をしていたが、休養もせずに運動することでの弊害もある。
現代スポーツ科学では、運動のし過ぎは筋肉を疲弊させることが知られている。
当時の学校の先生は1日でも部活を休むと感覚が鈍るとの考えだった記憶している。
どちらも、科学的な研究が途上の中での誤った考えだった。
事実、過去には水分補給をしないために、運動後に突然死することが時々あったと記憶している。
現代の医学研究で中高年では特に、急な激しい運動の直後に心筋梗塞や脳梗塞などで突然死する頻度が高いことが知られている。
若い人のように細胞分裂が活発で成長期には激しい運動は心肺機能を高めるだろうが、
中高年で若い時の気持ちで激しい運動は少し考え物であると思う。
激しい運動の目安として、言葉として疲れたとかしんどいなどの単語が出ないようだとオーバーワークだそうだ。
中高年で体力を高めたいなら、8割程度で「まだもう少しできそうだ」と思うところでや
めるのがベストのようだ。
海外の大学の研究によると、体力をつけるには週に2回以上の運動が必要だそうだが、
筋力など退職維持には2週間運動しなくと筋力は低下しないそうだ。
週に5日仕事などで通勤で階段の上り下り、電車での立っての通勤でも
そこそこ筋肉は使っているので、体力が温存されると考えられる。
中高年での激しい運動は健康に逆効果であることがあることを心にとめよう。
理想は週に3回程度、ほどほどの強度の筋力トレーニングだろう。
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