2023年02月28日
春季キャンプ打ち上げ!
【カープ新井語録】「捕手坂倉は上々スタート」「救援陣は開幕までに仕上げて」
2/28(火) 21:09配信
中国新聞デジタル
キャンプを終え、グラウンドキーパーに感謝を伝える新井監督(手前)
【新井語録】(28日)
―春季キャンプを終えました。
充実したキャンプだったし、あっという間だった。選手をしっかり見て、コミュニケーションをたくさん取ろうとしたキャンプだったが、一日一日が本当にあっという間に過ぎて気がつけばキャンプが終わっていたという感じ。
―野手の競争をどう見ますか。
ベテラン、主力級は順調な仕上がり。実戦形式、練習試合を含めて若手は最初の方はうまく対応できていなかったが、2試合前からしっかりとスイングできるようになってきた。
―救援陣の競争についてはどうですか。
みんないい球を投げていると思う。ただ、対外試合になると相手がいて結果が出るが、その次の登板で修正して開幕までに仕上げていってもらいたい。
―機動力野球を掲げています。
走者がみんなボールに対していい反応をしているなと感じる。足が速い選手だけじゃなく、そんなに足が速くない選手でも何かあったら次の塁を狙うという姿勢は感じている。
―機動力野球復活のために1番が大事になります。固定したいですか。
いろんな考えがあると思うね。固定できたらいいけど、今アキ(秋山)が1番多いんかな?やっぱりまずは相手が嫌な打順はどうなのかなを考えていきたい。だからアキ1番っていうのは相手は嫌だと思うし。その他の打順もこれから色々と試していこうと思う。
―キャンプのMVPは誰でしょうか。
みんな頑張ってたからね。あえて今年はね、個人名は出さないです。
―キャンプの点数は何点ですか。
何点ですかね。100点って言えばいい?じゃあ100点で。
―坂倉は捕手に専念してのキャンプでした。
私が思っていたより、早く階段を上がっているのかなと見える。最初はすごく苦労するスタートになるんじゃないのかなと思っていたが、「キャッチャー坂倉」として上々のスタートを切れたんじゃないかなと思う。
中国新聞社
あっと言う間に春季キャンプが終わりました。新井監督1年目のキャンプでしたが、選手の皆さんが活き活きと動いていた印象があります。
しかし、新井監督は常にポジティブに物事を捉えていますね。悪い結果を決して選手のせいにはしません。新井監督が選手を全面的に信頼している証ではないでしょうか。
ドリヨシ的には、救援陣については、特に森浦投手が心配です。上体だけで投げており、球に力が十分伝わっていないような感じがします。中崎投手も徐々に良かった時の状態に近づいているようですが、まだ完全ではありません。逆にアドゥワ投手の調子が良くなっています。動くストレートが効果的です。オープン戦での登板が楽しみです。あとは矢崎投手のケガの具合が心配です。
機動力については、走塁意識が高まっているのは確かにあります。盗塁のチャレンジも積極的です。このままオープン戦でも継続して欲しいですね。
対外試合で、打線が湿りがちでしたが、26日のオープン戦では16安打と活発でした。主力選手がそろえば、セ・リーグでも恐ろしい打線になるのは間違いありません。心配なのは新外国人のデビッドソン選手の打撃です。日本のピッチャーにタイミングが取れるのかどうか、見極める必要があると思います。
先発投手陣では、九里投手が心配です。ピッチングフォームがバラバラになっている感じがして、球威が今一つですし、変化球のキレがありませんでした。オープン戦の間にどれだけ修正できるか注目です。
開幕まであと1ヶ月です。キャンプの疲れが出てくるのもこの時期ですから、選手の皆さんにはケガに十分注意して欲しいと思います。
2023年02月24日
キャンプ休日も投手陣が続々調整!
週末 オープン戦へ キャンプ休日でも投手陣続々… 開幕投手候補 大瀬良&九里 広島カープ
2/24(金) 17:06配信
RCC中国放送
中国放送
今週末からいよいよオープン戦が始まる広島カープ。24日は、沖縄キャンプ最後の休日でしたが、投手陣が球場に姿を見せました。
午前10時のコザしんきんスタジアム(沖縄市)。あす25日(土)から始まるオープン戦に備え、開幕投手候補の2人が調整に訪れました。
25日の巨人戦に先発予定の 大瀬良大地 は、横山竜士 コーチを相手にキャッチボールをしてオープン戦初戦の登板に備えました。
広島カープ 大瀬良大地 投手
「打たれていい登板はないので、しっかりと抑えられたらいいなと思いますし、打たれたら打たれたで、課題を持ち帰られる時期でもあるので、抑えに行く中で課題を見つけて、マウンドを降りれたらいいかなと思います」
大瀬良と同じく25日登板予定の 九里亜蓮 は、キャンプで仲良くなった新加入の 戸根千明 とキャッチボール。和やかな雰囲気で汗を流しました。
広島カープ 九里亜蓮 投手
「オープン戦でしかできないことがあると思うので、バッターの反応を見たりだとか、自分の投げたいボールを投げたり、そのときの自分の調子であったり、そういうものによって変わってくるけど、しっかりと課題を持ってマウンドに上がって投げたい」
「まっすぐに関してはオフシーズンからやってきていることなので、そのへんの反応は見られたらいいと思っている」
室内練習練習場では、ルーキー3人が自主練習。
沖縄に来てから休みなく球場に来ている 長谷部銀次 は、次回の登板に向け、同期の 河野佳 相手にフォームを確認しながら力強いボールを投げていました。
広島カープ 長谷部銀次 投手
「投げるフォームの再現性。いいボールがいく確率がまだ低いので、そこを上げていくのが一番の課題」
「まずは体重移動を安定させようということで、そういったドリルに取り組んでいるので、固めるという点でも、きょうは重点的に取り組みました」
カープは、あす25日(土)から沖縄キャンプ最終クール。この土・日は、巨人・中日とオープン戦を戦います。
中国放送
いよいよ明日からオープン戦がスタートします。という事で、今日は沖縄キャンプ最後の休日でしたが、投手陣が続々とオープン戦前の調整を行いました。
明日の那覇での読売とのオープン戦は我らがエースの大瀬良投手が先発します。大瀬良投手は日南キャンプから順調に調整が進み、今季開幕投手の筆頭に名乗りを上げました。明日の読売戦で短いイニングとは思いますが、どのようなピッチングをするのか、楽しみですね。
同じく明日の読売戦に登板予定の九里投手も調整は順調のようです。昨年末からアメリカへ渡り、自身のピッチングフォームなどを徹底的にチェックして、理想のフォームに近づけるべく、頑張って来ました。明日はその成果を試すピッチングとなるので、こちらも楽しみですね。
もう一つ楽しみなのが、現役ドラフトで読売からカープに移籍してきた戸根投手です。戸根投手も明日の古巣読売戦に登板することになっています。「いろんな思いを抱えることにはなるでしょうけど、勝負事。そこに遠慮だったりとか、旧友と対戦すると思うけど、そこに情けは無用でいけたら」とコメントしています。21日のロッテとの練習試合では1イニングを投げて3安打2失点と打たれているだけに、明日の読売戦で結果を残して弾みをつけたいところです。
カープは明日から3月26日まで16試合のオープン戦が予定されています。
2023年02月22日
手術明けの森下投手と床田投手がブルペンで投球!
【広島】森下暢仁がブルペンで37球 シーズンに向けて「その準備をしている」
2/22(水) 20:21配信
東スポWEB
森下暢仁
復活へのステップをまたひとつクリアした。広島の森下暢仁投手(25)が22日、沖縄県沖縄市のコザしんきんスタジアムのブルペンで投球を行った。最初の19球は立ち投げ。その後、捕手を座らせて37球を投げ込んだ。
前回のブルペンでは立ち投げが45球、座らせてからが6球だった。この日も直球以外にカーブ、カット、チェンジアップを投げた。森下は「(感触は)良かった」と話し「いい感じに来ていると思うので、このままいく」と笑みを浮かべた。
昨年10月に受けた右ひじの手術の影響は今、ほとんど残っていない。シーズンに向けて「その準備をしている」とした上で「アクシデントがあればまた(調整が)変わってくるけど、今のところは全然大丈夫で練習している」と語った。
東スポWEB
広島・床田寛樹、ブルペンで130球の熱投 新井監督「18勝3敗、防御率1・20ぐらい(はいける)」
2/22(水) 14:46配信
サンケイスポーツ
広島・床田寛樹
広島春季キャンプ(22日、沖縄)昨夏の右足首骨折から復活を目指す床田寛樹投手(27)がブルペンで130球を投げた。「足は全然、問題なくいけた。球数を投げても思ったより投げられた。良かった」。
投球後には新井監督から「18勝3敗、防御率1・20ぐらい(はいける)」と新井節≠ナ太鼓判を押された。昨季の8勝が自己最多の左腕は「どうですかね。(達成できるか)分からないです」と高すぎるノルマ設定に苦笑いだったが、なにはともあれ、開幕ローテ入りに向け、順調なステップを踏んでいる。
開幕に間に合うかどうか、心配していた森下投手と床田投手ですが、共に順調に調整が進んでいるようです。
森下投手は37球を投げました。19球目まではほぼ20秒以内の間隔で投げ続け、20球目からはラプソードで数値を確認しながら18球を投げ込みました。
ストレートに加え、カーブ、カットボール、チェンジアップを投げ、球速は前回の130キロ台から140キロ台になりました。森下投手は順調に調整が進んでいますね。このまま順調にいけば、オープン戦終盤あたりで実戦登板出来るのではないかと思われます。ドリヨシ的には、開幕に間に合わなくてもいいので、じっくり負荷をかけながら調整して欲しいと思います。
床田投手も順調の仕上がりを見せています。右足関節骨折からの復活を目指す床田投手は、初めて會澤選手を相手にブルペンに入りました。今はストレートのキレが悪いと振りかえる床田投手は、週末のオープン戦での登板に向けて、予定より多い130球を投げ込みました。新井監督からは「230球も投げたの?すごいな。230球? 18勝3敗 防御率1.20くらいだな」とジョークが飛びました。會澤選手がキャッチャーだったという事もあり、床田投手も気合いが入っていたようです。
森下投手も床田投手も、今季は二桁勝利は確実に出来ると思います。ただ、心配なのは、両投手共に手術明けという事で、実戦登板に入った時にスタミナがどの程度持つかです。おそらく、首脳陣も考えているでしょうから、無理はさせないと思います。
まずは週末のオープン戦での床田投手のピッチングに注目ですね。
2023年02月18日
沖縄キャンプ初の紅白戦で、大瀬良投手、九里投手、ドラ5河野投手が好投!
広島の開幕投手候補・大瀬良&九里が紅白戦で好投 ともに2回無失点
2/18(土) 16:40配信
デイリースポーツ
紅白戦で先発し、上々の仕上がりに満足げな表情を浮かべる大瀬良(撮影・田中太一)
「広島紅白戦、白組2−3紅組」(18日、コザしんきんスタジアム)
広島が沖縄キャンプ初となる紅白戦を行い、開幕投手候補の大瀬良大地投手と九里亜蓮投手がそれぞれ好投した。
大瀬良は初回を無失点発進。二回もわずか9球で3つのアウトを奪った。予定していた球数よりも少なかったため、投球を“おかわり”。持丸を二ゴロに打ち取り、最後は石原を空振り三振に斬った。直球の最速は151キロを計測。2回で打者9人に投げて1安打無失点だった。
九里も粘り強い投球。初回無死一塁では韮沢を二ゴロ併殺打に打ち取るなど無失点。二回もストライクゾーンで勝負し、スコアボードに「0」を刻んだ。2回で打者8人に投げ2安打4奪三振の無失点だった。
広島ドラフト5位・河野佳投手、紅白戦初登板で好投 最速147キロ直球に多彩な変化球で2イニング無失点
2/18(土) 22:03配信
中日スポーツ
◇18日 広島沖縄キャンプ 紅白戦(沖縄県沖縄市)
広島のドラフト5位ルーキー・河野佳投手(大阪ガス)が18日、初の実戦登板で万能ぶりを見せた。紅白戦で変則ルールの2イニングを無失点。打者8人に対し、安打は西川の二塁打1本、2四球、2三振だった。
最速147キロだったストレートに多彩な変化球を織り交ぜ、「自分の持ち味を少しは出せたと思う」と安定感のある投球を披露した。新井貴浩監督は「良かったんじゃないか。スターターとブルペンで後ろの両方の適性があると思う」と評価。先発、中継ぎ両にらみで調整させていく考えを明かした。
1軍組では、同じく先発と中継ぎ両にらみのドラフト3位の益田武尚投手(東京ガス)も評価を高めている。万能タイプの右腕が2枚加われば、投手陣のアクシデントなどリスクに幅広く対応できるようになる。
中日スポーツ
今日は沖縄キャンプ初の紅白戦が行われました。
白組先発の大瀬良投手はほぼ完璧なピッチングを披露しました。2イニングを投げて1安打無失点でした。MAX151キロのストレートと変化球のコンビネーションで相手打者を手玉に取っていました。
紅組先発の九里投手は持ち味の粘りのピッチングを展開しました。1回ノーアウト1塁で、韮澤選手をセカンドゴロ併殺に打ち取るなど、ゾーンで勝負して抑えました。九里投手も2イニングを投げて2安打4奪三振無失点でした。
大瀬良投手も九里投手も順調に調整が進んでいるようです。開幕には万全の体勢で臨めそうですね。手術明けの森下投手や床田投手も状態が良さそうなので、先発4本柱はほぼ確定かもしれません。
そしてドラフト5位ルーキーの河野投手も好投を見せました。2イニング、打者8人に対し、1安打2四球2三振でした。河野投手の持ち味はストレートを中心に多彩な変化球を織り交ぜて相手打者を打ち取るピッチングですが、今日はその持ち味をしっかり出せたのではないかと思います。
河野投手は先日の日南キャンプでのシート打撃で打球を右足に受けて、状態が心配でしたが、全く大丈夫のようです。ルーキーの投手では、ドラ3の益田投手が注目されていますが、河野投手も名乗りを上げてきましたので、先発ローテーション争いや、リリーフ投手争いがし烈になってきましたね。
明日は宜野湾に移動して、DeNAとの練習試合が予定されています。いよいよ対外試合が始まります。特に若手選手のアピールに注目ですね。
2023年02月17日
森下投手が右肘手術後初めてのブルペン投球!
広島・森下暢仁「順調にきていると思う」 右肘手術後、初めて捕手を座らせて投球練習
2/17(金) 19:21配信
サンケイスポーツ
ブルペン入りした広島・森下暢仁(撮影・中島信生)
広島春季キャンプ(17日、沖縄)森下暢仁投手(25)が沖縄2次キャンプ初日からブルペンに入り。昨秋に右肘手術後、初めて捕手を座らせて直球を4球、カットボール、カーブをそれぞれ1球ずつの計6球を投げた。「順調にきていると思う。8割ぐらいの力で投げる状態まで上がってきている」。45球の立ち投げが終わった後に捕手を座らせた。開幕を視野にリハビリを続けている右腕について、新井監督は「ここまでプラン通りにきている。でも『焦る必要はない』といっている。(実戦復帰登板は3月の)オープン戦になると思う」と見通しを示した。
沖縄2次キャンプがスタートしました。森下投手がブルペンに入り、昨年秋の右肘手術後初めてキャッチャーを座らせて投球練習をしました。
まずキャッチャーを立たせて45球、その後キャッチャーを座らせてストレートを4球、カーブ、カットボールをそれぞれ1球ずつを投げました。投球を受けたキャッチャーの持丸選手は「ナイスボールです!」と何度も声をかけました。
森下投手はこのまま順調にいけば、シーズン開幕に間に合いそうです。床田投手とともに、手術後の状態が良く、この2人のピッチャーが開幕に間に合えば、セ・リーグでも最強の先発ローテーションが組めそうです。
新井監督は森下投手の実戦復帰登板は3月のオープン戦になるとの見通しを示しました。暖かい沖縄で徐々に出力を上げて、キャンプが終わる頃には100%の状態になっているといいなと思います。
2023年02月16日
アドゥワ投手、今季1軍復活なるか?
【カープ】アドゥワ誠「1軍切符」 動く球、新井監督も期待
2/15(水) 10:01配信
中国新聞デジタル
1軍切符をつかんだアドゥワ
広島東洋カープのアドゥワ誠投手が「1軍切符」をつかんだ。2軍スタートだったが、17日から1軍の沖縄2次キャンプに合流が決定。「ここからしっかりアピールしたい」と意気込む。
2018年、53試合に登板。故障に泣かされ、ここ3年は1軍登板がなかった。「以前と違って、今は(痛みなく)普通に投げられる」。昨年12月、リリース時の体の傾きを抑えるようにしたことで、右肘をやや下げたスリークオーターのフォームに変わった。
12日の紅白戦で1回無失点と好投し、首脳陣の評価を高めた。新井貴浩監督は「球の強さもある。彼の特長である動く球。それも動いている」と期待を寄せた。
中国新聞社
アドゥワ投手が復活の兆しを見せています。
2年目の2018年は開幕を1軍で迎え、一度も2軍に落ちることなく中継ぎとして活躍しました。3年目の2019年は4月10日に1軍昇格。4月23日の中日戦でプロ初先発。5月12日のDeNA戦でプロ初完投でシーズン初勝利を挙げました。この試合はドリヨシも覚えていますが、たしか母の日で、母の日仕様のユニフォームで試合をしたと思います。鈴木誠也選手、磯村選手と共にヒーローインタビューを受けたはずです。
2020年は2軍生活で、9月26日の2軍での登板を最後に実戦から離れました。球速を追い求めた結果、上半身に頼ってピッチングのバランスを崩し、肘に負担がかかって故障しました。10月に右肘関節の手術を受けました。
2021年は春季2軍キャンプでブルペンで立ち投げするまで回復しましたが、別の場所の肉離れを起こして、ほとんど投げる事が出来ませんでした。
昨年は3月30日の2軍戦で実戦に復帰し、1軍復帰は果たせなかったものの、2軍公式戦で計20試合に登板しました。シーズン終了後はフェニックスリーグにも参加しました。
この5年間で、天国と地獄を経験したアドゥワ投手です。それだけに、今季は1軍のマウンドへなんとしても上がりたい思いは強いと思います。アドゥワ投手の持ち味はナチュラルに動くストレートです。新井監督も一目置くアドゥワ投手のピッチングですが、対外試合でどのような結果を残せるか注目です。
2023年02月14日
床田投手が骨折後初のシート打撃に登板!
【広島】床田寛樹、シート打撃で右足骨折から195日ぶりに打者と対戦「投げる不安はない」
2/14(火) 18:35配信
スポーツ報知
今キャンプ初めてシート打撃に登板した広島・床田寛樹(カメラ・畑中祐司)
広島の床田寛樹投手が14日、宮崎・日南キャンプでシート打撃に登板した。昨年8月3日のDeNA戦(横浜)で右足関節骨折し、リハビリを続けていた。打者相手の投球は195日ぶり。打者12人と対戦し、安打性の打球は2本のみ。開幕ローテ入りに順調な調整をアピールした。
「もっと荒れるかなと思いましたけど、普通にストライクも取れましたし、良かったなと思います。投げる不安は、もうない。どんどん状態を上げていけたら」
34球を投じ、直球の最速は144キロを計測した。宇草との対戦ではバットを折る場面もあった。
「あまり納得のいく球はなかったけど、あれは今日、一番手応えがありました。空振りを取りたい球で取れなかったりはあったけど、しっかりゴロを打たせられたので、そこは良かったと思います」
今キャンプでは一部のランニングをのぞいて、メニューをこなしてきた。
「(残る不安は)ベースカバーとバント処理。試合のテンションの中で突発的な動きがどうかなと。沖縄に行ったらやるので問題ない。大丈夫だと思う。予定していたより、ちょっといい感じでできている」
左腕の投球に、首脳陣も一安心。新井監督は「彼の場合はちゃんと投げられるかというだけのこと。今日見て、問題ないんじゃないのかなと。ただ、やっぱり身長に一段一段上げていって欲しい」と求めた。
報知新聞社
床田投手が徐々にエンジンをかけてきました。打者12人に34球を投げ、安打性の打球を2本にとどめる上々の内容を披露しました。
床田投手は昨年8月に右足関節を骨折し、打者相手の投球は約半年ぶりとなりましたが、ストレートには力強さがあり、変化球でも空振りを奪う場面もありました。
末包選手、宇草選手、羽月選手の3人と交互に対戦して安打性の打球は2本でした。新井監督も一定の評価をしていました。
とはいえ、まだ足に不安の残る床田投手です。ピッチングに関しては問題ありませんが、投内連携などで足への負担がどれだけかかるか、未知数なところがあります。沖縄での2次キャンプで、いろいろな動きを試すものと思いますが、焦らず、じっくり負荷をかけて欲しいと思います。
床田投手は骨折の関係で下半身のトレーニングが十分ではありません。なのでシーズンに入っても、長いイニングを投げるスタミナに課題がありそうです。そこを首脳陣が上手くサポート出来れば、今季床田投手は二桁勝てると思います。
2023年02月13日
黒田球団アドバイザーの柔和な指導法!
広島・黒田博樹球団アドバイザーが7年ぶりに投球練習を見た感想は
2/13(月) 15:00配信
サンケイスポーツ
ブルペンでケムナ誠(右)と話す黒田博樹球団アドバイザー
【球界ここだけの話】
日米通算203勝を挙げ、背番号「15」が広島の永久欠番に指定されているレジェンドが7年ぶりに帰ってきた。宮崎・日南市の天福球場での広島春季キャンプの5日。初指導を終えた黒田博樹球団アドバイザー(48)は「疲れましたね」と笑った後にこう振り返った。
「(2016年の引退から7年も)現場から離れていた。久しぶりにピッチャーの投球を間近で見て、やっぱりプロの投げるボールはすごいと感じましたね、一番」
午前9時過ぎにジャージー姿で球場入り。投手陣の前で「質問したいことがあれば、しっかりした答えを出せるようにします。僕自身が勉強しながら皆さんのサポートをしたい」とあいさつ。メイングラウンドでキャッチボールを見守った後、ブルペンに足を運び、投手の後ろ側から投球練習に目を光らせた。
注目はその指導法だった。米大リーグから広島に復帰した2015年から2年間、同僚だった九里には「今どんなイメージで投げている?」と投球後に話し掛け、D3位・益田(東京ガス)や大卒5年目の島内には投球の合間のタイミングを見計らって「球種は何を投げる?」と自ら歩み寄った。社会人2年目の松本には3種類のフォークの投げ方を身ぶり手ぶりで伝えた後に「あとは自分次第だから」と付け加えることも忘れなかった。
「(選手が)聞きたいことを掲示した方が引き出しが増えるのかなと思う。あまり細かいところは気にせず、今はのびのびとやってもらえればいいと思う。しびれる場面や勝負はもっと先」
現役時代の男気≠竍ミスター完投≠フ硬派なイメージから一転、指導者としては柔和な接し方が目立った。自身の経験を強制するのではなく選手に寄り添う指導法は、2学年下の新井貴浩監督(46)に共通するところ。厳しい練習を耐え抜き、チームを代表するエース、4番になった2人ではあるが、時代に沿ったやり方で新しい伝統をつくっていく。(柏村翔)
黒田球団アドバイザーの存在は、チームにとって非常に大きいと思います。新人投手から主力の投手まで、1人1人投球練習に目を光らせ、硬いアドバイスをするのかと思いきや、その投手に合った柔らかい指導をしていました。
特に、来月開催のWBCに出場予定の栗林投手に対してのアドバイスは、栗林投手にかなりプラスになるものになったと思います。WBCの公式球はほぼメジャー仕様と同じく、滑りやすい性質を持っていて、フォークボールが落ちにくいそうで、栗林投手が苦労していたようですが、黒田球団アドバイザーの過去のメジャーでの経験をふまえ、ボールの性質や、フォークボールの握り方などをアドバイスして、栗林投手も手応えを感じていました。
黒田球団アドバイザーは17日まで日南に滞在し、主に投手に対して指導を続けるそうです。
今季は新井監督と黒田球団アドバイザーの強力タッグで、チームをどんどん盛り上げていきます。今度の日曜日から対外試合がスタートしますが、選手の皆さんの戦い、特に投手陣の活躍に期待ですね。
2023年02月12日
新井監督が初の紅白戦にご満悦!?
広島・新井監督 初の紅白戦に充実感「いいものを見せてくれたなー、みんな」2軍選手のアピールに笑顔
2/12(日) 19:33配信
スポニチアネックス
<広島 日南春季キャンプ 紅白戦>スタメン発表で笑顔を見せる新井監督(左)と藤井コーチ(撮影・平嶋 理子)
◇紅白戦 紅組3−3白組 (特別ルール)(2023年2月12日 宮崎・日南)
新井貴浩新監督となり初の実戦となる広島の紅白戦が12日、宮崎・日南で行われた。
注目の新外国人選手・デビッドソンが白組の「3番・三塁」で出場し、2番・野間、4番・西川とシーズンさながらの打線を形成。また紅組には秋山、マクブルームといった主軸が出場するなど、見どころの多かった23年初戦となったが、新井監督の手応えは別にあった。
試合後、自ら切り出し「きょうは良かったですね。ファームから来た選手、ニラ(韮沢)にしても(曽根)海成にしても、(高橋)昂也にしても、薮田にしても、アドゥワにしてもね。ファームから来た選手がすごくいいものを見せてくれたと思いました」と、キャンプ2軍スタートとなった選手の躍動振りに目を細めた。
長丁場のシーズンは、1軍固定メンバーだけで乗り切れるわけがない。選手層の厚いチームが首位戦線に残るのも事実で、戦力の底上げは重要だ。この日は、指名打者を多数起用し、紅組12選手、白組11選手の特別ルールで選手のプレーに目を光らせた。もちろん2軍選手だけでなく、同監督は「1軍で今やっている若い選手。田村もそうだしね。いいものを見せてくれたなー、みんな。若い選手。良かったなと思いましたね」と、アピールを続けた選手の姿に充実の表情を見せていた。
ドリヨシもテレビ中継で紅白戦を観ましたが、選手の皆さんがすごくアグレッシブだなと感じました。特に若手選手のアピールが目立ちました。ドリヨシ的には、若手選手では大盛選手、田村選手が良かったですね。大盛選手は打撃ではスイングスピードが速くなった感じがしますし、ブレが少なくなったのではないかと思います。田村選手は打撃ではフォームの形が崩れにくくなり、ボールをバットの芯に当てやすくなったのかなと思います。また、ライトの守備では、頭を越そうかというライナー性の打球を好捕するなど、攻守にわたり1軍生き残りをアピールしました。
本文にあるように、長いシーズンを安定して戦う為には、1軍の選手だけでは難しいです。なので、2軍の選手の戦力の底上げが重要です。今日の紅白戦では、韮澤選手、曽根選手、木下選手、高橋投手、薮田投手、アドゥワ投手と、元々ポテンシャルの高い選手が活躍してきています。新井監督も充実した表情をしていました。
選手の皆さんのやる気満々のプレーが続出することで、1軍、2軍区別なく、より活性化されていきます。沖縄2次キャンプの帯同目指して、特に若手選手の皆さんは必死です。
紅白戦で秋山選手が「チーム1号」アーチ!
広島“チーム1号”の秋山翔吾「いろんな狙いを持ってやれた」キャンプ初実戦で貫禄の一打
2/12(日) 20:25配信
デイリースポーツ
6回、秋山は右越えに2ランを放つ(撮影・山口登)
「広島紅白戦、白組3−3紅組」(12日、天福球場)
紅組の「1番・中堅」で先発出場した秋山翔吾外野手(34)が、“チーム1号”を放った。
六回の第3打席。無死二塁で白組5番手・藤井から一発。カウント3−1からの内角寄りのフォークを鋭く振り抜くと、打球はそのまま右翼フェンスを越えた。今キャンプ初実戦で貫禄の一打。「感触は良かったです。いろんな狙いを持ってやれたかなと」と振り返った。
打つポイントを引きつけていた昨季の打撃から、右足の踏み込みを重視した新フォームに挑戦中。「実戦の機会に立ちながら、色んな選手と話をして。『個』の力が伸びていく中、時期が迫ってきた時に、勝つということに対して向かっていけばいいと思う。今はとにかく上の年齢の選手、下の年齢の選手それぞれが力を伸ばすことに集中して。活気があれば何よりかなと思います」と語った。
このキャンプで初の紅白戦が行われました。紅組の1番センターでスタメン出場した秋山選手が、6回にライトスタンドへ同点の2ランを放ちました。白組藤井投手のフォークボールを完璧に捉えました。
昨季途中にカープに電撃加入した秋山選手は、カープで初めてのキャンプを送っています。若手選手と見間違うほどキレのいい動きを見せており、開幕に向けて順調に走り出しています。
秋山選手個人には、将来的には2000本安打がかかっており、その達成のためにも、今季は重要なシーズンです。秋山選手のコンディションを苦しめてきた扁桃炎も、昨年10月に扁桃摘出手術で解決しただけに、今季にかける思いはとても強いです。今日のホームランは、開幕1軍スタメンを大きく手繰り寄せるものになったのではないでしょうか。