2025年01月13日
2年ぶりの開幕投手を狙う大瀬良投手。
広島カープ投手陣で最年長 大瀬良大地 開幕投手をめざす くやしさを胸に「どのチームよりも長く野球を…」
1/13(月) 19:06配信
RCC中国放送
中国放送
週末の広島カープ情報です。プロ12年目の 大瀬良大地(33) は、マツダスタジアムでの自主トレーニングを公開しました。
広島カープ 大瀬良大地 投手(1月12日)
「おはようございます。ことしもよろしくお願いします」
大瀬良は、大道温貴 や 小林樹斗 とともにキャッチボールやタイム走を行い、汗を流しました。
新井監督が「変化の年」と宣言し、若手の台頭が期待される今シーズンですが、投手陣最年長の33歳が狙うのは “2年ぶりの開幕投手” です。
広島カープ 大瀬良大地 投手
「(開幕投手を)目指してもいいかなと思えるほどの成績というか、昨年は残せたかなと思うので。(首脳陣が)若手にどうのこうのみたいな話をよくされていますので、ただ、ぼくたち上の年代の人間もそこに抗って、負けたくないなというふうな思いもありますし、だからこそ(開幕戦のマウンドに)立ちたいなという」
昨季成績 25試合 155イニング 6勝6敗 防御率1.86
昨シーズンは自己最高の防御率1点台をマークするも、優勝を逃した終盤の失速がオフでもこびりついて離れなかったという大瀬良。7年ぶりの頂点を目指し、ことしも腕を振ります。
大瀬良大地 投手
「(昨季の)くやしさというのは、シーズンで勝って、どのチームよりも一番長く野球をして初めてそのくやしさを晴らせるものだと思いますので、そこに向けてしっかりと準備をしてチーム一丸となってやっていけるように、まずはこの期間、しっかりとけがをしないようにいい準備をしてシーズンを迎えていきたいと思います」
◇ ◇ ◇
石田充 アナウンサー
ことしは3月下旬、マツダスタジアムで開幕戦ということです。
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
誰になるか楽しみです。
石田充 アナウンサー
坂倉将吾 選手がバッテリーを組むのかどうか。その相手は誰なのか。新人の 佐々木泰 選手はどんな起用になるのか…。
天谷宗一郎 さん
そうでうね。わくわくが止まらないですね。
(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)
中国放送
シーズン開幕まであと2か月余りです。プロ12年目となる大瀬良投手にとっては、今季はまさに勝負のシーズンになるかと思います。
昨季の大瀬良投手は25試合に登板し、6勝6敗で防御率は1.86でした。なんと言っても防御率が素晴らしかったですね。6敗の内容も、ゲームメイクはしっかり出来ているのですが、味方打線の援護がなく、涙をのむケースが多かったと思います。そんな中で光ったのが、マツダスタジアムでのロッテとの交流戦でノーヒットノーランを記録した事です。
大瀬良投手はこれまでストレートとカットボールでグイグイ押していく本格派のスタイルでしたが、昨季あたりから両サイドを丁寧に突いて、相手打者を打ち取っていく技巧派のスタイルに変わりました。
チームは選手の世代交代が進んでいく途中です。投手陣も若手投手が台頭しつつある中ですが、勝負所ではやはりキャリアを積んだ中堅やベテラン投手の力が必要不可欠です。大瀬良投手はチーム最年長投手になり、投手陣全体をまとめる立場になりました。今季は味のあるピッチングで、若手投手を引っ張っていかなくてはなりません。そういった意味でも、今季の大瀬良投手の存在意義はかなり重要です。
7年ぶりのリーグ優勝、そして41年ぶりの日本一を目指して、脂の乗った大瀬良投手が遮二無二腕を振り続けます。