2025年01月03日
秋山選手が昨年9月の大失速について言及。責任を痛感。
【広島】秋山翔吾、9月の歴史的大失速は「息切れっぽく見えてるだけ」チームリーダーとして猛省
1/3(金) 16:24配信
日刊スポーツ
広島秋山翔吾(2024年12月21日撮影)
ラジオ文化放送は3日、広島秋山翔吾外野手(36)がパーソナリティーを務める「秋山翔吾の打って守ってしゃべります」を放送。タイガース前田健太投手(36)をゲストに招き、広島が陥った昨季9月の大失速を振り返った。
広島は昨季、8月終了時点で首位。リーグ優勝を見据えていたが、9月にリーグ最多タイの20敗(5勝)を記録し、首位陥落だけでなくCS進出も逃した。秋山は「『こんなに止まらないもんかな』って。誰かがホームランをドカンと打って勝ちましたとかもなかった」と感覚を明かした。
古巣広島の戦いをマメにチェックしていた前田は「カープ優勝やんと思った。普通に行けばカープが優勝って。でも前半戦を引っ張ってきた(大瀬良)大地、森下、(九里)亜蓮、床田とかがちょっと勝てなくなってきて苦しくなったよね」と話した。だが秋山は「彼ら(先発陣)が9月どうこうって全く思えない。あれだけの高い水準の先発ピッチャー陣が抑えてくれたゲームを、前半戦でもっと勝てる試合がなかったかって感じ。9月の失速は息切れっぽく見えてるだけで、モチベーションを優勝に向けて高くキープできる勝ち試合をもっと前半に持って来られたんじゃないか」と責任感を口にした。
さらに秋山はチームリーダーとしての思いも吐露。「(ミーティングで)チームに声をかけてとか、なかったね。DeNAは選手でやったって記事で見た。でもそれは勝った後に話すと『これがターニングポイントでした』ってなる。余裕かましてるわけじゃないけど、(選手)それぞれのペースもあるし。(ミーティング)やった次の日ってギクシャクする可能性もあるなと思ってて。その機を逃してしまったのは大きな反省」と語った。
続けて「1回集まって顔を見て、『このメンバーで最後頑張ろう』って言うだけでも良かったかもしれない。自分が試合に出ることももちろん(大事)だけど、それができなかったら(自分がチームに)いる意味がない」と悔いを明かした。
今日、東京の文化放送でオンエアされた「秋山翔吾の打って守ってしゃべります」の中で、秋山選手が昨年9月のカープの大失速について語りました。
本文にも書いてありますが、「あれだけの高い水準の先発ピッチャー陣が抑えてくれたゲームを、(シーズン)前半戦でもっと勝てる試合がなかったかって感じ。9月の失速は息切れっぽく見えてるだけで、モチベーションを優勝に向けて高くキープできる勝ち試合をもっと前半に持って来られたんじゃないか」と秋山選手は振り返っています。何が言いたかったのかをドリヨシは考えましたが、まず、野手陣の打撃が活発ではなく、先発投手陣やリリーフ投手陣に負担をかけてしまう試合が多かったのを反省しているのかなと思います。僅差のゲームをなんとか勝っていく試合ばかりで、余裕で勝つ試合は本当に少なかった印象です。また、負け試合も僅差で負ける試合が多く、いかに投手陣が頑張って、野手陣の打線が貧打だったかが分かります。
秋山選手は人一倍責任感の強い選手ですから、自身がチームを牽引しきれなかった事も反省しています。カープの選手は真面目な人が多く、感情を露わにしたり、ムードを盛り上げる選手が少ない感じがします。(その割にはスキャンダルが多いような気もさますが⋯。)なので、秋山選手だけでチームを牽引していくのは大変だと思います。
ドリヨシ的には、ベテラン選手の菊池選手、松山選手、會澤選手あたりと共に背中でチームを引っ張る姿を若手選手に見せていけたらいいのではないでしょうか。若手選手では、矢野選手、羽月選手、中村健人選手あたりがチームのムードを盛り上げる働きをしっかりして欲しいと思います。
昨季の秋山選手は1番に定着してからはヒットを量産し、リーグ3位のヒット数を記録しました。まさにカープ打線の切り込み隊長としての役割を果たしました。2000安打が見えてくる今季は、秋山選手にとっても大事なシーズンになります。選手の皆さんをどんな形で盛り上げていくのか、注目です。