広島の“聖域”を脅かす存在は? 19年目の名捕手に挑む逸材…注目の2番手争い
1/4(土) 11:18配信
Full-Count
19年目を迎える會澤翼、2024年は57試合に出場
広島・會澤翼(左)と石原貴規【写真:イワモトアキト】
2018年以来のリーグ優勝を目指す広島は2025年、先発ローテを担っていた九里亜蓮投手がオリックスにFA移籍、2023年に守護神を務めた矢崎拓也投手が現役ドラフトでヤクルトに移籍するなど主力選手の穴埋めが急務とされる。また、ここ数年、會澤翼が担っていた“第2捕手”も例年以上に競争が激化しそうだ。
2025年の正捕手は、坂倉将吾が務める可能性が高い。2024年は121試合に出場し、捕手でのスタメンは64試合。打撃を活かすため、一塁での起用もチームトップの49試合と併用が続いた。今季、一塁での起用が見込まれる新助っ人のエレフリス・モンテロが日本の野球に適応すれば、坂倉は捕手としての出場が増えそうだ。
大黒柱としてチームを支えてきた會澤は、19年目を迎える。球団初の3連覇、侍Jでも活躍した36歳の“経験値”は大きな戦力だが、會澤の居場所を脅かす選手の出現も待たれるところだ。
1番手は2024年に56試合に出場した石原貴規。30試合にスタメン出場し打率.230、3本塁打の成績を残した。6年目の2025年は坂倉に続く第2捕手の座を確立させたい。
2軍にも捕手の逸材が多い。6年目の持丸泰輝は2024年、2軍で打率.268、2本塁打、16打点と打撃でアピール。4年目の高木翔斗は自己最多の41試合に出場した。20歳の清水叶人も40試合に出場し経験を積んだ。15年目を迎える磯村嘉孝も2軍で打率.288を残した。
1軍の捕手枠は3枠が予想される。例年だと坂倉、會澤の2枠が決まり、残り1枠を争う構図だった。激しい“第2捕手”争いがチームの底上げにつながるのは間違いないだろう。
Full-Count編集部
カープの「正捕手」問題は、まだ続いているとドリヨシは思っています。正捕手は坂倉選手で決まりだと考えているカープファンも多いかもしれませんが、ドリヨシ的には坂倉選手にはキャッチャーの資質に物足りなさを感じます。なので、ドリヨシのわがままかもしれませんが、現在登録されているキャッチャー全員で正捕手の座を争って欲しいと思っています。
會澤選手は今季19年目を迎えるベテランです。本文にもありますが、會澤選手はカープのリーグ3連覇や、侍ジャパンの正捕手として、2019年のプレミア12の世界一に貢献した実績があります。ドリヨシ的には會澤選手にシーズン通して頑張って欲しいと思っていますが、昨季會澤選手は、1人のキャッチャーがシーズンずっとスタメンを張るのは体の負担が大き過ぎるとコメントしていました。特に夏場の酷暑の中で毎試合出場する事はかなり負担になるらしいです。なので、第2、第3のキャッチャーの台頭が不可欠です。
ドリヨシは既に1軍でもどっしりとキャッチャーのプレーを任せられる選手が1人いると思っています。それが磯村選手です。磯村選手はプロ15年目の32歳です。1軍経験も豊富ですし、堅実な守備は我々ファンに安心感を与えてくれます。人間性も素晴らしいものがあります。そんな磯村選手ですが、昨季は1軍の試合に10試合しか出場していません。球団は磯村選手に対してあまりにも過小評価し過ぎているように感じます。ドリヨシは磯村選手をサブの筆頭に、何なら正捕手に起用してもいいのではと思います。
次に石原選手を挙げたいですね。石原選手はまだ伸びしろがあります。昨季は56試合に出場し、巧みなリードと勝負強いバッティングを見せてくれました。自主トレでソフトバンクから読売へ移籍した甲斐選手に弟子入りするなど、スキルアップに意欲的です。将来の正捕手は石原選手が一番近いかなと思います。
本文にもありますが、ファームでは持丸選手、高木選手、清水選手が頑張っています。ファームの選手も切磋琢磨しながらレベルアップして、1軍を突き上げる事が出来るようになれば、チーム全体で活性化が図れると思います。
2月からの春季キャンプや実戦の中で、それぞれのキャッチャーがどのようにアピールするのか、楽しみですね。
-
no image