2024年12月30日
若鯉選手達よ!来季はブレイクするのじゃ!
育成2位→即支配下の“逸材” FA流出の穴埋めに期待…広島ルーキーが示した可能性
12/30(月) 18:05配信
Full-Count
広島1位入団の常廣はプロ初登板で初勝利、新人5選手が1軍デビュー
広島・常廣羽也斗(左)と佐藤啓介【写真:小池義弘】
広島の2024年は、8月まで単独首位に立つも9・10月に7勝22敗の大失速。68勝70敗5分の4位でシーズンを終えた。6年ぶりのリーグ優勝は逃したが若手選手が躍動した1年でもあった。ここでは2023年ドラフトで入団したルーキー8人の1年を振り返る。
ドラフト1位の常廣羽也斗投手は、シーズンの大半を2軍で過ごすも9月中旬に1軍に初昇格を果たした。プロ初登板初先発となった9月15日のDeNA戦で、5回1失点でプロ初勝利をあげるなど、2試合に登板し1勝0敗、防御率2.45。来季はオリックスにFA移籍した九里亜蓮投手に代わる先発として期待がかかる。
2位の高太一投手、3位の滝田一希投手はシーズン最終戦となった10月5日のヤクルト戦でプロ初登板。高は2回無失点、滝田は4回1失点でプロ初勝利と、1位の常廣と共に大卒投手3人が1軍で大器の片鱗を見せた。
野手で輝きを放ったのは育成2位で入団した佐藤啓介内野手。開幕から2軍で好調をキープし、6月7日に支配下選手登録。1軍では7試合に出場し15打数2安打の打率.133だったが、2軍ではチームトップの打率.288、4本塁打、33打点を残した。
同じ育成で1位入団の杉田健投手も2軍で新人トップの18試合に登板し2勝5敗、防御率3.12。持ち味の速球を武器に活躍し、来季の支配下登録に期待がかかる。4位の仲田侑仁内野手はシーズン最終戦に「4番・一塁」でプロ初出場初先発。将来の大砲候補として首脳陣の期待も大きい。
5位の赤塚健利投手、育成3位の杉原望来投手も、まだ課題は多いが2軍で順調に経験を重ねている。指名した8人のうち5人が1軍デビューを果たした2023年組。7年ぶりのリーグ優勝に挑む来季、プロ2年目を迎える選手たちの飛躍に期待がかかる。
Full-Count編集部
来季に向けて戦力を整えつつある我らが広島東洋カープですが、本文に書いてある選手は特に注目される選手になります。
今季のカープは9月頭まではリーグ首位でしたが、その直後から歴史的大失速を喫し、終わってみればBクラスの4位でした。実にもったいないシーズンを送りましたね。その原因としては、夏場の疲れが投手陣にも野手陣にも同時に出てしまった事が挙げられます。こうした苦い経験を二度としないように、若手選手の底上げが急務です。
ドラフト1位ルーキーの常廣投手は、調整の遅れもあってシーズンのほとんどを2軍で過ごしましたが、プロ初登板初先発となった9月15日のDeNA戦で、プロ初勝利を挙げました。大学ナンバーワンピッチャーの片鱗を覗かせました。来季は先発ローテーションの柱の一つとなってもらいたいところです。
ドラフト2位ルーキーの高投手と、ドラフト3位ルーキーの滝田投手にも期待がかかります。10月5日のヤクルトとの最終戦で、2人共に好投し、滝田投手はプロ初勝利を挙げました。高投手と滝田投手には中継ぎ左腕としての活躍が期待されます。
育成選手も支配下契約目指してアピールがすごいです。打撃で目立ったのが、育成ドラフト2位ルーキーの佐藤選手でした。開幕から2軍で無双し、しばらく打率4割をキープしていました。6月7日に支配下選手となり、1軍の試合にも出場しました。7試合に出場しましたが、さすがに1軍の壁は厚かったようです。しかし、この1軍の経験が佐藤選手のハートにさらに火をつけたようで、今季2軍では打率.288、4本塁打、33打点の成績をおさめました。来季は再び1軍目指しての戦いになりますが、佐藤選手にはファーストのレギュラー奪取を目指して欲しいですね。
育成ドラフト1位ルーキーの杉田投手は、ドリヨシ的に見ると、マウンドさばきがうまいです。そして何よりも強気のピッチングが魅力です。ストレートが武器の本格派ですが、来季は残りわずかな支配下枠を勝ち取り、1軍デビューを果たして欲しいと思います。
ドラフト4位ルーキーの仲田選手は、将来の主軸候補です。体はもう出来上がっていますので、あとは結果を残すのみです。今季のヤクルトとの最終戦でファーストでプロ初スタメンで出場し、プロ初ヒットも記録しました。来季は1軍ベンチ入りを目指すシーズンになります。
ドラフト5位ルーキーの赤塚投手は、ドリヨシは早いうちに1軍登板があるかなと思っていたのですが、自身ねバワーに頼り切ったピッチングをする癖があり、ピッチング内容が一辺倒になってしまいました。結局今季は1軍登板はありませんでしたが、課題が見つかったので、ピッチングの技術力を向上させて、来季は1軍登板を果たして欲しいと思います。
来季は今季のような大失速をしないためにも、若手選手の底上げは必要です。将来を有望視されたダイヤモンドの原石は沢山あります。大化けする若手選手がいる事を祈ります。
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