ルーキーから主力まで34選手が集合 広島カープ キャンプに向けて本格始動
1/15(水) 19:08配信
RCC中国放送
中国放送
広島カープは、15日から主力選手たちと新人が一緒になった合同自主トレがスタートしました。2月に始まるキャンプに向けて本格始動です。
広島カープ 佐々木泰 選手（ドラフト1位）
「青山学院大学から来ました 佐々木泰 です。よろしくお願いします」
恒例ともいえる新人たちの初々しいあいさつから始まった合同自主トレ（大野練習場 広島・廿日市市）。初日に参加した34人の選手の中には、右ひじの手術からのリハビリを続けている守護神・栗林良吏 の姿も…。
軽めのキャッチボールやランニングをこなしながらも積極的にルーキーに話しかけました。
広島カープ 佐藤柳之介 投手（ドラフト2位）
「（出身の）富士大学から6人、プロ野球選手が出たので、それを知ってくださっていて、『すごいね』というふうに声をかけていただきました。どういうトレーニングをしているかだったり、すごく緊迫した場面で登板することが（栗林さんは）多いので、そういうピンチのときの心構えというか、どういう気持ちでマウンドに上がっているかっていうのを聞いてみたいです」
ドラフト1位ルーキーの 佐々木泰 は去年、負傷した左肩のリハビリを続けながらもバッティング練習では豪快なスイング。キャンプに向けて順調な回復ぶりを見せます。
佐々木泰 選手
「キャンプが一番、本当にしんどい期間になると思いますし、追い込む期間になると思うので、そこに向けてしっかり下地を作るというか、万全の状態で（キャンプが始まる2月）1日から入れるように今、その下地作りをがんばっている途中です」
― あせりはないですか?
「あせりはだいじょうぶです」
参加した野手では最年長の31歳、野間峻祥 は、練習前に選手を集めて話をするなどリーダーシップを発揮。自身、2度目の規定打席をマークしたシーズンオフに体重を5キロ増やすなどさらなる進化を求めて11年目のシーズンに臨みます。
広島カープ 野間峻祥 選手
「まずはやっぱり体作りというか、トレーニングをしっかり、瞬発系というかをやりながら、バッティングフォームだったり、いろいろ考えながらやっております。“見せ筋” じゃないよということを見せられるようにがんばります（笑）」
温かいムードに包まれた初日ですが、新井貴浩 監督は「調整よりも競争に期待している」と話す1月。キャンプインまであと半月です。
野間峻祥 選手
「もう一回、いちからしっかりアピールしてキャンプ、オープン戦もありますし、そこでしっかり結果を出して開幕にスタメンで名前が入っていけるようにしっかりがむしゃらになってがんばってやっていきたいなと思います」
◇ ◇ ◇
新本穂乃佳 アナウンサー
注目したいのが、ドラフト2位の佐藤柳之介投手です。ほかの選手と違うところが、練習中に帽子をかぶっていることです。2つの理由があって、まず1つは試合のときに帽子をかぶるので試合のときと同じ視界に制限されながら練習するため。もう1つは単に髪の毛がじゃまだということだそうです。
そんな佐藤投手を含めたルーキー8人は、午後からアスリートのパフォーマンスに影響するといわれる “歯” の状態をチェックするため、検診に向かいました。
（RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより）
中国放送
チームの合同自主トレがスタートしました。野間選手や大瀬良投手らの主力選手にドラフト１位の佐々木選手ら新人選手も加わり、ランニングやノックに取り組みました。
参加野手で最年長の野間選手は、クッション性の高いスパイクに変更しました。「けがにつながらないような道具選びも大事。また一から結果を出して、開幕スタメンに入っていけるように」と気持ちを新たにしました。野間選手にとっても、レギュラーポジションが保証されている訳ではありません。外野手では、秋山選手以外は未確定です。野間選手をはじめ、末包選手、田村選手、大盛選手、中村健人選手などの若手選手に加え、ドラフト４位の渡邉選手や新外国人選手のファビアン選手と、大激戦の外野手争いです。
昨秋の明治神宮大会で左肩を痛めたドラフト１位の佐々木選手は打撃練習もこなし、「初めて顔を合わせる先輩もいて緊張しましたが、楽しく一日を過ごせました」とコメントしました。佐々木選手は右の大砲の即戦力として期待される内野手です。ポジションはサードですが、このサードも激戦区で、昨季はショートからコンバートされた小園選手がいますし、新外国人のモンテロ選手もいます。若手の内田選手や仲田選手も虎視眈々と狙っています。間違いなく打撃力のある選手が起用されるでしょうから、佐々木選手がどれだけ食い込めるか注目です。
２月１日のキャンプインに向けて、選手の皆さんはそれぞれにペースを上げてきています。
