2023年02月13日
黒田球団アドバイザーの柔和な指導法!
広島・黒田博樹球団アドバイザーが7年ぶりに投球練習を見た感想は
2/13(月) 15:00配信
サンケイスポーツ
ブルペンでケムナ誠(右)と話す黒田博樹球団アドバイザー
【球界ここだけの話】
日米通算203勝を挙げ、背番号「15」が広島の永久欠番に指定されているレジェンドが7年ぶりに帰ってきた。宮崎・日南市の天福球場での広島春季キャンプの5日。初指導を終えた黒田博樹球団アドバイザー(48)は「疲れましたね」と笑った後にこう振り返った。
「(2016年の引退から7年も)現場から離れていた。久しぶりにピッチャーの投球を間近で見て、やっぱりプロの投げるボールはすごいと感じましたね、一番」
午前9時過ぎにジャージー姿で球場入り。投手陣の前で「質問したいことがあれば、しっかりした答えを出せるようにします。僕自身が勉強しながら皆さんのサポートをしたい」とあいさつ。メイングラウンドでキャッチボールを見守った後、ブルペンに足を運び、投手の後ろ側から投球練習に目を光らせた。
注目はその指導法だった。米大リーグから広島に復帰した2015年から2年間、同僚だった九里には「今どんなイメージで投げている?」と投球後に話し掛け、D3位・益田(東京ガス)や大卒5年目の島内には投球の合間のタイミングを見計らって「球種は何を投げる?」と自ら歩み寄った。社会人2年目の松本には3種類のフォークの投げ方を身ぶり手ぶりで伝えた後に「あとは自分次第だから」と付け加えることも忘れなかった。
「(選手が)聞きたいことを掲示した方が引き出しが増えるのかなと思う。あまり細かいところは気にせず、今はのびのびとやってもらえればいいと思う。しびれる場面や勝負はもっと先」
現役時代の男気≠竍ミスター完投≠フ硬派なイメージから一転、指導者としては柔和な接し方が目立った。自身の経験を強制するのではなく選手に寄り添う指導法は、2学年下の新井貴浩監督(46)に共通するところ。厳しい練習を耐え抜き、チームを代表するエース、4番になった2人ではあるが、時代に沿ったやり方で新しい伝統をつくっていく。(柏村翔)
黒田球団アドバイザーの存在は、チームにとって非常に大きいと思います。新人投手から主力の投手まで、1人1人投球練習に目を光らせ、硬いアドバイスをするのかと思いきや、その投手に合った柔らかい指導をしていました。
特に、来月開催のWBCに出場予定の栗林投手に対してのアドバイスは、栗林投手にかなりプラスになるものになったと思います。WBCの公式球はほぼメジャー仕様と同じく、滑りやすい性質を持っていて、フォークボールが落ちにくいそうで、栗林投手が苦労していたようですが、黒田球団アドバイザーの過去のメジャーでの経験をふまえ、ボールの性質や、フォークボールの握り方などをアドバイスして、栗林投手も手応えを感じていました。
黒田球団アドバイザーは17日まで日南に滞在し、主に投手に対して指導を続けるそうです。
今季は新井監督と黒田球団アドバイザーの強力タッグで、チームをどんどん盛り上げていきます。今度の日曜日から対外試合がスタートしますが、選手の皆さんの戦い、特に投手陣の活躍に期待ですね。
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11863122