2024年09月16日
24回戦@マツダ 広島2−11横浜DeNA 森下投手5回6失点KO。リリーフ陣も打たれ大敗。自力V消滅。
【谷繁元信】両先発2回に明暗 広島森下シーズン終盤の疲れ見え大量失点、DeNA東の立ち直り許す
9/16(月) 20:12配信
日刊スポーツ
広島対DeNA 2回表DeNA2死二塁、佐野に中前適時打を浴びた森下(撮影・加藤孝規)
<広島2−11DeNA>◇16日◇マツダスタジアム
CS圏内を争う両チームは先発が明暗を分けた。広島森下、DeNA東とも“不安要素”を抱えていた。森下は前回まで2試合続けて打ち込まれていた。東は32試合続いたクオリティースタートが前回で止まり、さらに昨季から全試合でバッテリーを組んでいた山本が離脱。伊藤と組むのは2シーズンぶりとなった。良くなかった次の登板。お互い、この日が大事だった。
立ち上がりは、2人ともピリッとしなかった。森下は真っすぐが狙ったところにいかず、変化球の精度も悪かった。1死から牧に打たれたソロは、追い込んでから投げたフォークを拾われた。対する東も1死から坂倉に同点ソロ。2球で追い込みながら、高めの真っすぐを運ばれた。3球勝負にいったのか、それとも見せ球だったのか、中途半端だった。キャッチャーが代わって迎えた立ち上がり。バッテリー間の意思疎通が、うまくいかなかったように映った。
明暗が分かれたのは2回だ。すぐに追い付いてもらった森下だが、宮崎、桑原に連打。追い込んでからの変化球が甘かったのは、牧のソロと同じだった。伊藤の勝ち越し打は、カットボールを外角低めに投げられていたが、切れがなくヒットゾーンに運ばれた。下半身に粘りがないため、球離れが早い。シーズン終盤の疲れだろう。これで3試合続けて6回未満、4失点以上。修正できないままでいる。一方の東は、2回からは自分のペースで投げられた。状態はそこまで良くなかったと思うが、やはり2回で5点リードは大きかった。
2人の明暗は、そのまま両チームの戦い方を示している。広島は、やはり先発が頑張らないと苦しい。10勝の森下が次回までの調整で復調できないと、チームは厳しくなる。
DeNAは、2回の攻撃が象徴的だ。先頭の宮崎が二塁打を打ったが、桑原は送らなかった。右打ちの意識はあったかもしれないが、引っ張った当たりが三遊間を抜けた。結果オーライと言われかねない攻撃でも、そこからつながった。もっとも、森敬の絶妙なセーフティースクイズに東の犠打もあった。小技も交え大量点を奪い、先発を助けた。打てば勝てるし、打たなければ苦しくなる。DeNAの戦い方であり、選手も理解していると思う。
シーズンも大詰め。広島、DeNAとも、これまで戦ってきたスタイルを、どれだけ機能させられるか。それが、最後に勝負を分けるだろう。(日刊スポーツ評論家)
ついに自力優勝の可能性が消滅しました。悲しい限りです。ここまでカープが大失速するとは、誰が思ったでしょうか。
先発の森下投手は全くらしくなかったですね。本文で野球解説者の谷繁さんが指摘されている通り、森下投手はシーズン終盤になって疲れが出てきています。下半身の粘りがなくなって球離れが早く、ストレートに威力がないのに加え、変化球のキレもなくなっています。強力DeNA打線が捉えられない事はありません。初回はDeNA牧選手のソロホームランで先制されるも、その裏はDeNA先発の東投手から坂倉選手のソロホームランですぐ1−1の同点に追いつきました。試合が振り出しに戻って、森下投手に粘って欲しかったのですが、2回表にDeNA宮崎選手の2ベースを皮切りに6安打を集中され5失点し、1−6とされました。DeNA先発が東投手である事を考えれば、致命的な失点となりました。正直、森下投手は使えない状態だと思います。登録抹消すべきではないでしょうか。
その後はリリーフ陣も崩れて、終わってみれば18安打11失点の大敗となりました。カープの得点は初回の坂倉選手のソロホームランと、6回の菊池選手のタイムリーの2点のみでした。
昨日は素晴らしい勝ち方をしたカープ、勢いに乗るかなと思いましたが、やはりダメでした。チームは64勝59敗5分けで貯金が5となりました。4位DeNAとは1ゲーム差になりました。CS進出すら危うくなりました。選手の皆さん、かなり疲れているようです。
さて、明日は試合はありません。あさってからは神宮でヤクルトとの2連戦です。カープとしては、勝っていくしかありませんが、どんな結果になることやら…。
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