2024年09月16日
23回戦@マツダ 広島10−2横浜DeNA ドラ1ルーキー常廣投手がプロ初登板初先発初勝利!打線は14安打10得点の猛攻で大勝!連敗を6で止める!
【広島】常広羽也斗プロ初登板初勝利「自分らしく腕を振ることができた」チームの連敗6で止めた
9/15(日) 22:22配信
日刊スポーツ
広島対DeNA 力投する広島先発の常広(撮影・加藤孝規)
<広島10−2DeNA>◇15日◇マツダスタジアム
広島常広羽也斗投手(22)が、プロデビュー登板で大仕事をやってのけた。5回まで毎回走者を背負いながら、7安打1失点。「ファームでやっていたことが出せたので良かったと思います。自分らしく腕を振ることができた」。初登板初勝利で、チームの連敗を6で止めた。
1回、先頭梶原を直球2球で追い込み、フォークで空振り三振を奪う滑り出し。2死から連打を浴びて2死二、三塁のピンチを招くも、宮崎をフルカウントから高めから落とすフォークで見逃し三振を奪った。直後には味方打線から大量4点の援護をもらった。2回以降も毎回走者を出しながら1失点で踏ん張った。低めに伸びる真っすぐは最速153キロを計測し、フォークやカットボールも効果的。右ふくらはぎがつりかけるも、5回2死満塁で桑原を三ゴロに打ち取ってマウンドを譲った。
新井監督が“切り札”と期待し、2月から準備していた。調整遅れの中で沖縄春季キャンプに同行させ、1軍の水に慣れさせた。開幕を2軍で迎え、実戦では思うような投球ができない登板も続いたが、シーズン半ばから指揮官の中では常広のデビュー登板のタイミングをうかがっていた。1軍に合流した10日には「あのタイミングで1度(1軍の首脳陣や選手に)会っていたので、すんなり入れました」とすぐに溶け込むことができた。初マウンドでの落ち着いた投球にもつながり、“切り札”としての期待に見事に応えた。【前原淳】
▽広島新井監督(初登板初勝利の常広に)「緊張したと思うんですけど、期待通りのピッチングをしてくれたと思います。打者に向かって行けていた。結果を気にせずに腕を振ればいいよと言っていたので、その通りのいいピッチングだったと思います」
▼ルーキー常広がプロ初登板を白星で飾り、チームの連敗を6で止めた。広島の新人で初登板初勝利は17年加藤以来、7年ぶり13人目になる。過去に初登板初勝利でチームの連敗を5で止めた新人は84年津野(日本ハム)と86年西川(南海)がいるが、チームの6連敗以上を止めたのは常広が初めてだ。
ドラフト1位ルーキーの常廣投手がプロ初登板初先発初勝利をマークしました。おめでとうございます。常廣投手がチームの連敗を止めたのも大きいと思います。打線は今までの鬱憤を晴らすかのように爆発しました。もしかしたら今日の試合が潮目になるかもしれません。
先発の常廣投手は初回からランナーを背負うピッチングでした。1回表、2アウトからDeNA佐野選手とオースティン選手の連打で2、3塁とされましたが、宮崎選手を見逃し三振に取りました。
2回表はヒットと四球などで2アウト1、2塁とされましたが、DeNA梶原選手をセンターフライに打ち取りました。
3回表は先頭のDeNA牧選手と佐野選手の連打でノーアウト2、3塁のピンチを招きます。1アウト後、DeNA宮崎選手のサードゴロの間に1点を失いましたが、後続を断ち、最少失点で切り抜けました。
4回表は1アウトから四球と送りバントで2アウト2塁とされましたが、梶原選手をレフトフライに取りました。
5回表は1アウトからDeNA佐野選手とオースティン選手の連打と山本選手の死球などで2アウト満塁の大ピンチを招きましたが、DeNA桑原選手をサードゴロに打ち取りました。
常廣投手は5回92球と球数を要しましたが、7安打1失点の粘りのピッチングを見せてくれました。味方の大量援護もあったのも、常廣投手に勇気を与えてくれたと思います。
打線は初回から猛攻を見せました。DeNA先発の吉野投手を攻め、先頭の秋山選手がライト前ヒット、2アウト後、野間選手が四球で1、2塁とし、小園選手がセンターへ2点タイムリー2ベースを放ち、2−0と先制しました。矢野選手がレフト前ヒットで1、3塁とし、末包選手がレフト前へタイムリーを放ち、3−0としました。なおも1、2塁から菊池選手がレフトへタイムリー2ベースを放ち、4−0としました。初回から試合の主導権を握りました。
2回裏は先頭の秋山選手がレフト前ヒット、1アウト後、堂林選手が四球を選び1、2塁とします。DeNAは2番手の京山投手に代わりましたが、野間選手が四球で1アウト満塁とします。2アウト後、矢野選手がフルカウントから押し出しの四球を選び、5−0としました。この矢野選手の四球は大きかったですね。
4回裏は先頭の坂倉選手と堂林選手の連打で1、2塁としました。DeNAは3番手の坂本投手に代わります。続く野間選手はセカンドゴロ併殺打に倒れ、2アウト3塁になりました。野間選手はこの打席でバントを試みましたが、失敗していました。野間選手は小技が下手くそなのが気に入りません。ここでチャンスは途切れたかと思いましたが、続く小園選手がレフト前タイムリーを放ち、6−1。小園選手が2盗を決めて2アウト2塁とし、矢野選手がライトへタイムリー2ベースを放ち、7−1としました。野間選手は救われましたね。
6回裏はDeNA4番手の山崎投手を攻め、1アウト後、小園選手がライト前ヒットで出塁。続く矢野選手のサードゴロをDeNA宮崎選手が悪送球してノーアウト2、3塁とします。2アウト後、菊池選手がレフトスタンドへ3ランを放ち、10−1として試合が決まりました。
6回からは継投に入り、6回表は塹江投手が無失点。7回表は森浦投手が2アウトからDeNA戸柱選手と桑原選手に連続2ベースを浴びて10−2とされました。8回表は島内投手が無失点。9回表は長谷部投手が無失点に抑えて試合が終わりました。
本当に久しぶりに快勝できました。ナイスゲームだったと思います。チームは6連敗でストップし、64勝58敗5分けの貯金6としました。首位読売に4ゲーム差。2位阪神に2ゲーム差です。
大事なのは明日の試合です。明日のカープの先発は森下投手、DeNAは東投手です。森下投手は3連敗中です。調子どうこうではありません。明日は勝てるピッチングをお願いします。そして打線は東投手に食らいついて、泥臭く得点を重ねて欲しいと思います。
ちなみに、カープは残り16試合ですが、これを11勝5敗以上の成績でいけば、まだ逆転Vの可能性はあるかもしれません。
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12707070