2024年09月12日
21回戦@マツダ 広島2−9読売 守護神栗林投手が大乱調で逆転負け。堂林選手気迫の2打点とアドゥワ投手からの必死の継投もフイに。首位読売と3ゲーム差に。
広島・栗林 痛恨の投球に沈痛「申し訳ないしかない」まさかの4四死球で逆転許す
9/11(水) 22:22配信
デイリースポーツ
9回、モンテスに勝ち越しの押し出し四球を与えて降板する栗林
「広島2−9巨人」(11日、マツダスタジアム)
広島が2点リードの九回に一挙9失点で悲劇的な逆転負けを食らった。4四死球で逆転を許し、セーブ失敗となった守護神・栗林良吏投手は「大事な試合で勝てなかったのは申し訳ないしかない」と責任を背負った。
栗林は2−0の九回から登板。先頭の代打・中山、丸に連続四球を与え、坂本には左前打とされて無死満塁のピンチを迎えた。ここで新井監督がマウンドに直接赴き、「結果どうこうじゃなくてしっかり気持ちで勝負してこい」と激励の言葉をかけられるも事態は好転せず。次打者・吉川に押し出し死球、岡本和に同点適時打、モンテスに勝ち越しの押し出し四球を与えて降板となった。
右腕は投球について、「大事な試合というのは分かっていますし、勝たなきゃいけないという気持ちももちろんありましたけど、いつもより力んでるか、と言われたらそうではない」と説明。その上で、「アドゥも含めてハーンも頑張ってつないでくれて、野手の皆さんも本当になんとか点を取ってくれた中でのマウンドだったので、申し訳ない気持ちもありますし、こうやって大事なところを、大事な試合で、勝てなかったのは申し訳ないしかない。自分としてはそういう気持ちしかない」と唇をかみしめた。
チームは悪夢の3連敗。首位・巨人とは3差に拡大し、3位・阪神とは0・5差になっている。
9月に入って、我らが広島東洋カープは大失速してしまいました。今日は間違いなく勝利を手にすることが出来る試合だっただけに、9回の悪夢の逆転負けはあまりにも痛すぎます。ドリヨシ個人としては、今日の敗戦でリーグ優勝は風前の灯となったと思います。それどころか、Aクラス確保すら危うくなってきた感じです。
打線は読売先発のグリフィン投手にほぼ完璧に抑えられていました。が、4回裏、2アウトから小園選手が泳ぎながらもライト前へチーム初ヒットで出塁すると、2盗を成功させ、続く堂林選手がレフトへタイムリー2ベースを放ち、1−0と先制しました。カープが先制したのは久しぶりではないでしょうか。
さらに6回裏は1アウト後に矢野選手が四球で出塁し、続く小園選手がライト前ヒットで1、3塁としました。そして堂林選手がレフトへ犠牲フライを打ち、2−0とリードを広げました。
カープ先発のアドゥワ投手は立ち上がりから低めを丁寧に突くピッチングで読売打線を抑えました。アドゥワ投手の持ち味が十分出たと思います。6回67球無失点は先発投手として上出来ですね。7回からは継投に入り、7回、8回とハーン投手がしっかり抑え、試合は2−0で9回表を迎えます。
当然の事ながら守護神の栗林投手が登板しました。しかし、先頭の代打の読売中山選手にストレートの四球を与えました。栗林投手のストレートが高めに抜けていたので、ドリヨシ的にはこれはヤバいかもと思いました。続く丸選手にも四球を与えて1、2塁に。坂本選手にレフト前ヒットでノーアウト満塁の大ピンチとなりました。続く吉川選手にはカウント0−2と追い込みながら死球を与えて押し出しとなり、2−1となりました。さらに岡本選手にカウント1−2とこれも追い込みながらもレフト前にタイムリーを浴びて2−2の同点となりました。続くモンテス選手にはストレートの四球を与え、押し出しとなり2−3と逆転を許してしまいました。ここでカープは森浦投手に交代しましたが、読売門脇選手にライト前タイムリーを浴びて2−4。浅野選手にセンター前タイムリーを浴びて2−5。1アウト後、代打の読売長野選手にセンター前に2点タイムリーを浴びて2−7。2アウト後に大道投手に代わりましたが、読売増田選手にセンターへ2点タイムリー3ベースを浴びて2−9とされました。このイニング、読売は打者13人の猛攻で9得点を挙げる超ビッグイニングになりました。
栗林投手の状態がかなり悪い今日のピッチングでしたが、2者連続四球を与えたところで次のピッチャーに交代するなど、早く手を打てば結果は違ったかもしれません。ですが、栗林投手には絶対的な信頼を寄せているだけに、交代は難しかったでしょうか。
これでチームは3連敗です。9月に入って2勝7敗と大失速になっています。選手の皆さんは本当に悔しい思いをしていると思います。我々カープファンも悔しい思いをしています。ドリヨシ的には今のカープの勢いを考えると、今季リーグ優勝は難しいかもしれないです。それどころか、クライマックスシリーズ進出すら危ういと感じています。
全国のカープファンの皆さん、可能性がある限りは全力で応援しましょう。ドリヨシも私見を述べましたが、それでもカープが好きなので、優勝して欲しいです。なので最後の1試合まで応援していきましょう!
明日のカープの先発は床田投手、読売は戸郷投手です。緊迫した投手戦になりそうですが、明日はカープらしい泥臭い野球を見せて欲しいものですね。
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