2023年03月19日
オープン戦@マツダ 広島5−5オリックス(9回規定により引き分け) 九里投手7回1失点好投!リリーフ陣踏ん張れず一時逆転を許すも、松山選手執念のタイムリーでドロー。
広島・九里亜蓮、7回1失点 志願の111球に「公式戦を想定して球数をしっかりと投げたかった」
3/19(日) 17:14配信
サンケイスポーツ
広島先発の九里亜蓮(撮影・沢野貴信)
(オープン戦、広島5―5オリックス、19日、マツダ)開幕ローテ入りを決めている広島・九里亜蓮投手(31)が先発し志願して111球を投げ7回3安打1失点にまとめた。
「公式戦を想定して球数をしっかりと投げたかった。6回終わった時点で90球だったので(コーチに)『もう1イニング行かせてください』と言いました。ストライク先行で粘り強くゼロでいけた」
本番モードで臨み、一回にいきなり野口への1球目の直球が甘く入り右中間へ先制ソロを浴びたが、二回以降は多彩な変化球で相手打線に的を絞らせず追加点を許さなかった。三回は連打と暴投で1死一、三塁のピンチを招いたが無失点にしのぎ、四回以降は無安打に抑えた。
「投球フォームの正確性や力を込めたときの球筋がズレている。(修正できるように)やっていかないといけない」
この日を含めオープン戦3試合に登板し計12回9被安打2失点と調子を上げてきた。昨季は6勝どまりだったが、2021年には13勝を挙げ最多勝のタイトルを獲得した実力者。1試合の登板を挟み、マツダ開幕となる4月4日の阪神初戦に向かう。
九里投手のピッチング内容がかなり心配でしたが、今日のピッチングで不安要素が払拭されました。ナイスピッチングでした。
立ち上がりは崩れました。1回表、オリックス先頭の野口選手にライトスタンドへソロホームランを浴びて先制を許すと、続くオリックス西野選手に四球を与えました。でも、その後はランナーを出しても粘って投げて、それ以上の得点は許しませんでした。ストライク先行で、優位に立ったピッチングだったと思います。
九里投手は7回3安打1失点の好投でした。試合後に新井監督が4月4日のマツダスタジアムでの開幕の阪神戦の先発を明言したそうです。今日の九里投手のピッチングならば、全く心配はないと思います。
しかし、後続のリリーフ陣がピリッとしませんでした。4−1で迎えた8回表、2番手のケムナ投手が、ノーアウト満塁の大ピンチを招き、オリックス紅林選手にレフトへの犠牲フライを許し、4−2とされました。その後のピンチはなんとかしのいで1点止まりに抑えましたが、あまり良い内容ではありませんでした。
さらに9回表は3番手の中崎投手が登板しましたが、ノーアウト2塁からオリックス代打大里選手にセンター前タイムリーを浴びて4−3。さらに2アウト2、3塁からオリックス小田選手にライトへ2点タイムリー2ベースを浴びて4−5と逆転されました。中崎投手はストレートの威力が今一つで、スライダーのキレも甘く、とても勝ちパターンでは起用できません。ケムナ投手も中崎投手もファーム行きが濃厚でしょうか。
打線は4回裏、2アウト1塁から坂倉選手がライトへのタイムリー2ベースで1−1の同点に追いつきました。さらに2アウト2塁からデビッドソン選手がセンター前タイムリーを放ち、2−1と逆転しました。デビッドソン選手が徐々にではありますが、日本のピッチャーにアジャストしてきているようです。
7回裏は1アウト1、2塁から大盛選手がセンターへタイムリー2ベースを放ち、3−1になりました。大盛選手も開幕1軍の当落線上にあるので、とにかく必死です。さらに1アウト2、3塁から代打松山選手のショートゴロの間に1点を挙げて4−1としました。
4−5で迎えた9回裏、2アウト3塁から松山選手がレフト前へタイムリーを放ち、5−5の同点に追いつきました。松山選手の勝負強さは顕在ですね。代打の切り札として、十分期待できます。
本来ならば、逆転してリードを保ったまま逃げ切らなければならない試合でした。もし公式戦だったら大変です。ケムナ投手と中崎投手は猛反省しなくてはなりません。
さて、カープの次のオープン戦は21日、22日のZOZOマリンでのロッテ戦です。31日開幕の公式戦を見据えたメンバーで戦っいくものと思います。オープン戦残り5試合、いい形で締めくくって欲しいと思います。
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