大谷翔平 リアル二刀流で開幕白星! 最速160キロ、4回無失点で勝利投手 打っては2安打2打点
3/9(木) 22:50配信
スポニチアネックス
<日本・中国>4回、左中間フェンス直撃の2点適時打を放った大谷(撮影・西川 祐介)
◇WBC1次ラウンドB組 日本8−1中国(2023年3月9日 東京D)
第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は9日、日本が入る1次ラウンドB組が東京ドームで開幕。日本は中国との初戦に臨み、8−1で下して白星発進した。大谷翔平投手(28=エンゼルス)が先発投手兼DHとして投打の二刀流で躍動した。打っては4打数2安打2打点、投げては最速160キロを軸に4回無失点で勝利投手と躍動した。
「リアル投打二刀流」で自身初となるWBCに臨んだ大谷。第1打席は四球、第2打席は遊ゴロ。4回の第3打席では1死一、三塁から2番手右腕、オウ・ユイイチの低めに沈む球にうまくバットを合わせ、左中間フェンス直撃の適時二塁打。本塁打のあと一歩という強烈な打球で、2点を追加した。塁上で「ペッパーミル」のパフォーマンスでベンチと喜びを分かち合った。
投げては4回1安打無失点、最速160キロを軸に5奪三振で降板した。今大会は「大谷ルール」と呼ばれる全試合DH制を採用。先発投手はDHを兼任でき、降板後もDHとして継続して出場できる。大谷も打者としてそのまま出場を続けた。2点リードで迎えた6回の第4打席は、四球で出塁した。
さらに、3点リードで迎えた8回、先頭で立った第5打席。低めのチェンジアップを拾い、一、二塁間を鋭く破る右前打。一挙4点の口火を切った。
国際大会の難しさを感じる今日の中国戦でした。ドリヨシは中国相手なので、コールド勝ちするかなと思っていましたが、意外にも苦戦しました。逆に言えば中国が善戦したとも言えます。
今日先発したのは3番ピッチャー、指名打者で出場した大谷選手でした。試合開始の第1球目に157キロのストレートを投げた時には、東京ドームのファンから歓声が上がりました。1回は中国打線を3者凡退に抑える完璧な立ち上がりでした。
打線は1回裏に村上選手の押し出し四球で先制すると、4回裏に大谷選手のフェンス直撃の2点タイムリー2ベースで追加点。
大谷選手は投手としては4回を投げて5奪三振無失点の完璧なピッチングでした。
しかし、6回表、2番手の戸郷投手が、中国のリャン・ペイ選手のソロホームランで3−1に迫られると、7回表には1アウト1、2塁と一打逆転のピンチを迎えましたが、戸郷投手が粘り、2者連続三振を奪ってピンチを脱しました。その裏には牧選手のチーム1号のソロホームランで4−1としました。
その後侍ジャパンは8回裏に山田選手のタイムリーを起点に火がつくと、源田選手の押し出し四球、甲斐選手の2点タイムリー2ベースで8−1としました。
最後は伊藤投手がストレート主体のピッチングで中国打線をねじ伏せて試合が終わりました。
7回表までは、この試合はどうなるのかとハラハラしていましたが、7回裏の牧選手のホームランが試合の流れをグッと引き寄せたと思います。今日のヒーローは大谷選手でしたが、影のヒーローは牧選手ではないかと思います。
さあ、明日はいよいよ宿敵の韓国戦です。今日韓国はオーストラリアに敗れるという波乱がありました。韓国にとっては明日敗れると1次リーグ突破が難しくなるので、かなり本気でかかってくると思います。侍ジャパンとしては受けて立つよりも積極果敢にチャレンジして欲しいと思います。
-
no image
-
no image