2024年09月12日
22回戦@マツダ 広島0−5読売 今季20度目の完封負け。床田投手自らのエラーも絡んで痛恨3失点。打線あと1本出ず。首位攻防3タテ食らう。
【広島】優勝が遠のく痛恨の首位攻防3連敗…首位に4差は4・17以来 3位・阪神にもゲーム差なし
9/12(木) 21:06配信
スポーツ報知
7回を終え、投手交代を告げた新井貴浩監督(カメラ・渡辺 了文)
◆JERAセ・リーグ 広島0―3巨人(12日・マツダスタジアム)
広島が、巨人との首位攻防3連戦で痛恨の3連敗を喫した。首位とは、当時4位だった4月17日以来、今季最大タイの4ゲーム差まで広がった。今月2日に5・5差あった3位・阪神にもゲーム差なしとなり、4位・DeNAにも2差に接近した。
先発・床田は3回無死二塁、門脇のバントを一塁悪送球(記録は内野安打と投失)。三塁送球を試みた際、三塁・小園のカバーが遅れる連携ミスから二走・浅野の生還を許し、これが決勝点となった。さらに2死三塁から坂本に適時内野安打、2死一、二塁から岡本和に中前適時打で続かれた。
打線は、巨人・戸郷に対して6回まで3度の得点機をつくりながら、1点も奪えなかった。3点を追う6回は1死満塁の絶好機で堂林、末包が連続三振に倒れた。リーグ最多20度目の完封負け。投打ともに意地を見せられなかった。
9月に入ってから、7日の中日戦(マツダ)の勝利を挟んで2度目の4連敗。月間2勝8敗という急失速ぶりだ。13日からは3位・阪神、4位・DeNAと甲子園、マツダでそれぞれ2連戦と、正念場が続く。
報知新聞社
まさか、まさかの首位攻防戦3連敗を喫してしまいました。これで首位読売とは4ゲーム差になりました。あまりにも情けない3試合でした。これが本当のカープの実力なのでしょうか。勝てる気がしません。残り試合全敗しそうなほどの大失速に、ドリヨシも言葉がありません。
先発の床田投手は今季23度目の登板で、試合前まで11勝5敗、リーグ5位の防御率1.86。前回の9月5日・DeNA戦(横浜)は6回を4安打2失点で勝ち負けつかず、自身4連勝中。今季の巨人戦は4度目の登板で、0勝0敗、防御率2.25でした。 床田投手は1回表、オコエ選手をレフトフライ、坂本選手を空振り三振、吉川選手をレフトフライと3人で抑える立ち上がりでした。
スタメンは1番センター秋山選手、2番ショート矢野選手、3番ライト野間選手、4番サード小園選手、5番キャッチャー坂倉選手、6番ファースト堂林選手、7番レフト末包選手、8番セカンド菊池選手、9番ピッチャー床田投手のオーダーを組みました。 読売の先発戸郷投手は今季広島戦は7度目の登板で、1勝1敗、防御率1.74でした。1回裏1アウトから矢野選手がライト前ヒット、野間選手のセカンドゴロで2アウト2塁の先制のチャンスも小園選手はライトフライに倒れました。
2回裏の攻撃で先頭の坂倉選手がセカンド内野安打、堂林選手が四球も、末包選手はショートゴロ併殺打、菊池選手が申告敬遠で2アウト1、3塁から床田投手はピッチャーライナーに終わりました。
床田投手は3回表、先頭の読売浅野選手にレフト線に2ベース、門脇選手のピッチャー前のセーフティーバントを床田投手が3塁へ悪送球し浅野選手が帰還し0−1と先制されました。戸郷投手の送りバント、オコエ選手は空振り三振も坂本選手にセカンドへ菊池選手が追いつくもタイムリー内野安打で、0−2となりました。吉川選手に四球、2アウト1、2塁から岡本選手にセンターへタイムリーを運ばれ、0−3となりました。
直後の3回裏の攻撃は秋山選手はセカンドゴロ、矢野選手は見逃し三振、野間選手はレフトフライと1番からの3人でランナーを出せません。
床田投手は4回、5回はノーヒットで無失点に抑えました。床田投手は5回を76球、4安打、2四球、5奪三振の3失点(自責1)で降板し6敗目を喫しました。床田投手は自らの悪送球でリズムを崩してしまいましたね。接戦ではミスは絶対に許されない中での痛恨のミスでした。
5回裏の攻撃は先頭の菊池選手が空振り三振、床田投手の代打の上本選手はサードフライ、秋山選手はセカンドゴロと3者凡退でした。
6回表は2番手の中ア投手が2アウトから読売大城選手と浅野選手に連打され1、2塁とされましたが門脇選手を見逃し三振に取りました。
打線は6回裏、矢野選手がセカンド内野安打、小園選手がライト前ヒット、坂倉選手が四球で1アウト満塁としましたが堂林選手は空振り三振、末包選手も空振り三振に倒れ万事休しました。
7回表は3番手の塹江投手が先頭の代打の読売中山選手に四球、オコエ選手の送りバント、坂本選手にライト前ヒットで1アウト1、3塁とされましたが吉川選手をセカンドゴロ、岡本選手をセンターフライに抑え無失点で切り抜けました。
7回裏の攻撃は読売2番手のケラー投手に菊池選手はセカンドゴロ、代打の松山選手はショートゴロ、秋山選手がライト前ヒットも矢野選手はレフトフライに倒れました。
8回表は4番手の黒原投手が読売増田選手をピッチャーゴロ、大城選手をショートゴロ、浅野選手をライトファウルフライと3人で退けました。
8回裏の攻撃は読売3番手のバルドナード投手に野間選手はサードライナー、小園選手はセカンドゴロ、坂倉選手はレフト前ヒット、堂林選手は四球で2アウト1、2塁で読売は守護神の大勢投手に代わり、末包選手はピッチャーゴロに打ち取られました。
9回表に5番手の大道投手が2アウト1塁から、途中出場の読売丸選手に右中間スタンドへ12号2ランを献上し決定的な失点となりました。
9回裏は菊池選手、代打の磯村選手、秋山選手と3者凡退に終わり試合が終わりました。
カープは今季20度目の完封負けで、2020年7月以来、4年ぶりにマツダスタジアムで読売に同一カード3連敗を喫し首位の読売と4ゲーム差に広がりました。3位の阪神は中止となりゲーム差がなくなりました。カープは9月は2度目の4連敗で2勝8敗です。
もう何も言う事はありません。
明日からは甲子園で阪神と2連戦です。明日のカープの先発は大瀬良投手、阪神は高橋投手です。大瀬良投手がどこまで無失点で我慢できるかがカギになりそうです。明日敗れたら3位に転落します。選手の皆さんにどれだけ反発力が残っているのか、注目です。
21回戦@マツダ 広島2−9読売 守護神栗林投手が大乱調で逆転負け。堂林選手気迫の2打点とアドゥワ投手からの必死の継投もフイに。首位読売と3ゲーム差に。
広島・栗林 痛恨の投球に沈痛「申し訳ないしかない」まさかの4四死球で逆転許す
9/11(水) 22:22配信
デイリースポーツ
9回、モンテスに勝ち越しの押し出し四球を与えて降板する栗林
「広島2−9巨人」(11日、マツダスタジアム)
広島が2点リードの九回に一挙9失点で悲劇的な逆転負けを食らった。4四死球で逆転を許し、セーブ失敗となった守護神・栗林良吏投手は「大事な試合で勝てなかったのは申し訳ないしかない」と責任を背負った。
栗林は2−0の九回から登板。先頭の代打・中山、丸に連続四球を与え、坂本には左前打とされて無死満塁のピンチを迎えた。ここで新井監督がマウンドに直接赴き、「結果どうこうじゃなくてしっかり気持ちで勝負してこい」と激励の言葉をかけられるも事態は好転せず。次打者・吉川に押し出し死球、岡本和に同点適時打、モンテスに勝ち越しの押し出し四球を与えて降板となった。
右腕は投球について、「大事な試合というのは分かっていますし、勝たなきゃいけないという気持ちももちろんありましたけど、いつもより力んでるか、と言われたらそうではない」と説明。その上で、「アドゥも含めてハーンも頑張ってつないでくれて、野手の皆さんも本当になんとか点を取ってくれた中でのマウンドだったので、申し訳ない気持ちもありますし、こうやって大事なところを、大事な試合で、勝てなかったのは申し訳ないしかない。自分としてはそういう気持ちしかない」と唇をかみしめた。
チームは悪夢の3連敗。首位・巨人とは3差に拡大し、3位・阪神とは0・5差になっている。
9月に入って、我らが広島東洋カープは大失速してしまいました。今日は間違いなく勝利を手にすることが出来る試合だっただけに、9回の悪夢の逆転負けはあまりにも痛すぎます。ドリヨシ個人としては、今日の敗戦でリーグ優勝は風前の灯となったと思います。それどころか、Aクラス確保すら危うくなってきた感じです。
打線は読売先発のグリフィン投手にほぼ完璧に抑えられていました。が、4回裏、2アウトから小園選手が泳ぎながらもライト前へチーム初ヒットで出塁すると、2盗を成功させ、続く堂林選手がレフトへタイムリー2ベースを放ち、1−0と先制しました。カープが先制したのは久しぶりではないでしょうか。
さらに6回裏は1アウト後に矢野選手が四球で出塁し、続く小園選手がライト前ヒットで1、3塁としました。そして堂林選手がレフトへ犠牲フライを打ち、2−0とリードを広げました。
カープ先発のアドゥワ投手は立ち上がりから低めを丁寧に突くピッチングで読売打線を抑えました。アドゥワ投手の持ち味が十分出たと思います。6回67球無失点は先発投手として上出来ですね。7回からは継投に入り、7回、8回とハーン投手がしっかり抑え、試合は2−0で9回表を迎えます。
当然の事ながら守護神の栗林投手が登板しました。しかし、先頭の代打の読売中山選手にストレートの四球を与えました。栗林投手のストレートが高めに抜けていたので、ドリヨシ的にはこれはヤバいかもと思いました。続く丸選手にも四球を与えて1、2塁に。坂本選手にレフト前ヒットでノーアウト満塁の大ピンチとなりました。続く吉川選手にはカウント0−2と追い込みながら死球を与えて押し出しとなり、2−1となりました。さらに岡本選手にカウント1−2とこれも追い込みながらもレフト前にタイムリーを浴びて2−2の同点となりました。続くモンテス選手にはストレートの四球を与え、押し出しとなり2−3と逆転を許してしまいました。ここでカープは森浦投手に交代しましたが、読売門脇選手にライト前タイムリーを浴びて2−4。浅野選手にセンター前タイムリーを浴びて2−5。1アウト後、代打の読売長野選手にセンター前に2点タイムリーを浴びて2−7。2アウト後に大道投手に代わりましたが、読売増田選手にセンターへ2点タイムリー3ベースを浴びて2−9とされました。このイニング、読売は打者13人の猛攻で9得点を挙げる超ビッグイニングになりました。
栗林投手の状態がかなり悪い今日のピッチングでしたが、2者連続四球を与えたところで次のピッチャーに交代するなど、早く手を打てば結果は違ったかもしれません。ですが、栗林投手には絶対的な信頼を寄せているだけに、交代は難しかったでしょうか。
これでチームは3連敗です。9月に入って2勝7敗と大失速になっています。選手の皆さんは本当に悔しい思いをしていると思います。我々カープファンも悔しい思いをしています。ドリヨシ的には今のカープの勢いを考えると、今季リーグ優勝は難しいかもしれないです。それどころか、クライマックスシリーズ進出すら危ういと感じています。
全国のカープファンの皆さん、可能性がある限りは全力で応援しましょう。ドリヨシも私見を述べましたが、それでもカープが好きなので、優勝して欲しいです。なので最後の1試合まで応援していきましょう!
明日のカープの先発は床田投手、読売は戸郷投手です。緊迫した投手戦になりそうですが、明日はカープらしい泥臭い野球を見せて欲しいものですね。
2024年09月10日
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20回戦@マツダ 広島1−6読売 森下投手6回途中4失点KO。松本投手も2失点。打線は野間選手のタイムリーの1点のみ。投打が噛み合わず完敗。読売とのゲーム差は2に。
【広島】巨人キラー・森下暢仁が6回途中4失点と試合作れず 連続無敗記録は“12”でストップ 首位攻防戦第1戦は投打ともに完敗
9/10(火) 21:04配信
日テレNEWS NNN
広島・森下暢仁投手
◇プロ野球セ・リーグ 巨人6-1広島(10日、マツダスタジアム)
広島は先発・森下暢仁投手が6回途中4失点で降板し試合を作れず、巨人との首位攻防戦3連戦の初戦を落としました。
広島の先発マウンドには、2021年10月10日から12戦連続で巨人戦での黒星がない“巨人キラー”森下投手が上がります。
しかし初回、坂本勇人選手に今季6号ソロホームランを放たれ、試合開始早々先制点を許します。
森下投手を援護したい広島打線でしたが、巨人先発・菅野智之投手を前に2塁すら踏むことができず、5回までわずか1安打に抑えられます。
すると1点ビハインドで迎えた6回、2アウトからヒットと死球で1,2塁のピンチを招くと、門脇誠選手、秋広優人選手にタイムリーヒットを許し、この回一挙3失点。森下投手は6回途中4失点でマウンドを降りる形となりました。
直後の攻撃で野間峻祥選手のタイムリーヒットで1点を返しますが、7回に3番手・松本竜也が4本のヒットを浴び2失点。再び点差を広げられます。
反撃したい広島打線でしたが、7回以降は巨人中継ぎ陣を前にチャンスらしいチャンスを作れずゲームセット。森下投手の巨人戦での連続無敗記録は“12”で止まり、巨人との首位攻防戦3連戦の初戦は投打ともに完敗となりました。
どうも9月に入って、チームが息切れしてきた感じがします。優勝争いに残るためには、明日あさっての試合は絶対に勝たなくてはなりませんが、そんな反発力が今のカープにはあるでしょうか?下手したら3タテを食らいかねません。
先発は読売キラーの森下投手でしたが、1回表に1アウトから読売坂本選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて1点先制されました。今日の読売の先発は菅野投手なので、先制点は絶対に与えてはいけなかっただけに、このホームランはカープに重くのしかかる形になりました。
打線は読売先発の菅野投手の前に5回まで菊池選手のヒット1本のみに抑えられてしまいました。
森下投手は6回表、2アウトランナーなしから読売モンテス選手にライト前ヒット、浅野選手に死球を与えて1、2塁とされ、読売門脇選手にレフトへ2点タイムリー2ベースを浴びて0−3とされました。さらに2アウト1、3塁から読売菅野投手の代打秋広選手にレフト前タイムリーを浴びて0−4となりました。森下投手は6回途中4失点でKOとなりました。森下投手も夏バテなのか、疲れていますね。ピッチングフォームも左足の開きが早く、ボールに力がうまく伝わっていない感じで、ストレートの威力が落ちて、変化球のキレも今ひとつのように感じます。ゴールは近いので、なんとか踏ん張って欲しいところです。
打線は6回裏、読売2番手の船迫投手に対し、2アウトから秋山選手がセンター前ヒットで出塁。読売は3番手の高梨投手に代わり、矢野選手が四球で1、2塁とし、野間選手がタイムリー2ベースを放ち、1−4としました。なおも2アウト2、3塁のチャンスでしたが、小園選手はセンターフライに倒れ、結局この1点のみとなりました。小園選手がタイムリーを放っていれば1点差となり、試合展開は変わっていたかもしれません。この6回裏が今日の試合のポイントだったようです。
直後の7回表、3番手の松本投手が捕まります。1アウト後、読売吉川選手にレフト前ヒット、岡本選手にエンタイトル2ベースで2、3塁。続くモンテス選手は敬遠で満塁とされ、浅野選手にレフト前タイムリーを浴びて1−5。門脇選手にレフト前タイムリーを浴びて1−6とされました。松本投手は球が甘いですね。1球1球は素晴らしい球を投げるのですが、甘く入ってしまったらどうしようもありません。
試合はこのまま1−6で敗戦となりました。
チームは63勝54敗5分けで貯金が一桁の9になってしまいました。首位読売に2ゲーム差となり、3位の阪神が勝利したため、阪神が0.5ゲーム差に迫ってきました。もはやカープはAクラス確保さえ難しいのではないかと思わせる戦いぶりです。
優勝争いは崖っぷちと言っていいでしょう。明日あさっては絶対に勝たなくてはなりません。明日のカープの先発はアドゥワ投手です。恐れるものはありません。思いきって攻めていって欲しいですね。読売はグリフィン投手です。昨日ブログに書いたように、明日は末包選手と堂林選手がやってくれると思います。選手の皆さん、今一度気合いを入れて、1試合1試合必死に戦って欲しいと思います。
2024年09月09日
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明日からのタフな7連戦を乗り越えられるのか?
【緒方孝市】広島優勝へ厳しい7連戦 先発陣の踏ん張りと堅守の自分たちの野球を貫けるかがカギ
9/9(月) 15:34配信
日刊スポーツ
広島対中日 3回表中日無死、カリステの遊ゴロを好処理する矢野(撮影・加藤孝規)
セ・リーグ各球団、残り20試合前後となっても、まだ優勝の行方は見えない。2位の広島は今週、首位巨人、3位阪神、4位DeNAとの7連戦。いずれも優勝の可能性を残す3球団であり、モチベーションは高い。主戦級の登板間隔を詰めて登板させる時期となり、厳しい戦いが予想される。とはいえ、厳しく、苦しい戦いを余儀なくされているのは、他3球団も同じ。受け身に回るのではなく、攻めの姿勢を崩してはいけない。
1勝5敗と大きく負け越した先週の6連戦では、どうしても“得点力不足”に目が向けられる。ただ、シーズン終盤の優勝争いの重圧で打てなくなったわけではなく、今季は常に得点力不足と言われてきた。その中で少ないチャンスを生かし、競り勝ってきたのが、今年の広島だ。結果論で得点力不足を嘆いていても、何の解決策も生まれない。
先週の戦いでの誤算は、先発が序盤に複数失点するイニングをつくったことだろう。今年の大きな柱は投手陣。特に先発が1点でも少なく試合をつくることで、接戦に持ち込むことができた。そこから打線が追加点を奪って突き放すか、中継ぎがリードを守って逃げ切るか−。それが広島の勝ちパターンとなった。タフな試合が続くが、先発陣にはもう一踏ん張りしてもらいたいところだ。
気になる点といえば、守備面でイージーミスが散見されることにある。今季広島の守備力はリーグトップと見ている。ここからはより簡単な一つひとつのプレーがより大事になる。対戦相手や相手先発がどうこうではなく、どれだけ自分たちの野球を貫けるか。シーズン最終盤になっても、新井監督は若手の成長や経験に期待する起用を貫いている。選手たちが起用に応えられるのか。また、その手腕にも注目したい。(日刊スポーツ評論家)
いよいよ今季のペナントレースの行方を決める7連戦が始まります。まず、明日からはマツダスタジアムで首位読売との3連戦、13日からは甲子園で3位阪神との2連戦、15日からは再びマツダスタジアムで4位DeNAとの2連戦です。この7連戦でカープの行く末が決まると言っていいと思います。ドリヨシ的にはこの7連戦は5勝2敗以上でクリアしてほしいです。最悪でも4勝3敗でいかないと、優勝争いから離脱してしまいます。
本文にもありますが、カープOBの緒方孝市さんが、受け身に回るのではなく、攻めの姿勢を崩してはいけないとコメントしています。今月3日からのDeNA戦や中日戦を見ると、選手の皆さんは変に意識して、本来のカープの野球が出来ていないように感じました。相手チームに先制を許し、主導権を握られてしまうと、カープの粘り強い、しつこい野球が出来なくなります。なので、緒方さんも言われているように、先発投手が最低でも相手チームに先制されないように踏ん張らなくてはなりません。その間にカープが得点を重ねて、試合後半にリードしていれば、鉄壁のリリーフ陣がいますので、逃げ切れる可能性が高くなります。
残り22試合、カープに求められるのは、今季の普段通りの野球が出来るかどうかにかかっています。それが出来れば、6年ぶりの栄冠が見えてくるでしょう。
まずは明日からの読売戦です。明日のカープの先発は森下投手です。読売戦は今季4試合に登板し2勝を挙げています。森下投手自身は読売戦は2021年10月10日の白星から12戦負け無しの8連勝中です。読売の先発が菅野投手だけに、先制点を与えないのが必須となります。9回完封する意気込みで投げてほしいですね。11日のカープの先発はアドゥワ投手と予想します。前回DeNA戦は不甲斐ない内容だったので、アドゥワ投手自身リベンジに燃えているかと思います。読売はグリフィン投手と予想します。難敵ですが、そこは読売キラーの末包選手と、外国人投手に強い堂林選手の活躍で僅差で勝ちたいですね。12日のカープの先発は床田投手と予想します。もう新たに注文する事はありません。無双のピッチングを期待します。読売は戸郷投手と予想します。意外とカープ打線は戸郷投手を苦にしていないので、僅差の試合でしょうが、勝てるのではないでしょうか。何と言っても、マツダスタジアムでの読売戦はカープに有利なデータがあるので、3タテも夢ではないと思います。とにかく明日の初戦が大事です。
13日の阪神戦、カープは大瀬良投手が先発すると予想します。大瀬良投手にも意地がありますので、敵地甲子園で無双してくれると思います。阪神はビーズリー投手と予想します。ゲームメイクが上手い投手なので、僅差の試合になりますが、カープが競り勝つと思います。14日はカープは森投手が先発すると予想します。森投手は1つ1つの球は素晴らしいものを持っています。あとは強いハートですね。自信を持って投げ込んでいけば、阪神打線は抑えられるはずです。阪神は才木投手と予想します。この日も僅差の試合になりますが、カープの豪華投手リレーで逃げ切れると思います。
15日のDeNA戦、ドリヨシはカープの先発はドラ1ルーキーの常廣投手かなと予想します。先日のソフトバンクとの2軍戦で完封勝利を挙げて、その実力を遺憾なく発揮しました。大事な試合に先発しますが、DeNA打線を翻弄するかなと思います。DeNAは吉野投手と予想します。初物に弱いカープ打線ですが、そんな事は言ってられません。秋山選手、野間選手、小園選手、坂倉選手あたりがしっかり捉えてくれると思います。16日はカープは中5日で森下投手が先発すると予想します。DeNAも中5日東投手が先発すると予想します。投手戦になりそうですが、1−0でカープが勝利しそうです。
理想は7戦全勝ですが、1位読売から4位DeNAまで星のつぶしあいになりそうな気がします。まずはこの7連戦で脱落しない事が最低条件になります。本当の戦いは18日からの残り15試合になりそうです。
ここまで来たら、栄冠を掴むしかありません。がんばれ!カープ!
2024年09月08日
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