2022年04月13日
2回戦@松山 広島5−1東京ヤクルト 床田投手6回1失点で2勝目!菊池涼介選手3打点の活躍!
【広島】床田寛樹6回1失点で2勝「みんなで勝ってくれたという感じ」首位巨人に0・5差ピタリ
4/13(水) 22:15
配信
日刊スポーツ
ヤクルト対広島 2勝目を挙げた広島床田(撮影・前田充)
<ヤクルト1−5広島>◇13日◇松山
広島先発の床田寛樹投手(27)が6回までに7安打を浴びながら1失点に抑え、今季2勝目をマークした。6回、浜田にソロを浴びて自身15イニングぶりに失点したが、開幕から登板3試合続けて最少失点でしのいだ。本調子でない中、粘投の左腕に野手陣も攻守でもり立て、松山でのヤクルト戦連敗を4で止めた。首位巨人も勝ったが0・5差でピタリ追走だ。
堅い守りが施され、難攻不落と言われた松山城のように、床田は6回まで7安打を浴びても崩れなかった。今季効果的な球種となっているパームを序盤から巧みに使い、ツーシームの感覚が悪くなった中盤以降は他の球種と制球力でカバーした。昨季は9試合も要した2勝目を今年は3試合目でゲット。松山でヤクルトに3連敗を喫していた悪い流れも断ち切った。
「野手が点を取ってくれて、僕は6回で降りたけど、中継ぎの人もしっかり抑えてくれた。みんなで勝ってくれたという感じです」
開幕から登板3試合連続1失点以下の投球も、勝利はチームメートに感謝した。2回までの完全投球から一転、3回以降は毎回走者を背負った。「ちょっとツーシームが狂っちゃって、そのままズルズル行っちゃった」。得意球を操れない中でも、2つの併殺を奪うなど5回まで無失点。4点リードの6回、浜田にソロを浴びて自身の連続無失点が14イニングで止まったが、追加点は許さなかった。
前回登板の6日巨人戦では序盤あまり使わず、中盤から増やしたパームをこの日は序盤から織り交ぜた。バッテリーを組む会沢は「慣れない球場なので、出し惜しみせず使っていった」と、松山仕様の組み立てで燕打線を惑わせた。
昨季セ王者のツバメ軍団でも、床田の牙城は崩せなかった。反対に広島は野手陣は2桁安打で援護射撃。守備でもヤクルトの3失策に対し、4試合連続無失策の堅い守りでもり立てた。佐々岡監督は「調子が良くない中で、こういうふうに試合をつくれるのは今年、成長しているところです」と4本柱の1人に進化した左腕に目を細めた。この日も勝った首位巨人を0・5差でピタリ追走。指揮官が目指す「投手を中心とした守り勝つ野球」でペナントレースの天下取りを目指す。【前原淳】
今日も投打ががっちり噛み合い、先制、中押し、ダメ押しと理想的な攻めを見せてくれました。
先発の床田投手は、緩急を使ってヤクルト打線を6回1失点で、味方の援護もあり今季2勝目を挙げました。初めての松山の登板でも、1回を3人で片付けて波に乗りました。ストライク先行でテンポ良くアウトを積み重ね、7安打されながらも失点は6回にヤクルト浜田選手に許したソロホームランのみでした。球数を要して6回で降板しましたが、3試合連続で試合を作りました。今日は110キロ台の緩く落ちるパームボールが効果的でした。ストレートが走っているだけに、パームボールがより生きてきます。ただ、ドリヨシが少し心配しているのは、4回、5回、6回とランナーを背負う苦しいピッチングになりました。その時の床田投手のピッチングフォームが、小さくなったように感じました。ピンチの時こそ、もっと大胆に自信を持って投げ込んで欲しいですね。
7回は菊池保則投手が3者凡退に打ち取りましたが、8回に登板した島内投手がピリッとしません。先頭のヤクルト塩見選手にストレートの四球を与えました。4点リードした中で、先頭に四球を与えるのはいかがなものかと感じます。1アウト2塁からヤクルト山田選手にも四球を与え、1、2塁のピンチを背負う事になります。が、続くヤクルト村上選手を空振り三振、青木選手も空振り三振に仕留めて、事なきを得ています。しかし、独り相撲のピッチングには反省ですね。
9回は守護神栗林投手が登板し、ヤクルト打線を3者凡退に打ち取り、試合が終わりました。
打線は2回、ヤクルト先発の高梨投手を攻め、ノーアウト2塁から堂林選手がライトオーバーのタイムリー2ベースを放ち、1−0と先制しました。さらに2アウト2、3塁から菊池涼介選手がレフト前へ2点タイムリーを放ち、3−0とし、試合の主導権を握りました。
4回は1アウト1、3塁から菊池涼介選手がセンター前にタイムリーを放ち、4−0としました。
4−1で迎えた7回はヤクルト2番手の木澤投手を攻め、1アウト1、3塁から會澤選手がセンター前タイムリーを放ち、5−1としました。直前の6回に1点返された後だけに、この1点は大きかったですね。會澤選手は今日34歳の誕生日だけに、バースデーヒットとなりました。今季は會澤選手はかなり勝負強いバッティングを見せてくれています。
そして、地味な話ですが、床田投手が送りバントを3回成功させています。8番の上本選手の出塁率の高さが送りバントを生んでますが、床田投手のバントは本当に上手いですね。
さて、カープは明日、あさってと試合がありません。次は16日、17日とマツダスタジアムで中日との2連戦です。中日は調子を上げてきているので、心して戦って欲しいですね。
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