2024年08月17日
15回戦@神宮 広島3−6東京ヤクルト 大瀬良投手6回に炎上し6失点KO。末包選手の今季初1試合2本塁打も空砲。2位読売とはゲーム差なしに。
広島・新井監督 6失点3敗目の先発・大瀬良に「そういうこともある。次回の登板に備えて」2位・巨人とはゲーム差なしに
8/17(土) 21:45配信
デイリースポーツ
6回、大瀬良の交代を告げベンチに戻る新井監督(撮影・佐藤厚)
「ヤクルト6−3広島」(17日、神宮球場)
首位・広島が最下位・ヤクルトに痛恨の黒星を喫した。これで2位・巨人とのゲーム差はなしになった。新井貴浩監督は六回途中6失点の先発・大瀬良に対して、「そういうこともある。次回の登板に備えてもらいたい」と背中を押した。以下、新井監督の主な一問一答。
◇ ◇
−大瀬良は六回につかまってしまった。
「そういうこともある。尻上がりに良くなっていたので、また次回の登板に備えてもらいたい。こういう日もあるのでね」
−オスナの三塁線の当たりは三塁手・小園が線上を締めていたが抜けていって決勝打になった
「まあまあ。そこはなかなか一気に慣れるというのは難しいと思うから。そこは時間がかかると思う。また練習して、コツというか、そういうのをつかんでいってほしいと思います」
−打線の中では前日、直接指導した末包が2発を放った
「いいホームランだったね。27打席ぶり?久しぶりのヒットがホームランというのは良かったと思うし、1試合2発だったので。いいスイングしていると思った。1打席目の2球目のスライダーを引っ張ったファウル、あの反応の仕方を見て、こちら側はいい感じだなと見ていた。自分が何かを言ったとかではなく、バッターボックスに立ってスイングしたのは、彼なので。どんどんまた上げていってもらいたいね。すごくいいホームランだったと思います」
−中村奨は五回にダイビングキャッチ。外野の争いも熾烈(しれつ)
「奨成のあの守備、素晴らしかったね。レフト線のね。バッティングだけでなく、守備とかみても、球際を攻めていっているし、いいんじゃないですか。姿もガツガツしているし、奨成もいいと思います」
今日の試合落としたのはかなり痛かったですね。大瀬良投手がまさかの6回に5失点の炎上は想定外でした。カープもいよいよ正念場を迎えました。
先発の大瀬良投手は試合前で防御率0.96と12球団トップを記録していました。しかし、1回裏にヤクルト村上選手にタイムリー2ベースを浴びて、0−1と先制を許しました。
その後味方が追いつきましたが、1−1で迎えた6回裏は1アウトから2本のヒットと四球で満塁のピンチを背負うと、ヤクルトオスナ選手に2点タイムリー2ベースを浴びて1−3。さらにヤクルト松本選手や岩田選手にもタイムリーを浴びて1−6と突き放されました。
大瀬良投手は6回途中80球を投げて7安打6失点で降板しました。防御率は0.96から1.37へ悪化しました。
大瀬良投手はスタミナ切れかなと思います。シーズン前半は結構飛ばしていたような感じがしましたので、ここに来て疲れが出始めたのかもしれません。大瀬良投手のメンタルは大丈夫だと思いますが、肉体的に悲鳴を上げていないか、しっかりチェックする必要がありそうです。
打線はヤクルト先発の高橋投手を攻めきれませんでした。しかし、その中でも光明だったのが、最近打撃不振だった末包選手が1試合2本のホームランを放ちました。0−1で迎えた4回表、ヤクルト高橋投手の低めの変化球を拾ってレフトスタンド最前列へ運びました。27打席ぶりのヒットが、一時同点に追いつく一打になりました。さらに9回表にはヤクルト長谷川投手から左中間スタンドへ9号ソロホームランを放ちました。前日の練習の時に新井監督から受けた直接指導が好結果につながりました。来週火曜日から読売との勝負の3連戦ですが、それを前に末包選手が復調すれば、得点力アップに期待がかかります。
さて、明日は絶対に負けられない試合です。明日のカープの先発は九里投手です。不甲斐ないピッチングが続いていますが、明日は負けられないので、今までの不安要素を払拭するピッチングに期待します。ヤクルトは石川投手です。攻略する余地は十分あると思いますが、石川投手は神宮球場での勝利数の歴代単独トップになる92勝目がかかっていますので、立ち上がりからキレキレでピッチングをしてくると思います。明日はカープの右打者に注目です。特に今日2本のホームランを放った末包選手に注目ですね。
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