2024年07月06日
12回戦@バンテリンドーム 広島1−2中日 大瀬良投手の連続無失点記録ストップ。7回2失点粘投も今季初黒星。打線極貧4安打で、得点は相手のバッテリーミスの1点のみ。
広島 三塁走者・羽月が三邪飛でギャンブルスタートも憤死 壮絶なゲームセットで連敗 7回2失点の大瀬良が初黒星
7/6(土) 16:27配信
デイリースポーツ
9回、三走・羽月は、松山の三邪飛でタッチアップするものの、タッチアウトになる(撮影・市尻達拡)
「中日2−1広島」(6日、バンテリンドーム)
首位・広島が2連敗で3カード連続の負け越しとなった。最終回はまさかの幕切れでゲームセットとなった。
九回、先頭の野間が内野安打で出塁。続く坂倉が四球を選び、小園が犠打を決めて1死二、三塁となった。ここで代打・松山が三邪飛を放ち、後ろ向きにスライディングキャッチしたのを見て三塁走者の代走・羽月がギャンブルスタート。だが好返球にあい、タッチアウトでゲームセットとなった。
それでも指揮官は試合後、「羽月はよくトライした」と責めず。「あれは(相手が)投げにくいところからここしかないところに投げた。福永君を褒めるしかない」と相手をたたえた。
先発・大瀬良は0−0の三回に3連打で満塁のピンチを招き、福永に先制の犠飛を浴びた。これで5月31日・ソフトバンク戦から続いていた連続無失点が37回1/3でストップした。さらに三回には先頭の板山に右翼への一発を食らった。これが83イニング目にして今季初被弾。その後は立ち直って追加点を与えなかったが、7回7安打2失点で今季13戦目にして初黒星となった。
打線はこの日も貧打の状況を抜け出せなかった。初回は制球が不安定だった相手先発・梅津に対して、1死一、二塁の好機をつくるも、4番に入った坂倉が二ゴロ併殺打。四回は2死二、三塁とするも、二俣が空振り三振に倒れた。六回に秋山が中前打を放ち、犠打で二塁進塁後に、暴投で一気に本塁を陥れ、完封負けは免れたものの、悔しい敗戦となった。
これで中日戦は今季3勝8敗1分け。8敗は全て1得点以下で、対中日戦での極貧ぶりが深刻となっている。
打線はかなり重症だと見ていいと思います。今までは投手陣の踏ん張りで守り勝つ野球が出来ていましたが、夏場に入り、投手陣がへばり始めています。なので夏場は打線がしっかり援護していかなくてはならないのですが、現状それが難しいですね。
先発の大瀬良投手は2回まで中日打線を0に抑えていましたが、3回裏、1アウトから中日梅津投手、岡林選手、田中選手に3連打を浴びて満塁のピンチを招きました。続く中日福永選手にライトへ犠牲フライを許し、0−1と先制されました。大瀬良投手の連続イニング無失点記録は37回1/3でストップしました。中日梅津投手にヒットを許したのは想定外だったかもしれません。
さらに4回裏、先頭の中日板山選手にライトスタンドへソロホームランを浴びて、0−2とされました。カウント2−0からの3球目を打たれており、カウント負けしたのが悔やまれます。大瀬良投手の今季初めての被弾になります。
それでも大瀬良投手は立ち直って、得点を与えませんでした。7回7安打2失点の粘りのピッチングでした。大瀬良投手はしっかり先発の役割は果たしたと思います。敗因はやはり打線ではないでしょうか。
打線は今日も貧打でした。1回表、1アウト1、2塁のチャンスを作りましたが、4番に入った坂倉選手がセカンドゴロ併殺打でチャンスを潰しました。
4回表は2アウト2、3塁のチャンスでしたが、二俣選手が空振り三振に倒れ、得点なりませんでした。
唯一の得点は、6回表、先頭の秋山選手がセンター前ヒットで出塁。矢野選手の送りバントで1アウト2塁に。続く野間選手の打席で、中日梅津投手が暴投し、キャッチャーの中日加藤選手がボールを見失う間に2塁ランナーの秋山選手が一気に生還し、1−2としました。
そして9回表、先頭の野間選手が内野安打で出塁。坂倉選手が四球でノーアウト1、2塁に。続く小園選手が送りバントを決めて1アウト2、3塁と、一逆転のチャンスを迎えました。続く代打の松山選手がサードファウルフライを打ち、中日福永選手が後ろ向きにスライディングキャッチをしたのを見て、3塁ランナーの代走羽月選手がギャンブルスタートしました。しかし、中日福永選手が本塁へ好返球し、羽月選手はタッチアウトとなり、併殺で試合が終わりました。この羽月選手のギャンブルスタートは正解だったと思います。アウトになったのは仕方ないですね。
しかし、本当にカープ打線は打てなくなりました。ポジティブに考えれば、今の時点で底ならば、あとは調子が上がっていくだけなので、それまで投手陣がなんとか踏ん張ってくれればというところでしょうか。オールスター明けには末包選手も復帰するでしょうし、現在ファームで調整中のシャイナー選手も1軍に昇格すると思われますので、それまで現有勢力で頑張って欲しいですね。
さて、明日のカープの先発は玉村投手です。今季中日戦の防御率は1.50です。苦手にはしていないので、明日も快投を期待しましょう。中日は松葉投手です。明日は右打者がカギを握ります。菊池選手、堂林選手、石原選手、二俣選手に頑張ってもらいましょう。
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