2024年05月03日
6回戦@マツダ 広島0−2横浜DeNA 今季5度目の完封負け。アドゥワ投手6回2失点粘投も援護なし。チームは最下位転落。
打てない広島 早くも5度目の完封負け 引き分け試合含めて26戦中8戦が無得点の貧打ぶり
5/3(金) 16:48配信
デイリースポーツ
8回、松山は一飛に倒れる(撮影・市尻達拡)
「広島0−2DeNA」(3日、マツダスタジアム)
広島が今季5度目の完封負けを喫した。すでにスコアレスの引き分けも3度あり、無得点に終わった試合は26戦中8戦となった。5月に入っても、得点力不足に改善の兆しが見られない。
相手先発・東にまたしても抑え込まれた。2点を追う二回は先頭・小園が中前打で出塁するも、不振にあえぐ坂倉が二ゴロ併殺打に倒れて、好機の芽は一瞬にしてついえた。七回は2死から小園と坂倉の連打でこの日初めて得点圏に走者を置くも、1軍昇格したばかりの中村健が中飛に打ち取られて無得点に終わった。
最大の好機となった八回1死二、三塁の場面では、2番手・伊勢の前に代打・松山が一飛、野間が二ゴロに倒れて、球場はため息に包まれた。
これで東に対しては昨年から8戦5敗。天敵の前になすすべなくイニングを重ねていった。
投手陣は先発のアドゥワが6回4安打2失点。初回と二回に1点ずつを失うも、三回からは復調し、直球とスプリットを軸に相手打線を打ち取っていった。
あまりにも打線が機能していない現状に腹立たしさを感じます。毎度「天敵」と言われるピッチャーにやられてしまっています。野手陣の皆さんは恥ずかしくないのでしょうか。また、打撃コーチは責任を感じているのでしょうか。
先発のアドゥワ投手は今季4度目の登板で、試合前まで2勝0敗、防御率2.45。中15日、前回の4月17日・DeNA戦は4回を7安打1失点で勝ち負けつかず。今季DeNA戦は3度目の登板、1勝0敗、防御率2.00でした。
アドゥワ投手は1回表1アウトからDeNA蝦名選手に死球、佐野選手に2ベースで2、3塁からDeNA牧選手のショートゴロ間に1点を先制されました。立ち上がりが不安定なアドゥワ投手ですが、DeNA蝦名選手に与えた死球は痛かったですね。
スタメンは堂林選手が2試合連続で4番、この日に登録された中村健人選手が7番レフト、二俣選手が8番サード、キャッチャーには坂倉選手が入りました。
DeNAの先発の東投手に1回裏1アウトから菊池選手が死球、野間選手はレフトフライ、堂林選手はライトフライに倒れました。
アドゥワ投手は2回表にDeNA京田選手、山本選手、関根選手に3連打されノーアウト満塁の大ピンチになりました。続くDeNA東投手を空振り三振も桑原選手にセンターへ犠牲フライを打たれ、0−2となりました。2回裏の攻撃で先頭の小園選手がセンター前ヒットも坂倉選手がセカンドゴロ併殺打でチャンスを作れませんでした。
アドゥワ投手は3、4、5回は3者凡退に抑えました。打線は5回裏に先頭の小園選手がレフト前ヒットも坂倉選手はライトフライ、中村健人選手はレフトフライ、二俣選手はピッチャーゴロとランナーを進めることもできませんでした。
アドゥワは投手6回表も打者3人で退け、6回を投げ89球、4安打1死球1奪三振の2失点(自責2)で降板しました。アドゥワ投手は序盤こそ不安定でしたが、3回以降はアドゥワ投手らしいピッチングは出来たと思います。先発投手としての責任は十分に果たせたと思いますので、今日の敗戦はアドゥワ投手のせいではありません。
7回表は2番手の森浦投手がDeNA京田選手をサードライナー、山本選手をショートフライ、関根選手を見逃し三振と3人で退けました。攻撃陣は6回裏は3者凡退、7回裏は野間選手はセカンドゴロ、堂林選手は空振り三振、小園選手が3安打目のセンター前ヒット、坂倉選手がレフト前ヒットで2アウト1、2塁も中村健人選手はセンターフライで得点できませんでした。
8回表は3番手のケムナ投手が1アウトからDeNA桑原選手にセンター前ヒットを打たれましたがDeNA蝦名選手、佐野選手を打ち取りました。
打線は8回裏に二俣選手と代打の宇草選手が連打、秋山選手の送りバントで1アウト2、3塁に。ここで菊池選手の代打の松山選手は初球を打ってファーストフライ、野間選手はセカンドゴロとチャンスを潰してしまいました。ここが今日の試合のポイントだったと思います。
9回表は4番手の黒原投手が先頭のDeNA牧選手に四球、宮崎選手をレフトフライ、京田選手をセカンドゴロを矢野選手が2塁へ悪送球し1アウト1、2塁とされました。
ここでDeNA山本選手のセンターへ抜けようかという打球を矢野選手がジャンピングキャッチし併殺にして得点を与えませんでした。矢野選手が守備のミスを好守で帳消しにしたのは見事でした。
9回裏はDeNAの守護神の森原投手の前に3者凡退に終わり、試合が終わりました。
あまりにもつながらない打線に、ドリヨシは危機感を抱いています。ここは1つテコ入れをしなくてはいけないのかと思います。まず、堂林選手をファームで調整してもらって、ファームから実戦に復帰した新外国人のシャイナー選手を1軍に昇格させるべきです。シャイナー選手はまだ調整不足かもしれませんが、現在の堂林選手の打撃は完全に壊れていますので、シャイナー選手の昇格は急務だと思います。
そして、坂倉選手もファームで調整してもらって、ファームから磯村選手を1軍に昇格させるべきだと思います。この時期で坂倉選手の打率が2割を切っているのは異常事態です。前述の堂林選手と坂倉選手はかなりストレスを感じていると思いますので、ここはリフレッシュの意味も兼ねてファームで調整してもらうべきだと思います。
そして、理解できないのは中村健人選手を1軍に昇格させた事です。中村健人選手には申し訳ないのですが、ファームで好調という訳ではないのに、何故に1軍に呼んだのかわかりません。むしろ、1軍に昇格させるべき選手が1人いますよね。育成の佐藤選手です。ウエスタン・リーグで打撃が無双しており、開幕して1か月少し経過して、打率が4割を越えています。なので1日も早く支配下選手にして即1軍昇格させるべきだと思います。
あとはファームでもがいている末包選手も、調子のタイミングを見て1軍昇格させるべきかなと思っています。
さて、明日も試合はある訳で、悪い流れを断ち切るべく、どんな形でも勝たなくてはなりません。明日のカープの先発は森下投手です。無双のピッチングを期待しましょう。DeNAはケイ投手です。今季4試合に登板し、1勝2敗で防御率4.57です。しかし、カープ打線は初モノに弱い上に、左腕ピッチャーなので、反発力のない今のカープ打線が攻略できるのか、少し不安です。いずれにせよ、森下投手のピッチング次第と言っていいかもしれません。
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