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【広島】菊池涼介復帰即決勝打「当てたら何かが起こると思って」佐々岡監督“復帰戦”白星貢献
8/27(土) 22:22
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日刊スポーツ
広島対巨人 8回裏広島1死一、二塁、坂倉の遊失策の間に生還した菊池涼(右)を笑顔で迎える佐々岡監督(撮影・岩下翔太)
<広島6−4巨人>◇27日◇マツダスタジアム
復帰即決勝打! 広島菊池涼介内野手(32)が巨人戦の8回無死三塁で、代打で右前適時打を放ち、決勝点を挙げた。16日に新型コロナウイルスに感染し、戦列を離脱。前日26日の試合前練習で合流し、この日1軍に復帰。約2週間ぶりの実戦で、仕事を果たした。同じく離脱していた佐々岡真司監督(55)の“復帰戦”を白星で飾った。
◇ ◇ ◇
感染、発熱、離脱−。菊池涼は苦しい期間を経ても“らしさ”を失っていなかった。4−4の8回無死三塁。代打で14日以来の打席へ入った。約2週間ぶりの実戦。初球からスイングしていった。最後はカウント2−2から外角速球を右方向に転がし、一、二塁間を破った。決勝の三塁走者を呼び込む一打。「バットに当てたら何かが起こると思って打席に入った。(バットに)当たってくれた」。
この日に1軍昇格というぶっつけ本番だった。16日に発熱し、検査の結果新型コロナウイルス陽性が発覚。そこから隔離があり、前日26日から全体練習に合流した。同日の1軍昇格は見送られ、27日に出場選手登録。そして、8回に代打出場。それも追いつかれた直後の同点の場面。復帰打席としては緊張感も大きい。「テレビで10日間見ていて寂しかったし、プレーしたいと思った。まだ息が上がったりもするし、練習もそれほどできていない。ただ監督から起用されてる以上やるしかない」。離脱の歯がゆさをバットに乗せ、大きな1点を導いた。
佐々岡監督の“復帰戦”でもあった。16日に無症状ながら陽性が判明。この日戦列に戻り、タクトを取った。チームを離れていた10試合、3勝7敗と苦しんだ。指揮官は「迷惑をかけていたので勝てて良かった。(離脱中も)当然負ければ悔しい。イライラしながら(見ていた)」と振り返った。積もったフラストレーションを勝利で払った。
32歳の中堅は引き締まった表情でシーズン最終盤を見据えた。「しびれる試合が多い。(リーグは)だんご状態。気を抜くことは一切ない。みんな勝ちたいと思ってここに来ている」。負ければ巨人戦今季負け越し&自力CS消滅だった一戦。菊池涼がつないだ。チームは5位もCS圏まで2・5差。まだ23試合残っている。【前山慎治】
○…2戦連続1番の大盛が2戦連続複数安打で勝利に貢献した。2点差を追いつかれた9回。先頭で中堅頭上を襲う三塁打を放ち、代打菊池涼の右前打で決勝のホームを踏んだ。「追いつかれたので、先頭で出てやろうという気持ちで入りました。抜けた時点で(三塁を)狙ってました」。躍動感が打線に勢いをつけた。この日登録された菊池涼、小園に続き、28日には野間や上本ら外野の主力の復帰が見込まれる中、スタメン死守をアピールした。
○…先発遠藤は7回2失点と好投したが、中継ぎがリードを守れず、3カ月ぶりの4勝目はお預けとなった。失点は4回1死一塁から中田に浴びた2ランのみ。3度の3者凡退などで試合をつくった。「正直今日は何投げてもカウントを取れた。チームも勝てて無駄じゃなかった。しっかり変化球も操れた」。久々の白星は逃したが、手応えは十分だった。
▽広島西川(4回に4試合ぶり9号ソロ)「すぐに追いつけた形になったので、良かったと思います。ある程度、真っすぐを頭に入れながら浮いてきたスライダーを反応で打てた感じ」
今日も「魔の8回」が起こるのかとヒヤヒヤでしたが、なんとか逃げ切る事が出来て良かったです。
先発の遠藤投手は今日はピッチングが違っていました。躍動感あふれるピッチングで、カウント負けすることなく、相手打者と対等に勝負出来ていました。
1−0で迎えた4回表、1アウト1塁から読売中田選手にレフトスタンドへ2ランを浴びて1−2と逆転を許しました。直近の3試合で連続1イニング2被弾を喫するなど、一発に苦しんでいた遠藤投手でしたが、今日は踏ん張りました。味方打線がすぐに逆転に成功すると、5回以降は2塁を踏ませず、6回表2アウト1塁の場面で読売中田選手を見逃し三振に仕留めました。結局遠藤投手は7回106球を投げて5安打無四球、2失点で降板しました。今日はナイスピッチングでした。それだけに勝ちをつけてあげたかったですね。
打線は読売先発の直江投手に対し、2回裏1アウトから坂倉選手がライトスタンドへソロホームランを放ち、1−0と先制しました。坂倉選手のバッティングは大分復調してきた感じです。シーズン最終盤に向けて上向き傾向ですね。
1−2と逆転された直後の4回裏、先頭の西川選手がセンターへのソロホームランを放ち、2−2の同点に追いつきました。逆転された直後だけに、このホームランは大きかったです。その後連打でノーアウト1、3塁とした所で、読売は2番手の鍬原投手に交代しました。続く堂林選手が併殺の間に3塁ランナーが生還し、3−2と逆転しました。
さらに5回裏、先頭の矢野選手がライトスタンドへソロホームランを放ち、4−2としました。矢野選手は結構バッティングがいいですね。脆さはまだありますが、パンチ力がありますね。矢野選手のパンチパーマのおかげでしょうか(笑)。
そして、「魔の8回」がやってきました。8回表、カープは好投の遠藤投手から2番手に松本投手に交代しました。が、ヒットと2つの四球などで2アウト満塁のピンチを背負い、読売岡本選手にレフトへ2点タイムリーを浴びて4−4の同点に追いつかれました。ドリヨシ的には、先発の遠藤投手には8回も投げさせるべきだと思いました。遠藤投手自身も8回はいきたかったでしょうし、投げるだけの余力はまだあったはずです。結果論ではなく、監督以外の本音ではないでしょうか。この後は3番手のケムナ投手が後続を抑え、4−4で踏みとどまりました。
8回裏、読売5番手のクロール投手に対し、先頭の大盛選手がセンターへの3ベースを放ち、ノーアウト3塁と勝ち越しのチャンスになりました。大盛選手は最近良く当たっていますね。長打も多く、1番打者としての存在感をアピールしています。野間選手もウカウカしていられないですね。続く羽月選手に代打菊池涼介選手が送られました。コロナで離脱していた菊池涼介選手ですが、今日1軍登録され、大切な場面でいきなり代打となりました。カウント2−2からライト前タイムリーを放ち、5−4と勝ち越しました。さすがは菊池涼介選手ですね。なお1アウト1、2塁から坂倉選手のショートゴロの当たりを読売坂本選手が悪送球し、2塁ランナーの菊池涼介選手が生還して6−4としました。
9回表は守護神栗林投手が読売打線を3者凡退に仕留め、試合が終わりました。
チームはこれで4位読売に0.5ゲーム差に迫りました。3位阪神にも2.5ゲーム差なので、十分狙える位置です。残り23試合、1つも落とせませんね。
明日のカープの先発は大道投手です。今日の遠藤投手の好投を受けて、魂のピッチングに期待しましょう。読売は赤星投手です。約2か月ぶりの先発です。つけ入るスキは十分あります。粘りのある攻撃で撃破しましょう。
菊池選手の元気な姿や声聞けて安心しました。
活気が出てきたので明日も間違いなく勝つでしょう。