2024年06月29日
11回戦@東京ドーム 広島2−1読売 わずか3安打ながら読売に競り勝つ!矢野選手先制タイムリー!菊池選手値千金の決勝弾!大瀬良投手無失点記録35回1/3まで継続!
広島がわずか3安打で巨人に競り勝つ 菊池が九回に決勝弾 大瀬良は無失点記録35回1/3まで継続
6/29(土) 16:49配信
デイリースポーツ
9回、左越えソロを放った菊池(右)
「巨人1−2広島」(29日、東京ドーム)
広島がわずか3安打で競り勝った。
先制は二回。1死から4試合ぶりのスタメンだった二俣が右中間への二塁打で出塁。続く3試合ぶりスタメンの矢野が左翼線への適時打を放ち、1点リードを奪った。
1−1の九回には菊池が左翼席へ値千金の6号ソロ。巨人守護神を打ち砕き、これが決勝点となった。
先発・大瀬良は抜群の投球内容を披露。初回は丸、ヘルナンデスから見逃し三振を奪い、最高の滑り出し。四回にこの日初安打となる二塁打をヘルナンデスに許すも、岡本を遊飛に打ち取り、ピンチを脱出した。
七回に吉川尚、岡本に安打を浴び、1死二、三塁となった所で新井監督が交代を告げた。大瀬良は6回1/3を4安打無失点で降板。後を継いだ塹江が1球で大城を一ゴロ、森浦が岸田を三球三振に抑え無失点で切り抜けると、笑顔でベンチに迎え入れた。
また、5月24日・DeNA戦(横浜)の二回から続く連続無失点を35回1/3まで伸ばし、球団歴代2位に浮上。同1位の09年大竹寛がマークした43イニングも視野に入ってきた。
今日も守備で耐えて耐えて、攻撃ではワンチャンスを確実に得点し、読売に競り勝つ事ができました。鬼門と言われ始めていた東京ドームで勝利できたのはチームにとっても大きいと思います。
野間選手はベンチ。スタメンは1番センター秋山選手、2番セカンド菊池選手、3番レフト上本選手、4番サード小園選手、5番ファースト堂林選手、6番ライト二俣選手、7番ショート矢野選手、8番キャッチャー會澤選手、9番ピッチャー大瀬良投手のオーダーを組みました。
巨人の先発グリフィン投手に1回表、秋山選手は死球、菊池選手のレフトフェンス際への打球は読売佐々木選手に好捕され、上本選手と小園選手は連続空振り三振に倒れました。
先発の大瀬良投手は今季12度目の登板で、試合前まで4勝0敗、両リーグトップの防御率0.87。前回の6月22日の中日戦(バンテリンドーム)は7回を3安打の無失点で勝ち投手になりました。今季の読売戦は3度目で、1勝0敗、11回を投げ9安打で無失点の防御率0.00でした。
大瀬良投手は1回裏、読売丸選手を見逃し三振、吉川選手をショートゴロ、ヘルナンデス選手を見逃し三振と3人で退ける立ち上がりでした。
2回表の攻撃で1アウトから二俣選手が2ベース、矢野選手がレフト線に巧みにタイムリーを落とし1−0と先制しました。二俣選手も矢野選手も1軍生き残りに必死です。今日チーム3本のヒットのうち、このイニングで2本を放ち、見事得点に絡んでいます。
大瀬良投手は2回裏、先頭の読売岡本選手に四球も大城選手を見逃し三振、岸田選手をサードゴロ併殺打に仕留めました。大瀬良投手は3回裏も読売佐々木選手、門脇選手、グリフィン投手を3人で打ち取りました。
4回表の攻撃で上本選手、小園選手、堂林選手のクリーンナップが3者凡退に終わりました。大瀬良投手は4回裏、読売丸選手をレフトファウルフライ、吉川選手をショートゴロ、ヘルナンデス選手に左中間に2ベースも岡本選手をショートフライに抑えました。
大瀬良投手は5回裏、読売大城選手をセンターフライ、岸田選手をピッチャーゴロ、佐々木選手をレフトフライに抑え自身34イニング連続無失点で球団歴代2位の2012年の今村投手に並びました。
打線は3回から6回まで1人のランナーを出すことができませんでした。大瀬良投手は6回裏1アウトから読売グリフィン投手にセンター前ヒットも丸セをショートゴロ併殺打に仕留めました。
7回表の攻撃も上本選手が空振り三振、小園選手はショートフライ、堂林選手はセンターフライと3人で終わりました。
大瀬良投手は7回裏、先頭の読売吉川選手にライト前ヒット、ヘルナンデス選手をライトフライ、岡本選手にレフト線に2ベースを浴び1アウト2、3塁となり大瀬良投手は降板しました。代わった2番手の塹江投手が読売大城選手をファーストゴロ、さらに代わった3番手の森浦投手が読売岸田選手を空振り三振に斬って取りました。塹江投手と森浦投手は1人1殺の役割をしっかりと果たしてくれました。現在のリリーフ投手陣の鉄壁さと、勝ちへの執念を見た感じがします。
大瀬良投手は6回1/3を109球、4安打1四球3奪三振の無失点の投球内容でした。大瀬良投手の表情がすごかったです。かなり気合いが入っていて、インコース、アウトコースの球の出し入れが巧みだったと思います。キャッチャー會澤選手の素晴らしいリードも忘れてはなりません。
8回表の攻撃は二俣選手、矢野選手、會澤選手と3人で終わりランナーを出せません。
8回裏は4番手の島内投手が1アウトから読売門脇選手に四球、代打の立岡選手の送りバントはキャッチャーゴロとなり2塁封殺。丸選手にセンター前ヒットで2アウト1、2塁に。続く吉川選手に四球、満塁からヘルナンデス選手にファーストへのタイムリー内野安打を浴び1−1の同点に追いつかれました。
9回表、2アウトランナーなしで、読売2番手バルドナード投手から菊池選手がレフトスタンドへ6号ソロを叩き込み、2−1として勝ち越しに成功しました。この菊池選手の決勝弾が、チーム3本目のヒットでした。菊池選手はこれがあるので、密かに期待していました。
9回裏は守護神の栗林投手が登板しましたが、先頭の読売大城選手に四球、岸田選手は送りバント失敗も、佐々木選手にレフト前ヒットで1アウト1、2塁となりましたが、代打の読売長野選手をショートライナー、代打の若林選手を空振り三振で締めて21セーブ目をマークしました。
島内投手も栗林投手も、そんなに調子が良いとは思っていません。2人共にリリーフに失敗する事がある中で、今日は島内投手に新井監督が変装してマウンドに上がり、直接島内投手に檄を飛ばしました。島内投手、栗林投手は打たれながらも、粘りでピンチを切り抜ける事で成長していくものと思います。
さて、明日はカード勝ち越しをかけての一戦です。カープは玉村投手、読売は菅野投手です。明日もタフな試合になりますので、勝ちたい気持ちが強いチームが勝つと思います。玉村投手には先制点を与えないように頑張って欲しいです。
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12608616