2024年06月28日
10回戦@東京ドーム 広島2−3読売(延長10回サヨナラ) 土壇場9回追いつくも、延長10回守護神栗林投手が読売丸選手にサヨナラ被弾。チームは3連勝でストップ。
広島 守護神・栗林がまさか…痛恨のサヨナラ被弾で連勝ストップ 鬼門東京ドームで勝てず4連敗 勝てば2桁貯金リーグ一番乗りも
6/28(金) 21:29配信
デイリースポーツ
10回、丸(左手前)にサヨナラ本塁打を打たれ、がっくりとベンチに戻る栗林(右)=撮影・佐藤厚
「巨人3−2広島」(28日、東京ドーム)
広島が痛恨のサヨナラ負けで、連勝が3で止まった。東京ドームでは今季4連敗となった。
九回に執念を見せた。2死三塁からバッテリーエラーで試合を振り出しに戻した。しかし延長十回、2死一、三塁の好機を生かせず、直後に丸にサヨナラ弾を浴びてしまった。
先発・床田は序盤から得点圏に走者を置く投球が続くも、味方の好守にも助けられながら無失点で切り抜けていった。その姿に応えるように、五回に堂林が今季1号となる先制ソロを放ち、援護した。
しかし、その直後の五回に左腕は2死三塁のピンチを迎えると、吉川に右越えの同点適時三塁打を浴び、さらにヘルナンデスにも適時内野安打を食らって、一気に逆転された。
床田は6回8安打2失点も白星ならず。打線も相手先発・戸郷の前に好機をつくりながらも要所を締められた。六回は1死一、二塁の同点機を迎えながらも、坂倉が遊ゴロ併殺打に倒れた。
東京ドームでは4月12〜14日に3連敗を喫して以降初の戦いとなったが、再び辛酸をなめた。同球場では今季はまだ8試合も残しているだけに“鬼門”化はなんとしても避けたい。勝てばリーグで2桁貯金に一番乗りする状況だったが、逆戻りとなった。
両チーム共に勝たなくてはならない試合でしたが、結果的には読売が勝ちたい思いが上回ったのでしょうか。それにしても、丸選手にサヨナラ弾を浴びるとは…。
スタメンは1番センター秋山選手、2番ライト野間選手、3番レフト上本選手、4番ショート小園選手、5番キャッチャー坂倉選手、6番ファースト堂林選手、7番サード田中選手、8番セカンド菊池選手、9番ピッチャー床田投手のオーダーを組みましたに。
読売の先発戸郷投手に1回表、秋山選手は死球、野間選手はショートゴロ併殺打、上本選手は空振り三振に倒れました。
先発の床田投手は今季13度目の登板で、試合前まで7勝4敗、リーグ3位の防御率1.47。前回の6月21日の中日戦は7回を6安打1失点、中日カリステ選手に浴びたソロ本塁打だけで負け投手になりました。今季の読売戦は初登板です。
床田投手は1回裏、読売丸選手にレフト前ヒット、吉川選手に送りバントで1アウト2塁に。だがヘルナンデス選手をセンターフライ、岡本選手をレフトフライに打ち取り無失点の立ち上がりでした。
床田投手は2回裏1アウトから読売岸田選手にライト線に2ベースも立岡選手を空振り三振、門脇選手に四球、戸郷投手を空振り三振に取りました。打線は2回、3回は床田投手の1安打のみに終わりました。
床田投手は3回裏、先頭の読売丸選手にセンター前ヒット、吉川選手をレフトフライ、ヘルナンデス選手に右中間に2ベースを打たれ1アウト2、3塁のピンチに。続く岡本選手のショート後方の打球を小園選手が背走しながらポケットキャッチし、2塁ランナーの読売ヘルナンデス選手が飛び出し併殺でピンチを切り抜けました。この小園選手の曲芸的なプレーは素晴らしかったですね。
4回表の攻撃で先頭の野間選手が四球、上本選手が送りバントを決め1アウト2塁に。しかし小園選手は空振り三振、坂倉選手はライトフライで先制できませんでした。
床田投手は4回裏、読売大城選手、岸田選手、立岡選手を3人で退けました。その直後の5回表、先頭の堂林選手が145キロのストレートを一閃、レフトスタンドへ1号ソロを放り込み1−0と先制しました。堂林選手の打撃の調子は間違いなく上がってきています。クリーンアップを任せても大丈夫だと思います。
床田投手は5回裏、先頭の読売門脇選手にショート内野安打、戸郷投手の送りバントで1アウト2塁に。丸選手をセンターフライに打ち取りましたが、吉川選手に右中間にタイムリー3ベースを運ばれ、1−1の同点に。続くヘルナンデス選手にショートへなタイムリー内野安打を許し1−2と逆転されました。最近床田投手は連打を浴びるケースが増えてきているように感じます。スタミナ的に何か問題があるのでしょうか。
6回表の攻撃で先頭の野間選手がセンター前ヒット、上本選手の送りバント、小園選手は四球で1アウト1、2塁から坂倉選手はショートゴロ併殺打に倒れました。坂倉選手は読売戸郷投手の術中にハマってしまいました。もう少し考えて欲しかったですね。
床田投手は6回裏1アウトから読売大城選手にヒットを許し得点圏にランナーを進めるも立岡選手をキャッチャーゴロに打ち取り追加点を与えませんでした。床田投手は6回を97球、8安打1四球3奪三振の2失点(自責2)で降板しました。今日の床田投手は決して調子が良かった訳ではなかったかと思います。その割にはしっかり粘れたのではないでしょうか。
打線は7回表、堂林選手は空振り三振、田中選手はサードゴロ、菊池選手はサードゴロと3者凡退に終わりました。7回裏は2番手の黒原投手が読売門脇選手を空振り三振、代打の若林選手をライトフライ、丸選手にレフト前ヒットも吉川選手をセカンドゴロに抑えました。
8回表は読売2番手のケラー投手に代打の松山選手はセカンドゴロ、秋山選手がライト前ヒットで代走に羽月選手が送られました。読売ケラー投手の牽制悪送球で1アウト2塁に。しかし、野間選手は空振り三振、上本選手はファーストフライに凡退し同点に追いつけませんでした。
8回裏は3番手のコルニエル投手が読売ヘルナンデス選手にセンター前ヒットで代走に重信選手が入ります。しかし、2盗を坂倉選手が刺し封殺。岡本選手と増田選手も打ち取り無失点に抑えました。
9回表の攻撃で、読売の守護神のバルドナード投手に小園選手がセンター前ヒット、坂倉選手の送りバントで1アウト2塁から堂林選手のセカンドゴロで2アウト3塁に。田中選手の打席で読売バルドナード投手が暴投し小園選手が本塁に還り、2−2の同点に追いつきました。流れはカープに来ていました。
9回裏は4番手の森浦投手が読売岸田選手をライトフライ、立岡選手と門脇選手を連続見逃し三振に抑えました。まさにあっぱれなピッチングでした。
10回表の攻撃は読売4番手の西舘投手に菊池が四球、代打の宇草選手が犠打で1死二塁に。読売西舘投手から代わった読売高梨投手に代打の二俣選手が四球で1死一・二塁から野間選手はファーストゴロで2死1、3塁となるも上本の二ゴロは読売吉川選手に好プレーに阻まれました。まさに球際の勝負って感じです。
2−2で迎えた10回裏、守護神の栗林投手がカウント2−0からのカットボールを読売丸選手にライトスタンドへ叩き込まれる5号サヨナラ弾を浴びました。栗林は今季、4月25日のヤクルト戦(神宮)でヤクルトサンタナ選手にサヨナラ弾を浴びて以来の2敗目となりました。
えめ
チームは今季、東京ドームで4戦全敗となりました。今季東京ドームでの試合は残り4試合あるので、4試合全勝で飾って欲しいと思います。
さあ、明日あさってはデーゲームですが、2つ勝って、弾みをつけて広島に帰って欲しいと思います。
さて、明日のカープの先発は大瀬良投手です。今季4勝負けなしです。優勝決定戦のつもりで、家に秘めた闘志をしっかりピッチングにぶつけたいところです。読売はグリフィン投手です。6月は3試合に登板して防御率1.31を記録しています。広島戦は今季初登板です。ランナーは足でグリフィン投手を揺さぶりながら、得点を重ねていきたいですね。今日敗れていますので、明日はタフな試合になりますが、必ず勝ちます!
球団がレイノルズ選手との契約解除。左肩手術で今季の復帰が絶望的になったため。
広島、助っ人・レイノルズとの契約解除 今季加入も左肩手術で今季復帰見込まれず 1軍出場わずか2試合
6/28(金) 13:55配信
デイリースポーツ
広島・レイノルズ
広島は28日、助っ人のマット・レイノルズ内野手に契約解除を通知したことを発表した。
レイノルズは今季から加入。高い守備力とシュアな打撃を期待されていたが、開幕2戦目に左肩痛が悪化し、翌日に登録抹消。ファームでリハビリをしていたが、6月20日に手術を受け、今季の復帰が見込まれなくなったため、球団は契約解除に踏み切った。
結果的に1軍での出場は2試合で4打数無安打。メジャー通算225試合109安打という実績を引っさげての入団だったが、力を発揮することのないまま、チームを去ることになった。
レイノルズ選手が1軍から離脱した時に、何か嫌な予感がしていたのですが、案の定になってしまいました。
レイノルズ選手は主に守備力を買われての入団でした。今季春のオープン戦ではコンパクトな打撃み見せて、シーズンに入ってもある程度活躍してくれるのではないかと期待していましたが、開幕2戦目に左肩痛が悪化し、そのまま登録抹消となりました。
そして球団はレイノルズ選手に契約解除を通知しました。残念でなりません。
もう1人の新外国人選手のシャイナー選手は、現在ファームで調整中ですが、打撃で結果が出せていません。このままだと、シャイナー選手も今季限りで退団の可能性があります。なんとかモチベーションを上げてもらって、シーズン後半の打線の核となって欲しいのですが、無理ですかねぇ…。
昨年カープに在籍したデビッドソン選手は、今季韓国プロ野球でホームランを量産しています。逃した魚は大きかったかもしれません。
まあ、愚痴を言っても仕方ありませんので、カープ球団としては現有勢力で戦っていくしかありません。
9回戦@マツダ 広島4−3東京ヤクルト(9回サヨナラ) 9回2アウトから坂倉選手が逆転サヨナラタイムリー!石原選手13球粘って執念の四球!矢崎投手が今季初勝利!
広島が劇的な逆転サヨナラ勝ち 9回2死から坂倉がV打 石原執念の四球でつなぐ
6/27(木) 21:00配信
デイリースポーツ
9回、サヨナラ2点タイムリー二塁打を放った坂倉は新井監督と熱い抱擁を交わす(撮影・市尻達拡)
「広島4−3ヤクルト」(27日、マツダスタジアム)
広島が逆転サヨナラ勝ちで3連勝を飾った。
1点を追う九回、ヤクルトの守護神・田口から上本が安打で出塁。2死二塁と追い込まれたが、6番の石原が13球目まで粘った末、四球を選んだ。2死一、二塁から坂倉が放った打球は左前へ。左翼手・山崎のダイビングキャッチが届かず、ボールが後方へ転々とする間に一走・大盛が生還。劇的なサヨナラ打となった。
今日の試合は最後の最後までわからない展開でした。それにしても、今季カープが初のサヨナラ勝利だったのは意外でした。
今日は1回から試合が動きました。先発のアドゥワ投手は1回表、1アウトからヤクルト山崎選手と長岡選手の連打で1アウト1、3塁のピンチを招きました。続くヤクルト村上選手のショートへの深いあたりへのフライを小園選手が落球し、3塁ランナーが生還して1点先制されました。今日はショートに小園選手が入りましたが、もし矢野選手だったらと思ったのはドリヨシだけでしょうか?
直後の1回裏、ヤクルト先発の石川投手に対し、先頭の秋山選手がセンター前ヒット、続く野間選手のピッチャーゴロを、石川投手が2塁へ悪送球し、ノーアウト1、3塁のチャンスとなりました。上本選手はセンターフライでしたが、小園選手がセカンドゴロを放ち、その間に3塁ランナーが生還し、1−1となりました。
アドゥワ投手は2回以降5回まで、アドゥワ投手の持ち味の動く球でヤクルト打線を打たせて取るピッチングが続きました。
打線は5回裏、1アウトから菊池選手がカウント2−2からレフトスタンドへソロホームランを放ち、2−1と勝ち越しました。
アドゥワ投手は6回表もヤクルト山崎選手をファーストゴロ、長岡選手をショートゴロ、村上選手を空振り三振に取り、3者凡退に抑えました。
しかし、7回表、1アウトからヤクルト武岡選手のセカンドゴロの打球を菊池選手がまさかの後逸で、1アウト1塁となりました。続くオスナ選手がセンター前ヒットで1、2塁とされ、ヤクルト松本選手にレフトへのタイムリー2ベースを浴びて2−2となりました。オスナ選手に対しても、松本選手に対しても、追い込んだカウントから、決め球が甘く入ってしまって痛打されました。アドゥワ投手の今日の反省点ですね。ここで2番手の塹江投手に代わりましたが、なお1アウト2、3塁からヤクルト代打山田選手にセンターへの犠牲フライを許し、2−3と逆転を許してしまいました。しかし、2塁ランナーのヤクルト松本選手は3塁へタッチアップしましたが、3塁でタッチアウトになり、3アウトになりました。この3塁走塁死はカープにとっては大きかったですね。
打線はヤクルトのリリーフ陣(大西投手、木澤投手、山本投手)に対し、8回まで得点なりませんでした。
そして、2−3のまま9回裏を迎えました。ヤクルトは守護神の田口投手が登板しました。先頭の上本選手がライト前ヒットで出塁。小園選手が送りバントを決めて1アウト2塁に。堂林選手は空振り三振で2アウト2塁に。続く石原選手は最初追い込まれましたが、なんとファウルで13球粘って四球を勝ち取りました。ドリヨシは今日のMVPは石原選手だと思っています。2アウト1、2塁となり、1塁ランナーは大盛選手に代わりました。
そして続く坂倉選手がカウント2−1から、レフトへの詰まった飛球を放ち、レフトのヤクルト山崎選手がダイビングキャッチを試みましたが、捕球できず、打球が後ろを転々としている間に、2者が生還して逆転サヨナラ勝利となりました。
チームはこれで3連勝とし、ヤクルトに対し同一カード3連勝となりました。36勝27敗4分けで、貯金は今季最多の9となりました。2位阪神に3.5ゲーム差になりました。
さて、明日からは東京ドームで読売との3連戦です。明日のカープの先発は床田投手です。ミスターフライデーの床田投手は、必ずやってくれるでしょう。7回1失点でまとめて欲しいですね。読売は戸郷投手です。カープ打線は戸郷投手をそんなに苦手にはしていないので、3点は取れると思います。