私がいろいろ試した食事法の中で、体調がよくなる方法があった。
それは断食であり、連休などを利用し24時間以上断食をする方法だ。
1日から2日断食したら、次の日は一日は軽く1食、次の日は軽く2食にして3日かけて徐々に食事量を戻す。
こうすることで食べたい衝動を1日だけ我慢し、次の日は夕食か昼食のみと夕方は水やお湯でしのぎ
3日目には昼食と夕食を腹5分目で済ませるのがダイエットにも体調改善にもよいと感じる。
その際に水とビタミン剤、1日に小さじ1杯の亜麻に油かDHA,EPAを摂取する断食だ。
通常は断食というと水以外何も食べない方法をいうが、
私は肥満で高脂血症であるから健康のためには脂肪を燃やす必要がある。
断食中に体を動かす運動を行うのは筋肉細胞をやせさせる結果になるのと、水分が体から排出されると
血液がドロドロになり体に悪いと考えられるので、水分補給は最低限必要だと考える。
体の脂肪を溶かすためにはオメガ3系の不飽和脂肪酸である亜麻に油が良いのではという考えからだ。
体の脂肪を不飽和のオメガ3系の亜麻に油で溶かしたほうが基礎代謝で消費されやすいではと考える。
2日断食すると私の場合、3kgから4kgは体重が減るが、
実際は2kgくらいのぜい肉がエネルギー源として基礎代謝として使用され減少すると考えられる。
残りの2kgは何かといえば、3日で胃や腸の内容物が排便されて空っぽの状態になるためや
排尿や発汗で水分が体外へ排出されたために体重が減って痩せたように感じるが
痩せたと思っても断食をやめた後にたべると2日程度で胃腸内が食べ物で満たされるので、
食べればすぐもとに戻ってしまう。つまり実際にぜい肉が減少したのは2kg程度だと考えられる。
それと何も食べないと体がエネルギー源を逃がさないように、吸収力が増強していしまいリバウンドが起きやすくなると考えられる。
1日程度断食をして空腹感を感じると、オートファジー機能が活性化することが知られている。
その原理は飢餓状態では、細胞でエネルギーを産生するミトコンドリアの数が増加するとの研究結果がある。
肝臓や筋肉に蓄えられているグリコーゲン(ブドウ糖)を使用するが、
グリコーゲンが枯渇すると、体は“飢餓状態”と判断し、体脂肪を燃焼してエネルギーとして利用するようになるという。
体脂肪がエネルギーとなる際、ケトン体という代謝物質が生まれ、
血中でのケトン体濃度が高くなればなるほど、飢餓状態が強くオートファジー活性も高くなるそうだ。
空腹(飢餓状態)が継続すると、脂肪燃焼のほか、血糖値調整、免疫力アップ、記憶力・認知力アップなどがみられるとのこと。
糖尿病、認知症、心疾患、動脈硬化、アレルギーなど免疫疾患の治療、老化予防のほか、がんの治療法としても効果をみせているという。
そういえば、30年前から癌が断食療法で治った話とかあったし、
昨年の記事では東京のあるがん専門の病院で断食療法とEPA食で末期がん患者の多くに効果があったことが報じられた。
その原理は、癌細胞はブドウ糖などの糖質をエネルギー源としているが、ケトン体ではエネルギーにならず、
断食すると癌細胞はエネルギー不足になりどんどん委縮して小さくなってゆくという。
その一方で健康な細胞はケトン体を利用して細胞活性が図られるので生き残るという原理である。
自分も経験的に言って、1日から3日の断食を時々行うと体調がよくなるのはオートファジーの作用で
細胞活性が盛んになるためと考えられる。
断食とは逆に夜間に大食いすると次の日に下痢、吐き気、腹痛、起床しずらいなどが多いと経験的に感じる。
精神科領域でも糖分や炭水化物の取りすぎが様々な精神疾患の症状の原因であるとの知見が多くなってきた。
断食をすると肥満に効果があるだけでなく、体内でいろんな自己治癒力をはじめとする臓器の自動調整能力が高まるためと考えられる。
ただ断食は食べたい衝動を抑える必要があるから大変だ。
それよりも肥満と高脂血症、少し高めの血糖改善には必要なことだと自分に言い聞かせていて実施している。
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