【広島】打線つながらず2位転落 巨人に首位を明け渡す 2カード連続で負け越し 菊池は通算350犠打
8/29(木) 20:47配信
日テレNEWS NNN
2カード連続負け越しで2位転落の新井貴浩監督（画像:日テレジータス)
◇プロ野球セ・リーグ 中日5―1広島（29日、バンテリンドーム）
広島は接戦を落として、2カード連続の負け越し。この日、台風10号の影響で2位巨人は試合がなく、広島は巨人と順位が入れ替わり、7月31日以来の2位転落となりました。
広島の先発は試合前に登録された九里亜蓮投手。今季の中日戦は防御率1.67の好成績でしたが、4回に宇佐見真吾選手に2ランホームランを打たれて、2点の先制を許します。
打線は5回、堂林翔太選手のタイムリー2ベースで1点を返すと、続く菊池涼介選手が通算350個目の犠牲バントを決めて、チャンスを拡大。
しかし、矢野雅哉選手と九里投手の代打・上本崇司選手が凡退して、同点に追いつけず、九里投手は4回2失点で降板となりました。
6回には3番手の森浦大輔投手が1アウトからヒット2本でピンチを招くと、宇佐見選手に犠牲フライを打たれて、リードを2点に広げられます。
何とか追いつきたい広島でしたが、盤石な中日の中継ぎ陣を攻略できずにいると、8回には4番手のコルニエル投手が細川成也選手に第17号2ランホームランを浴びました。
2カード連続の負け越しとなった広島は、試合前時点でゲーム差0の2位だった巨人と順位が入れ替わり、7月31日以来の2位転落となりました。
絶対に勝たなくてはいけない試合を落としてしまいました。とうとう２位に転落です。それにしても、どうしてバンテリンドームで勝てないのでしょうか？ドリヨシは何度も同じ事を書いてますが、バンテリンドームではカープの選手の皆さんに元気がないように感じます。重苦しい、暗い雰囲気を背負いながら中日と戦っているような、そんな感じがします。どちらが上位のチームなのか、わからなくなるほどです。
先発の九里投手は中１０日で休養十分だっただけに、今日は完封するくらいの意気込みで投げて欲しかったのですが、４回裏に捕まりました。先頭の中日福永選手がレフト前ヒットで出塁。２アウト後、中日宇佐見選手にライトスタンドへ２ランを浴びて０−２と先制されてしまいました。立ち上がりから九里投手の状態は悪くなかったのですが、この中日宇佐見選手への１球が失投でした。先制はされて欲しくなかったのですが、残念です。
打線は５回表、中日先発の松葉投手を攻め、先頭の坂倉選手がセンターへ３ベースを放ち、続く堂林選手がセンターへタイムリー２ベースを放ち、１−２としました。続く菊池選手が送りバントを決めて１アウト３塁としました。これで菊池選手は通算350犠打を達成しました。おめでとうございます！続く矢野選手がスクイズを敢行しましたが、ファウルになり失敗。結局ピッチャーゴロとなり、３塁ランナーの堂林選手が三本間に挟まれてアウトになりました。これが痛かったですね。ここで同点に追いついていれば、流れは変わっていたはずです。なお２アウト３塁のチャンスで、続く九里投手の打順のところで新井監督は勝負手を打ち、代打に上本選手を送り込みましたが、上本選手はレフトフライに終わり、このイニング１点止まりでした。今日の試合のポイントはここだったように思います。
６回裏、３番手の森浦投手が捕まりました。１アウトから中日カリステ選手にセンター前ヒットで出塁を許すと、細川選手にセンターへ２ベースを打たれ２、３塁とされ、続く宇佐見選手にセンターへ犠牲フライを許し、１−３とされました。
さらに８回裏、５番手のコルニエル投手がピリッとしません。先頭の中日カリステ選手にライト前ヒットで出塁を許し、続く細川選手にバックスクリーン右に２ランを浴びて、１−５とされ、試合が決まりました。
試合はそのまま１−５で敗れました。
何度も書きますがどうしてカープはバンテリンドームで勝てないのでしょうか。選手の皆さんはこのバンテリンドームでは100%の力を発揮できていないように感じます。次回以降ここで勝つために、どうしたら良いのか真剣に考えなくてはなりません。
チームは２カード連続の負け越しで、６０勝４８敗５分けで貯金は１２となりました。今日試合が中止になった読売と入れ替わり、カープは２位に転落しました。首位読売と0.5ゲーム差です。
明日からマツダスタジアムでヤクルトとの３連戦でしたが、明日３０日は台風接近のため、中止になりました。カープにとってはこの中止は助かったと思います。あさって３１日から仕切り直しです。是非連勝して横浜に乗り込んで欲しいですね。
