2024年08月22日
19回戦@東京ドーム 広島2−1読売(延長10回) 9回土壇場で小園選手が同点タイムリー!10回矢野選手が決勝タイムリー!アドゥワ投手6回途中1失点粘投!リリーフ陣無失点リレー!読売と2ゲーム差に!
広島劇的な逆転勝ち!首位攻防で巨人に勝ち越し 新井監督の顔も真っ赤、矢野V打にガッツポーズ
8/22(木) 21:28配信
デイリースポーツ
10回、左前に勝ち越し打を放ちガッツポーズする矢野
「巨人1−2広島」(22日、東京ドーム)
広島が大きな1勝を挙げた。九回に追いつき、十回に決勝点。首位攻防戦で逆転勝ちし、カード勝ち越した。巨人とのゲーム差は2となった。
土壇場の九回、小園が同点適時打を放った。3戦連続完封目前の戸郷から執念で追いつくと、十回は矢野がケラーから決勝打。一丸で勝ち越し、顔を真っ赤にした新井監督も渾身(こんしん)のガッツポーズを作った。
ドリヨシは読売先発の戸郷投手に完封を喫するだろうと諦めかけていましたが、カープの選手の皆さんは誰一人諦める選手はいませんでした。驚異的なカープの粘りの野球で試合をひっくり返しました。いやあ、アッパレです。
今日は秋山選手がベンチ。スタメンは1番センター野間選手、2番ショート矢野選手、3番サード小園選手、4番ライト末包選手、5番キャッチャー坂倉選手、6番ファースト堂林選手、7番レフト中村奨成選手、8番セカンド菊池選手、9番ピッチャーアドゥワ投手のオーダーを組みました。
巨人の先発の戸郷投手に1回表、野間選手はセンターフライ、矢野選手は空振り三振、小園選手はセカンドゴロと3者凡退に終わりました。
先発のアドゥワ投手は今季15度目の登板で、試合前まで6勝3敗、防御率3.13。前回の8月6日の読売戦(東京ドーム)は9回を133球、3安打、3四球、3奪三振の無失点でプロ初完封勝利を挙げました。今季の読売戦は3度目の登板で、2勝0敗、防御率1.93でした。
アドゥワ投手は1回裏、読売丸選手にレフト前ヒット、吉川選手の送りバントで1アウト2塁からモンテス選手をサードゴロ、岡本選手をセンターフライと無失点での立ち上がりでした。
アドゥワ投手は2回裏、読売大城選手に四球、坂本選手にセンター前ヒットでノーアウト1、2塁から門脇選手をレフトフライ、浅野選手にセンター前ヒットで1アウト満塁も戸郷投手をサードゴロ併殺打に仕留めました。
打線は3回まで堂林選手の四球のみで読売戸郷投手にノーヒットに抑えられました。
アドゥワ投手は3回裏2アウトから読売モンテス選手と岡本選手に連打され1、3塁も大城選手をピッチャーゴロに打ち取りました。
4回表の攻撃で先頭の矢野選手がライト前ヒットも小園選手はセンターフライ、末包選手はショートゴロ併殺打とチャンスを広げられませんでした。
アドゥワ投手は4回裏、読売坂本選手と門脇選手に連打、浅野選手をショートフライ、戸郷投手の送りバントで2アウト2、3塁も丸選手を空振り三振に取り毎回、得点圏にランナーを置くも無失点に抑えました。
5回表の攻撃で1アウトから堂林選手がセカンド内野安打も中村奨成選手は空振り三振、菊池選手はレフトフライに倒れました。
アドゥワ投手は5回裏、読売吉川選手、モンテス選手、岡本選手の上位打線で初めて三者凡退に抑えました。
しかし、アドゥワ投手は6回裏1アウトから読売坂本選手と門脇選手に連打され1、2塁から読売浅野選手にセンターへタイムリーを運ばれ0−1と先制されました。続く戸郷投手に送りバントを決められ2アウト2、3塁で2番手の塹江投手に交代しました。
塹江投手は読売丸選手をピッチャーフライに抑えました。アドゥワ投手は5回2/3を88球、10安打、1四球、4奪三振の1失点(自責1)で降板しました。10安打されながらも粘りのピッチングで読売打線を1失点に抑えました。アドゥワ投手のピッチングも今日の勝利に貢献しています。次回の登板も期待していいでしょう。
7回表の攻撃で小園選手はレフトフライ、末包選手は空振り三振、坂倉選手がショート内野安打も堂林選手は空振り三振に倒れました。
7回裏は3番手の森浦投手が読売吉川選手をピッチャーゴロ、モンテス選手をライトフライ、岡本選手をレフトフライと3人で退けました。
打線は8回表、中村奨成選手はセーフティーバントのキャッチャーゴロ、菊池選手は空振り三振、代打の田中選手はセカンドゴロとあさっり3人で終わりました。
8回裏は4番手の黒原投手が読売大城選手を空振り三振、坂本選手を見逃し三振、門脇選手に四球も浅野選手を空振り三振に取りました。
9回表、読売の先発の戸郷投手に野間選手はレフト前ヒットで代走に羽月選手が入りました。矢野選手の送りバントで1アウト2塁から小園選手がセンターへタイムリーを弾き返し1−1の同点に追いつきました。読売は代わった2番手の大勢投手に末包選手がピッチャーゴロ、坂倉選手が申告敬遠で2アウト1、2塁も堂林選手はサードゴロに倒れました。
9回裏、5番手の島内投手が代打の読売立岡選手をセンターフライ、丸選手に四球、吉川選手をレフトフライに。しかし、途中出場の読売オコエ選手の打席で島内投手が暴投して2塁に丸選手が進み、オコエ選手にレフト前ヒットで2アウト1、3塁から岡本選手をサードゴロに抑えました。島内投手は8勝目を挙げました。試合は延長戦に入りました。
1−1で迎えた延長10回表、読売3番手のケラー投手に1アウト後、菊池選手が四球、代打の秋山選手がライトへ2ベースを飛ばし1アウト2、3塁から代打の上本選手は浅いセンターフライも、続く矢野選手がレフトへタイムリーを流し打ち、2−1と勝ち越しました。高めの速いストレートの釣り球でしたが、空振りすることなく、しっかりミートしてレフト前に持っていきました。ナイスバッティングです。10回裏は守護神の栗林投手が無失点で締めて33セーブ目を挙げました。
この首位攻防の3連戦はカープは見事に勝ち越し、58勝44敗5分けで今季最多タイの貯金14とし、2位読売と2ゲーム差としました。今日は3位阪神も敗れましたので、そのゲーム差は5となりました。
最短ではあさって24日にも優勝へのマジック28が点灯します。
さて、明日からはマツダスタジアムで3位阪神との3連戦です。カープの先発は玉村投手です。ここ2試合連続完投勝利を挙げています。阪神戦は今季初登板ですが、覚醒した玉村投手なので、明日も完投、完封するかもしれません。阪神は高橋投手です。前回広島戦では5回4安打無失点で3年ぶりの白星を献上しています。打線は前回のリベンジをしなくてはなりません。阪神も優勝を狙うには絶対に負けられない試合ですが、今日のようなカープの全員野球の前にはかなわないのではないでしょうか。