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2024年08月18日
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16回戦@神宮 広島8−2東京ヤクルト 打線毎回の16安打8得点で大勝!九里投手6回1失点好投で6勝目!2位読売と1ゲーム差に!
【広島】坂倉将吾8号先制3ラン含む3長打で16安打8得点の打線けん引「打てて良かった」
8/18(日) 22:25配信
日刊スポーツ
ヤクルト対広島 1回表広島2死二、三塁、坂倉は左越えに先制の3点本塁打を放つ(撮影・丹羽敏通)
神宮大好き弾。広島坂倉将吾捕手(26)が、8号先制3ランを含む3長打で16安打8得点の打線をけん引した。前半戦は打率2割3厘と大不振だったが、後半戦は打率4割8厘。復調のきっかけのひとつとなった、7月24日の球宴第2戦での史上3人目の満塁弾を記録した縁起のいい球場で、完全復活を印象付けた。チームも毎回安打で快勝と、20日からの2位巨人との天王山へ弾みをつけた。
外角へ逃げるスライダーに、目いっぱい腕を伸ばした。1回、2死走者なしから得た二、三塁の好機。坂倉はヤクルト石川の初球を狙った。左翼方向へ上がった飛球は、そのまま伸びて左翼席最前列に吸い込まれた。先制8号3ランが、首位広島打線に火をつけた。
「チャンスだったので振っていこうと思った。今日も前の人たちがチャンスをつくって回してくれたので、打てて良かったです」
先制弾から、打線がつながった。3回に小園のソロで加点すれば、4回は下位打線の連続長打から2得点。5回は1死一塁から坂倉の二塁打でチャンスを広げ、菊池の適時打につながった。坂倉は7回に左中間へ二塁打を放ち、今季5度目の猛打賞とした。
前半戦終盤から打撃フォームを修正した。オフから取り組んできた投球にバット軌道を合わせるスイングから、再び最短距離でインパクトまでバットを出す形に変えた。また、監督推薦で出場した球宴もきっかけとなった。神宮での第2戦では史上3人目、セ・リーグでは初の満塁本塁打。同球場では前半戦2試合無安打も、後半戦は5試合で打率5割7分9厘、2本塁打、6打点と縁起がいい。
打率2割3厘だった前半戦から、後半戦は20試合で打率4割8厘と調子を上げている。「一発で仕留められているので、そこはいいかと思う」。毎回安打で16安打8得点でチームは首位を死守。チーム打率は前半戦2割2分9厘から2割7分6厘と、坂倉の上昇とともに、広島打線が上向いている。【前原淳】
▽広島新井監督(16安打8得点の打線に)「みんなナイスバッティングだった。中でもサク(坂倉)の先制3ラン。2アウトからだったので、あの3ランが打線の火をつけたと思います」
▽広島小園(5月24日DeNA戦以来の2号ソロ)「入ると思わなかった。打ったのはボール球。良くないということはないですけど、いいさばきができた。しっかり反応もできたので良かったです」
▽広島矢野(4回にリーグトップ6本目の三塁打)「右翼手の動きも分かっていたし、それを見ながら行けると思ったので行きました」
今日負けていたら首位が入れ替わるかもしれない大事な試合でしたが、投打がガッチリ噛み合い、ヤクルトを圧倒しました。チームとしてはとても良い形であさってからの読売との首位攻防戦に臨めるのではないかと思います。
今日はカープ打線が1回からうなりを上げました。2アウトから小園選手が死球、末包選手が2ベースで2、3塁のチャンスを作ると、坂倉選手がヤクルト石川投手のスライダーを捉え、レフトスタンドへ8号3ランを放ちました。坂倉選手の状態がホントに良くなりましたね。オールスターでのあの満塁ホームランをきっかけに、絶好調を維持しています。
3回表には小園選手にも2号ソロが飛び出し、44歳の球界最年長左腕のヤクルト石川投手を早々とKOしました。5回表には末包選手、坂倉選手の連打から菊池選手がセンター前タイムリーを放ち7点目を挙げ、その後も攻撃の手を緩めませんでした。
坂倉選手、小園選手がホームランを放ち、前日2本のホームランで復調をアピールした末包選手は4打数3安打の猛打賞をマークしました。中軸が火をつけた打線は毎回の16安打の猛攻で、ヤクルト投手陣を粉砕しました。
序盤から大量援護をもらった先発の九里投手は2回裏にヤクルト村上選手にソロホームランを献上したものの、その後はしっかり修正して6回4安打1失点で無四球の好投を見せて6勝目を挙げました。ドリヨシ的には今日もしKOされる事になったら一旦ファームでリフレッシュするべきだと思っていましたが、その必要は全くなさそうですね。
また、石原選手が九里投手の前の打者として3本の2ベースを放つ活躍を見せました。九里投手は「毎回バントで緊張した。決められて良かった」と3つの送りバントを成功させた自身の打席での貢献にも納得していました。
今日の試合、一方的にリードすると攻撃が雑になる事がありますが、カープの攻撃陣は雑にはならなかったですね。また、守備もきっちり出来ていましたし、随所に好プレーが出ていました。今日のカープは(も)隙がなかったです。
これでチームは56勝43敗5分けの貯金13としました。2位の読売、3位の阪神が共に敗れていますので、2位読売とは1ゲーム差、3位阪神とは5ゲーム差になりました。
気が早いかもですが、ドリヨシは優勝の目安は80勝と見ています。そのためには、カープは残り39試合を24勝15敗で行けば到達します。読売は残り34試合を23勝11敗でいかなくてはなりませんし、阪神は残り32試合を26勝6敗でいかなくてはなりません。数字で考えると、阪神の優勝は厳しくなって来たと言っていいと思います。となると我らが広島東洋カープと読売ジャイアンツの一騎打ちになります。あさってから東京ドームで読売との3連戦ですが、この3連戦を2勝1敗以上で戦えば、リーグ優勝が少し見えてくるのではないかと思います。今日の勢いをそのままに、あさってからの3連戦、思い切り暴れてほしいですね。