2024年11月10日
末包選手がファーストレギュラー奪取宣言!
広島・末包 新助っ人に「打ち勝つ」一塁レギュラー奪取へ決意「打つか打たないかだけの話なので」
11/10(日) 6:00配信
デイリースポーツ
モンテロへの対抗心を燃やす末包
「広島秋季キャンプ」(9日、日南)
広島・末包昇大外野手(28)が9日、来季のレギュラー奪取へ、新助っ人に「打ち勝つ」ことに意気込んだ。球団は8日に一塁を本職とする新外国人、エレフリス・モンテロ内野手(26)の獲得を発表。今秋から一塁にも挑戦する末包にとってはライバルになる。秋季キャンプでは、バットが外から出る悪癖の修正に注力。打撃力をアップさせ、激しい競争を勝ち抜く覚悟だ。
一心不乱にバットを振り込む姿からは、来季に懸ける末包の強い思いが感じ取れた。新外国人・モンテロの加入に「外国人は毎年来ますし、自分が結果を残していけば、おのずとチャンスも増えると思う。誰がとかではなく、自分が結果を出していければいい」と自らの立場を高めることに集中する構えを示した。
今秋からは田村とともに一塁に本格挑戦。一塁には坂倉、堂林らもおり、来春の開幕に向けてし烈な競争に身を置くことになる。「結局(試合に)出られるか出られないかは、打てるか打てないかなので。今は打撃に一番の重きを置いて。打つか打たないかだけの話なので」とバットに磨きをかけ、厳しい生存競争を勝ち抜く覚悟を見せた。
現役時代、毎年のように外国人選手とポジションを争ってきた新井監督は、自らの経験を振り返りながら打力向上の必要性に言及。「打ち勝たないと一塁を守っている選手というのは出られない。厳しいポジションだと思う。そこで切磋琢磨(せっさたくま)してほしい。打ち勝たないと生き残れない」と激しい競争を促した。
定位置奪取へ、今秋はバットが外から出る悪癖の修正に注力している。「球の内側を思い切りしばけるような状態をつくれるように。悪い癖を治すのが一番なので、打撃フォームというよりは、悪い癖を出さないようにするための取り組みをやっている」と明かした。
この日はバットをしならせる感覚の意識付けとして、バットの代わりにロープで打撃練習を行うシーンもあった。「(癖が出た時に)元に戻せるような状態もつくっておきたい」と意気込んだ末包。自らの立ち位置を揺るぎないものにするため、シビアな勝負を勝ち抜く下地を整える。
来季は末包選手にとっては間違いなく勝負のシーズンになります。今季の末包選手は79試合に出場し、打率.238、9本塁打、37打点で、とても悔しいシーズンになりました。特に、9月のチームの大失速に合わせるように、末包選手のバッティングも大失速しました。
この秋から本格的にファーストのポジションに挑戦していますが、ファーストというと、他に堂林選手、林選手、仲田選手、二俣選手、松山選手、田村選手、そして新たに助っ人外国人選手として加入するモンテロ選手と、超激戦区です。末包選手がコメントしているように、打撃力が上がるかどうかがファーストのレギュラーポジションを奪取できるかどうかという事になります。
末包選手は打撃はパワーはありますが、技術的に悪い癖があるので、そこをしっかり改善していかなくてはなりません。ドリヨシも見ていてわかるくらいですが、スイングの際にバットが遠回りして出てきているので、球の内側を叩く事が出来なくなっています。また、抜いた変化球を投げられた時に、対応出来ずに泳がされてしまいます。
この秋季キャンプでその癖をしっかり修正してほしいですね。そして来年1月の自主トレでは、再びカブスの鈴木誠也選手との合同自主トレに参加するでしょうから、鈴木選手から的確なアドバイスを受けつつ、2月の春季キャンプから結果を出せるように、頑張って欲しいと思います。
末包選手も来年は29歳になります。来季ブレイクしないと後がないと言っても過言ではありません。打線の中軸の中心として、頼れる打者になるように期待しています。
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