2024年11月13日
二俣選手が新打法で開眼か?
【広島】二俣翔一、DeNA宮崎似の新打法で定位置奪取狙う「ヘッドを遊ばせる感じなど参考に」
11/13(水) 20:21配信
日刊スポーツ
DeNA宮崎に似た打撃フォームに取り組む広島二俣(撮影・前原淳)
広島二俣翔一内野手(22)が、新打法でレギュラー奪取を狙う。今年最後の対外試合となった西武との練習試合に「1番・遊撃」で先発。先発・菅井からの中越え二塁打に「ポイントを出されてセンターフライかなと思ったんですけど、ヘッドを走らせることができたので伸びてくれた」と振り返った。納得の一打が、13安打6得点の口火を切った。
秋季キャンプ第2クール時、藤井ヘッドコーチから「力が入っているように見える」と指摘され、打席での構えを変えた。歩幅を極端に狭め、グリップの位置を下げ、脱力を意識する。日本一に貢献したDeNA宮崎に似た打撃フォームに「ヘッドを遊ばせる感じなどは参考にさせてもらっています」。まだ始めたばかりだが、10日の西武との練習試合での本塁打に続き、この日も長打をマークした。
「(これまでは)どうしても力が入ってしまって、衝突のように打っていた。下に構えて投手のスローイングのような感じで打つと、バットがしなるような感覚で打てる」
結果とともに内容も伴った打撃に、新井監督も「タイミングの取り方、リズムというのが良くなっていると思います。今年1年、いい勉強になったと思うし。まだまだ若い。ユーティリティーでは絶対に終わらないと彼自身が思っているはずだし、こちらもそういうつもり。ずっといいものを見せてくれていると思います」と目を細めた。
今季はユーティリティープレーヤーとして出場試合を80試合に増やしたが、もともと思い切りのいい打撃が持ち味だった。先日、ゴールデングラブ賞を受賞した矢野に、打撃を磨いてレギュラー争いを挑んでいく。
二俣選手は今季はステップアップ出来たシーズンだったと思います。今季の二俣選手は1軍に80試合に出場し、107打数21安打、打率.196、1本塁打、7打点でした。打撃は本人も納得のいくものではなかったと思いますが、4月4日のヤクルト戦で代打でプロ1軍初出場すると、4月19日の読売戦で8回に代打に入りレフト前ヒットを放ち、プロ初安打を記録しました。4月25日のヤクルト戦では7番レフトでプロ初スタメンを果たし、第1打席でヤクルト高橋投手からプロ初ホームランを放ちました。初物づくしの今季でした。また、守備では内外野守れるユーティリティープレーヤーとなり、チームに貢献したシーズンになりました。
あとは打撃力アップが課題ですが、この秋のキャンプの途中から打撃フォームを見直し、歩幅を狭めて、DeNAの宮崎選手のような脱力打法を採用しましたが、これがハマりつつあります。10日の西武との練習試合でチーム初となるホームランを放ち、今日の西武との練習試合でもセンターオーバーの2ベースを放ちました。
常に向上心を剥き出しにして頑張っている二俣選手ですが、来季はいよいよ開眼する可能性が高いです。し烈なレギュラー争いに参戦する事になりますが、全力プレーが信条の二俣選手には、なんとしてもレギュラーポジションを奪取して欲しいと思います。
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