2024年06月15日
2回戦@楽天モバイルパーク 広島4−3東北楽天 3連勝で今季最多貯金8!交流戦7年ぶり勝ち越し確定!二俣選手先制タイムリー!堂林選手貴重なタイムリー&好守!玉村投手今季初勝利!
広島・堂林が復活の一打 35打席ぶり安打が貴重なタイムリー 9日の1軍再昇格後初安打「ちょっとは貢献できたかな」
6/15(土) 19:19配信
デイリースポーツ
6回、堂林は中前適時打を放つ(撮影・佐藤厚)
「楽天3−4広島」(15日、楽天モバイルパーク)
広島の堂林翔太内野手(32)が4月20日・巨人戦以来、35打席ぶりの安打をマーク。9日の1軍昇格後初安打で存在感を示し「ちょっとは貢献できたかな」と汗を拭った。
2点リードの六回。坂倉が適時打を放ち、なおも1死一、二塁の場面で打席へ。2球目に二走・小園が三盗に成功し余裕が生まれた。「内野ゴロの詰まったのでも、何でも良いと思っていた。結構気楽に打席に立てた」と古謝の直球を中前にはじき返し、貴重な追加点をもたらした。適時打は4月12日・巨人戦以来、61打席ぶりだった。
一塁の守備でも魅せた。1点リードの八回2死一塁。渡辺佳が放った一、二塁間の打球を横っ跳びで好捕。ベースカバーに入った島内へトスし、この回無失点。「まずは守備からしっかり。そういったのが僕らの野球だと思う」と胸を張った。
チームは4カード連続勝ち越しで、2014年以来7年ぶりの交流戦勝ち越しを決めた。さらなる勢いの加速には、堂林の力は必ず必要だ。「今日こうやってチャンスいただいたので、また次しっかり準備したいと思います」。頼もしい背番号7が1軍に帰ってきた。
今日の試合も、カープの各選手がそれぞれの役割を果たしながら、ひたむきにがむしゃらにプレーをして、交流戦首位の楽天に勝利しました。チームはまだ荒削りなところはありますが、試合毎に確実に強くなっているのを実感しています。
野間選手が3試合連続でベンチ外に。スタメンは1番センター秋山選手、2番ショート矢野選手、3番セカンド菊池選手、4番ライト末包選手、5番サード小園選手、6番キャッチャー坂倉選手、7番ファースト堂林選手、8番DH佐藤選手、9番レフト二俣選手のオーダーを組みました。
楽天の先発古謝投手はドラフト1位ルーキー左腕です。1回表、秋山選手はショート内野安打、矢野選手はバント失敗のピッチャーフライ、菊池選手はサードライナー、末包選手はライトフライに倒れました。
先発の玉村投手は今季4度目の登板で、試合前まで0勝2敗、防御率3.21。前回の6月8日のロッテ戦(マツダスタジアム)は佐々木朗希投手と投げ合い、5回を4安打2失点(自責0)で負け投手になっています。
玉村投手は1回裏、楽天小郷選手と村林選手を連続空振り三振、辰己選手をファーストゴロに打ち取る順調な立ち上がりを見せました。
2回表の攻撃で先頭の小園選手がセンター前ヒット、坂倉選手は空振り三振、堂林選手はライトフライ、佐藤選手は四球で2アウト1、2塁に。続く二俣選手がライト前にタイムリーを放ち1−0と先制しました。なんとかしたいという二俣選手の気迫あふれるバッティングでした。続く秋山選手はセンター前にタイムリーを連続で運び2−0としました。
玉村投手は2回裏、先頭の楽天鈴木大地選手とフランコ選手に連打を浴びるも、浅村選手をセンターフライ、渡邉選手をピッチャーゴロ併殺打に打ち取り、無失点で切り抜けました。
玉村投手は3回裏1アウトから楽天小深田選手にライト前ヒット、小郷選手に四球で1、2塁とされるも楽天村林選手をレフトフライ、辰己選手をセンターフライに抑えました。4回裏は楽天鈴木大地選手をセカンドゴロ、フランコ選手もセカンドゴロ、浅村選手をセカンドフライと3人で退けました。
玉村投手は5回裏、先頭の楽天渡邉選手にセンター前ヒットを浴びるも楽天太田選手を空振り三振、小深田選手をライトフライ、小郷選手をセンターフライと後続をしっかり抑えました。
6回表の攻撃で菊池選手と末包選手の連打、小園選手のファーストゴロで1アウト1、3塁から坂倉選手がセンター前にタイムリーを弾き返し、3−0。さらに2塁ランナーの小園選手が3盗を決めて1アウト1、3塁とすると、堂林選手がセンター前にタイムリーを放ち、4−0としました。堂林選手は実に35打席ぶりのヒットで、1軍昇格後初ヒットとなりました。堂林選手自身、すごく喜んだと思います。
玉村投手は6回裏、先頭の楽天村林選手にショート内野安打、辰己選手に送りバントを決められ、1アウト2塁とされましたが、楽天鈴木大地選手をファーストゴロ、フランコ選手をショートゴロに仕留めました。
玉村投手は7回裏、楽天浅村選手と渡邉選手に連打されノーアウト1、3塁とされ、続く楽天太田選手に左中間に2点タイムリー3ベースを飛ばされ、4−2となり玉村投手は降板。代わったハーン投手が楽天小深田選手にレフトへ犠牲フライを打たれ、4−3と1点差に迫られました。
さらに楽天小郷選手に四球を出すと2盗を決められました。しかし、1アウト2塁から楽天村林選手を見逃し三振、辰己選手をセンターフライに打ち取りました。玉村投手は6回0/3を90球、8安打1四球3奪三振の3失点(自責3)で今季初白星を挙げました。玉村投手は序盤はランナーを背負いながらのピッチングでしたが、粘り強く投げたと思います。今日玉村投手が楽天打線を無失点に抑えたならば、交流戦期間中の防御率が0.00となり、大瀬良投手に次ぐ快挙になるところでしたが、残念です。7回はスタミナ的に限界が来たような感じでしたね。玉村投手の後を受けて登板したハーン投手ですが、今日こそ制球に苦労はしましたが、安定したピッチングだったので、明日以降も勝ちパターンや勝負所での登板が増えそうです。
8回表の攻撃で1アウトから小園選手がセーフティーバントを決めましたが2盗に失敗しチャンスを作れませんでした。
8回裏は3番手の島内投手が楽天鈴木大地選手をセカンドゴロ、フランコ選手を空振り三振、浅村選手にサード内野安打を許しましたが、楽天渡邉選手のファーストゴロを堂林選手が好捕しピンチを切り抜けました。堂林選手は攻守にわたって素晴らしいプレーをしており、ドリヨシはとても恐縮ですが、今日の試合は堂林選手にMVPを贈りたいと思います。
9回裏は4番手の守護神の栗林投手が楽天太田選手を空振り三振、小深田選手をレフトフライ、小郷選手を空振り三振と3人でキッチリと締めて19セーブ目をマークしました。
楽天の追い上げをかわし、1点差で勝利しました。4カード連続で勝ち越し、今季7度目の3連勝で32勝24敗4分けの今季最多貯金8としました。さらに交流戦も10勝7敗とし、7年ぶりの勝ち越しも決めました。セ・リーグでは2位読売に3.5ゲーム差をつけての首位を固めています。
さて、明日はいよいよ交流戦のラストゲームです。カープの先発はアドゥワ投手です。前回9日のロッテ戦は6回2安打無失点と好投しています。明日は最終戦なので、立ち上がりからどんどん飛ばして欲しいと思います。楽天は松井投手です。楽天は交流戦優勝がかかっていますので、明日は投手陣総動員で来ると予想します。カープ打線はとにかく立ち遅れないように、積極的な打撃に期待します。
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