2024年06月13日
3回戦@ベルーナドーム 広島5−0埼玉西武 九里投手2安打完封で3勝目!矢野選手先制タイムリー!松山選手追加点のタイムリー!大盛選手ダメ押しタイムリー!
広島が3カード連続勝ち越しで阪神と並んでリーグ30勝到達一番乗り 球団1万試合目を快勝で飾る 130球熱投の九里が2安打完封で3勝目 矢野が先制2点適時打
6/13(木) 21:18配信
デイリースポーツ
力投する九里(撮影・園田高夫)
「西武0−5広島」(13日、ベルーナドーム)
広島が前夜の完封負けから一転して、2桁安打で快勝した。3カード連続で勝ち越しに成功し、30勝にリーグ一番乗り。球団通算1万試合目を快勝で飾った。
均衡を破ったのは汚名返上に燃える矢野のバットだった。0−0の四回2死満塁でのフルカウントから、ボー・タカハシのチェンジアップを捉えて中前への先制2点適時打。初回の二塁守備で失策を記録していた背番号61は、塁上で雄たけびをあげながら気合を爆発させた。
その後も、七回に今季3度目のスタメン起用となったベテラン・松山が左前への2点適時二塁打。さらに途中出場の大盛にも適時打が生まれた。
先発・九里は、低めを丁寧に突く右腕らしい投球を披露。最後まで、西武打線を寄せ付けず、130球熱投で2安打完封で今季初完投。完封は23年8月22日のDeNA戦以来10カ月ぶりとなった。自身3連勝となる今季3勝目を手にした。
九里投手の130球の熱投には感動しました。今季の開幕投手を務めたものの、勝ち星になかなか恵まれず、苦しいマウンドが続いていました。5月18日の読売戦で今季初勝利を挙げて、今日は2安打完封で3勝目を挙げました。
スタメンは菊池選手がベンチ。1番センター秋山選手、2番レフト宇草選手、3番ショート小園選手、4番ライト末包選手、5番DH松山選手、6番サード田中選手、7番キャッチャー坂倉選手、8番ファースト佐藤選手、9番セカンド矢野選手のオーダーを組みました。
西武の先発ボー・タカハシ投手に1回表、秋山選手が四球、宇草選手はセンターフライ、小園選手はセカンドゴロ併殺打で3人で終わりました。
先発の九里投手は今季11度目の登板で、試合前まで2勝4敗、防御率2.95。前回の6月6日・日本ハム戦(マツダスタジアム)は7回を4安打1失点(自責1)で勝ち投手、自身2連勝中でした。
九里投手は1回裏1アウトから西武西川選手のセカンドゴロを矢野選手がファンブル、栗山選手に四球で1アウト1、2塁に。中村選手を空振り三振、陽川選手をセンターフライに打ち取りました。
2回表の攻撃で先頭の末包選手が死球、松山選手がファーストゴロ、田中選手はサードフライ、坂倉選手がライト前ヒットで2アウト1、3塁とするも佐藤選手は空振り三振で先制できませんでした。
九里投手は2回裏1アウトから西武源田選手にレフト前ヒット、古賀選手の送りバントで2アウト2塁から滝澤選手をライトフライに打ち取り得点を与えませんでした。
打線は4回表、先頭の末包選手がセカンド内野安打、松山選手が四球、田中選手の3塁前のバントが内野安打となりノーアウト満塁満塁の絶好のチャンスとなりました。坂倉選手は空振り三振、佐藤選手はファーストゴロ、2アウト満塁となりましたが、矢野選手がフルカウントからセンターへ2点タイムリーを弾き返し2−0と先制しました。もしここで無得点に終わっていたら、試合の流れは西武に傾いていたかもしれません。それだけに、矢野選手の2点タイムリーはチームにとってかなり大きかったと思います。
九里投手は3、4回をともに3者凡退に抑えました。5回表の攻撃で1アウトから小園選手がレフト前ヒット、末包選手は空振り三振、松山選手はセンター前ヒットで2アウト1、2塁から田中選手は見逃し三振で追加点は挙げられませんでした。
九里投手は5回裏、西武源田選手をファーストライナー(佐藤選手の好プレー)、古賀選手をサードゴロ、滝澤選手に四球も長谷川選手をショートゴロに打ち取りました。5回まで1安打ピッチングの素晴らしい内容です。
6回表の攻撃で先頭の坂倉選手が2ベース、佐藤選手のピッチャー前バントが内野安打、矢野選手が送りバントを決め1アウト2、3塁に。秋山選手は浅いレフトフライ、代打の菊池選手がショートゴロで好機を活かせませんでした。
九里投手は6回裏2アウトから西武中村選手にレフト前ヒットも陽川選手をサードゴロに打ち取りました。
打線は7回表に小園選手が内野安打に2盗、末包選手がライト前ヒットでノーアウト1、3塁から松山選手がレフト線に2点タイムリーツーベースを運び、4−0としました。さらに途中出場の大盛選手がライトへタイムリーを飛ばし、5−0とリードを広げました。
九里投手は7回裏も西武元山選手、源田選手、代打の山野辺選手を3人で退け、8回裏は西武滝澤選手をセカンドゴロ、長谷川選手をサードライナー、代打の鈴木選手をセカンドゴロに打ち取りました。
九里投手は9回裏も西武栗山選手、中村選手、陽川選手と3人で抑え完封勝利で3勝目を挙げました。九里投手は9回を130球、2安打2四球6奪三振の無失点で今季初、自身6度目の完封勝利を挙げました。今日の九里投手は多彩な変化球を低めに集める丁寧なピッチングをしていました。危なげないピッチングに現地のカープファンの皆さんも安心して観れたのではないかと思います。
チームは今季8度目の完封勝ちとなり、3カード連続の勝ち越しで30勝24敗4分けの貯金6としました。交流戦も8勝7敗で5位タイです。
さて、交流戦もいよいよ最終カードになります。明日からは仙台で楽天との3連戦です。カープが1つ勝てば、交流戦5割以上が確定します。交流戦絶好調の楽天との試合は、3戦ともにかなりタフな試合になりそうです。明日のカープの先発は大瀬良投手です。前回7日のロッテ戦ではノーヒットノーランを達成しました。が、大瀬良投手の真価が問われるのは、明日の試合です。気持ちだけは守りに入らないように、終始攻めの姿勢を崩さないように頑張って欲しいです。楽天は早川投手です。前回7日の中日戦では7回無失点の好投で4勝目を挙げています。カギになるのは右バッターです。菊池選手、末包選手、會澤選手、堂林選手、二俣選手などの右バッターが楽天早川投手にどうアジャストしてくるか注目です。
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