2024年02月17日
九里投手が自身初の開幕投手に決定!
【広島】九里亜蓮が自身初の開幕投手に決定「“任せたぞ”と伝えました」新井監督が明かす
2/17(土) 5:00配信
日刊スポーツ
広島九里亜蓮(2024年2月15日撮影)
広島の今季開幕投手が九里亜蓮投手(32)に決まった。新井貴浩監督(47)が16日の練習中、本人に直接告げた。自身初の大役に「先発投手としてやらなければいけないと思っていた場所。いい準備をして持っているものを100%出し切れるようにやっていきたい」とすでに鼻息は荒い。
九里は昨季、8勝8敗も防御率2・53。登板間隔を問わず投げ続け、中継ぎもこなしてリーグ最多の投球回174回1/3を残した。オフから歩幅を狭めるフォームに取り組み、キャンプ初日からブルペン入り。前日15日には今キャンプ最多120球を投じるなど、順調な調整ぶりで首脳陣にアピールしていた。
昨季まで5年連続開幕投手の大瀬良や昨季チーム最多勝の床田、森下と争っていたが、昨季までの貢献度やここまでの仕上がりを加味して、新井監督が決断した。「大地と同期入団で大地とずっと争って、ここまで成長してきた。彼自身、開幕に行きたいという気持ちも感じる。『任せたぞ』と伝えました」。21年春季キャンプでは347球の投げ込みで開幕投手をアピールした過去もある。念願の大役に「開幕まで1日も無駄にすることなく、できることをやっていきたい」と決意を新たにした。【前原淳】
今季の開幕戦(3月29日、横浜スタジアムでのDeNA戦)の先発投手は九里投手に決まりました。新井監督が16日に九里投手を指名しました。プロ11年目で初の大役です。
九里投手は2013年のドラフト2位でカープに入団しました。同じ年のドラフト1位は大瀬良投手であり、大瀬良投手とは良きチームメイト、そして良きライバルです。
2014年のルーキーイヤーは、大瀬良投手と共に開幕から先発ローテーションの一角に入りました。広島で2名の新人投手が入団初年度の開幕からローテーションを担うのは初めてでした。開幕2戦目の中日戦(当時はナゴヤドーム)でプロ初登板、初先発を果たすと、6回1失点と好投。この年の新人投手で公式戦1番乗りの勝利を挙げました。このルーキーイヤーでは好投を見せましたが、打線の援護に恵まれない事や、中継ぎ投手に勝ち星を消されるなどの不運もあり、20試合に登板したものの、わずか2勝に終わりました。
2015年はジョンソン投手の加入や、黒田投手の復帰もあり、登板機会に恵まれず、7試合の登板に終わりました。
2016年はロングリリーフやローテーションの谷間の先発として自己最多の27試合に登板し、チームの25年ぶりのリーグ優勝に貢献しました。
2017年は2014年以来の開幕ローテーション入りを果たしました。しかし、シーズン中盤からはロングリリーフに配置転換されました。最終的には9勝を挙げるなど自己最高の成績を残してチームの37年ぶりのリーグ連覇に貢献しました。
2018年は中継ぎで迎えたシーズンでしたが、途中から先発ローテーションに復帰しました。6月17日のソフトバンク戦(当時はヤフオク!ドーム)で9回6安打無四球4失点のピッチングでプロ初完投勝利を記録しました。広島が優勝マジックを1として迎えた9月26日のヤクルト戦(マツダスタジアム)に先発し、8回2安打無失点で8勝目を挙げ、チームは球団史上初のリーグ3連覇を決めました。
2019年は6月25日の楽天戦(楽天生命パーク)で9回を3安打無四球無失点でプロ初の完封勝利を挙げました。
2020年は開幕から先発ローテーションを任されました。開幕直後は調子が上がらず失点が多い試合も多々ありましたが、夏場以降は安定感を取り戻し、最終的には自身初の規定投球回を達成し、防御率2.96と安定したピッチングを見せました。
2021年は10月29日のヤクルト戦(マツダスタジアム)で、5回1失点で13勝を挙げて、自身初のタイトルとなる最多勝を阪神青柳投手と共に分け合いました。
2022年は開幕から先発ローテーションの一角に入り、前年より防御率が良くなりました。しかし、四死球が多く球数の嵩む試合が多かった事と、打線の援護に恵まれず、6勝9敗で2年連続の二桁勝利は逃しました。
昨季は前年同様あまり打線の援護に恵まれず、8勝8敗に留まりました。しかし、自己最多となる26試合に先発し、リーグトップの174.1回を投げて防御率は2.53と大きく飛躍した1年となりました。
九里投手は苦労人です。それだけに開幕投手に抜擢された事を意気に感じているはずです。良きチームメイトであり、良きライバルである大瀬良投手からも「おめでとう」と言われたそうです。11年目の今季は九里投手にとってはまさにジャンプのシーズンになりそうです。今季は3年契約の3年目になります。九里投手の中には、メジャーへ挑戦する気持ちがあると思います。さらなる高みを目指して、九里投手の勝負のシーズンが始まります。
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