2024年02月14日
2軍スタートから7人の選手が1軍沖縄キャンプに帯同へ!
2軍スタートから沖縄切符を手にしたのは7人 常廣羽也斗、ハッチ&ハーン 広島カープ 若鯉を天谷宗一郎さんがチェック 黒原拓未 好アピール “右の長距離砲&脚力” の久保修も高評価
2/13(火) 16:32配信
RCC中国放送
中国放送
石田充 アナウンサー
広島カープは、このあと、沖縄に1軍は舞台を移すんですが、1軍のキャンプメンバーが発表されました。2軍スタートだった中で1軍切符をつかんだのが、こちらの7人です。
沖縄キャンプ 1軍
常廣羽也斗、塹江敦哉、トーマス・ハッチ、テイラー・ハーン、韮澤雄也、中村奨成、二俣翔一 の7人(2軍スタートから)を含む41選手
ドラフト1位の 常廣羽也斗 投手。さらには紅白戦でアピールした 中村奨成 選手も1軍切符をつかみました。
田村友里 キャスター
ここから、また、し烈な争いが繰り広げられるわけですね。
石田充 アナウンサー
そうなんです。では、日南キャンプにいるRCC野球解説者の 天谷宗一郎 さんの視察リポートです。
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
こちら、天谷です。ご存じのとおり、きょうはスタジオからではなく、天福球場(宮崎・日南市)からお届けしています。日南キャンプは残すところ、あと1日になりました。
■常廣羽也斗 投手
第3クールに入ってドラフト1位ルーキー・常廣投手が合流しました。「大学生No.1」といわれていたところが随所に見えていたと思います。“球の強さ” 、多少ばらつきはあったんですけれども、それを続けない “修正能力の高さ” も見せてもらいました。
■滝田一希 投手
ドラフト3位ルーキーの 滝田一希 投手も非常におもしろい存在なのではないかと見ていて、思いました。“躍動感のある投球フォーム” で、バッターからしてもすごく嫌だと思います。“ストレートも多少のばらつきはあったんですけれども力強さ” を感じました。そして、“スライダーも同じ軌道を描かない” 。これはバッターからしたらすごく嫌。フォークとチェンジアップも低めに集め切れていたと思います。
■トーマス・ハッチ 投手
ハッチ投手は、“総合力の高い” ピッチャーなのではないかなと感じました。ストレートも力強い。変化球も低めに集まっている。ストレートは、なんていうんだろう、きれいなフォーシームもあったんですけれども、“ナチュラルに動く、非常にやっかいなボール” というのが印象的でした。
■テイラー・ハーン 投手
ハーン投手は、去年、ターリー投手が移籍してしまい、“左の中継ぎ陣が不足といわれている中での救世主” になれるんじゃないかと思うぐらい、すばらしいボールを投げていました。“ストレートの質” 、そして “スライダーも内・外としっかりと投げ分ける” ことができていました。
■ 黒原拓未 投手
10日(土)に投げた 黒原拓未 投手が、非常にいいアピールをしたのではないかと思っています。去年までは “セットポジションからの投球でしたが、今シーズンは振りかぶって投げる” ことによってテンポ・リズムが生まれていたように感じます。力強いボールを投げていましたし、バッターに対して支配していたんじゃないかなと思います。これからいいアピールを続けていってほしいです。
■久保修 選手
たくさんの選手がアピールした紅白戦、野手の方では、やはり 久保 修 選手に注目したいと思います。2試合で計5本のヒット。しっかりととらえている。その中でミスショットは非常に少ない印象でした。
紅白戦 10日 2安打 11日 3安打
キャンプインのときには一緒に自主トレを行っていた 山田哲人 選手のようなバッティングフォームでしたけれども、このクールから “打撃フォームをコンパクトに” している。それがいい方向に向かっていると思います。
西川龍馬 選手が抜けた外野手の一角を「右の長距離砲」、そして「足も使える」久保選手が奪い取ると、チームにいい流れ・躍動感が出てくるのではないかと思います。
14日(水)には沖縄に移動します。サバイバルがより激しくなりますが、選手たちがどのようなアピールをしてくれるのか、わたし自身も非常に楽しみです。がんばれ、若鯉!
(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)
中国放送
15日からの沖縄2次キャンプには、41人の選手が参加することになりました。そのうち、2軍からは7人の選手が沖縄に帯同することになりました。
ドラ1ルーキーの常廣投手は、ルーキーシーズンの森下投手とかぶる所があります。さすが大学生ナンバーワン投手ですね。球威、制球力も抜群です。
ドラ3ルーキーの滝田投手は、変化球のスライダーのキレが良いみたいです。そのスライダーにもクセがあり、投げるたびに曲がり方が違うという特徴があるようです。相手打者にとっては厄介な球になりそうですが、あとは制球力だと思います。
新外国人投手のハッチ投手はストレートにかなり球威がありそうです。さらにストレートが微妙に動くので、これまた相手打者にとっては厄介な球になりそうです。制球力もありますので、即戦力には十分なるかと思います。
もう1人のハーン投手も、制球力が良く、ストレートとスライダーのコンビネーションも抜群のようです。解説者の天谷宗一郎さんも言われているように、中継ぎ左腕の救世主になる存在になりそうです。
黒原投手は昨年秋のキャンプから調子を上げてきました。10日の紅白戦でも好投を見せて、首脳陣に素晴らしいアピールをしました。あとは対外試合でどんなピッチングをするのか、楽しみです。
久保選手はこのキャンプは文句なしの結果を残しています。紅白戦2試合で5安打を放ち、守備でも華麗なプレーを披露して、首脳陣をうならせています。開幕1軍の切符も現実味を帯びてきました。
沖縄2次キャンプからは実戦形式が増えてきます。
今週の土曜日はロッテと、日曜日は阪神と練習試合をします。特に若手選手がこの練習試合でどのような活躍を見せてくれるのか、楽しみです。
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