2024年02月27日
春季キャンプ打ち上げ!新井監督「100点」と評価!
沖縄キャンプ 堂林翔太が手締め「優勝・日本一、ぼくたちなら必ずやれます」 森下暢仁は新球スライダーでキャリアハイ成績を 床田寛樹「中心として…」広島カープ
2/27(火) 18:22配信
RCC中国放送
中国放送
石田充 アナウンサー
広島カープが2月15日からキャンプをきょう27日まで13日間行った、こちら沖縄の海です。中日のキャンプ地になります北谷の海です。中日とは先週金曜日、オープン戦を戦ってカープは10点取った、すばらしい戦いを見せてくれました。
そして、南の方へカメラが向いて、東の高速道路を通っていきますと、いろんなスポーツ施設があります。カープのキャンプ地でもあります、白い屋根・スタンドがあるのが、「コザしんきんスタジアム」(沖縄市)ということになります。
今回、わたしはこの沖縄キャンプの全日程を近くで取材させていただいたんですけれども、新井貴浩 監督がさきほどのインタビューの後に言っていたのが、「点数をつけるなら100点満点で何点ですか?」という問いに対して「100点」と表情も柔らかく言ってくださったんです。本当に充実の13日間という、あのスタジアムでの鍛錬の日々ということになりました。
新井監督は、ふだんから手のことを「家族」と言います。今回、1軍のキャンプは、41人の選手が帯同してきました。やっぱり、過去にないぐらい若い選手が多かったなという印象の1軍キャンプでした。1軍出場がまだないという、3年目の 木翔斗 選手であったり、高卒4年目の 二俣翔一 選手もいました。二俣選手はもう「次は大学4年生がドラフトで入ってくるので、今から危機感なんです」と口にしながら、でも、しっかりと結果を残してきて、しっかりと現状、1軍に帯同していると。本当に充実の家族の底上げができたんではないかなという印象のこの沖縄キャンプになっています。
選手たちはもう球場を後にしたんですけれども、撮れたての声があります。
■選手会長から感謝とゲキ!
広島カープ 堂林翔太 選手(沖縄キャンプ手締めあいさつ)
「みなさん、1か月のキャンプ、お疲れさまでした。みなさんのおかげで無事にキャンプを終了することができました。ありがとうございました。これから広島に戻り、オープン戦、シーズンへと本格的に入っていきます。監督・コーチ・選手・球場スタッフ全員が力を合わせて心を合わせて一丸となって1年間、戦っていきましょう。そして、6年ぶりのリーグ優勝、40年ぶりの日本一を勝ち取りましょう。ぼくたちなら必ずやれます。それでは、1本締めで締めたいと思います。お手を拝借。いょー」
■新球スライダーで自身、最高成績を目指す
広島カープ 森下暢仁 投手
― キャンプ、1か月お疲れさまでした。どのような時間に?
「本当、充実したいい時間になりました」
― 特にこのキャンプでやりたいことは?
「昨年、なかなかボールが投げられなかったので、しっかりとボールを投げて、ピッチングにつなげていけたらなと思ってやっていました」
― 1年前のキャンプは右ひじの手術明け。比べて今のコンディションは?
「自分の中でもいいコンディションでいろんなことができているので、今は本当、すごくいいなと思っています」
― ブルペンでまっすぐ・変化球、それぞれの手応えは?
「今のところ、本当に順調に来ているので、これを継続して、もう少し強度を上げていったりとかできたらいいなと思っています」
― 前田健太 投手から教わったスライダーの手応えは?
「いや、まだオープン戦があるので、そこでいろいろ試しながらやっていきたいと思います」
― おととい、この球場でシート打撃に登板。バッターに投げて、いかが?
「本当、こうやって試合の中で投げて、これから行くので、その中でまたいろんなことを感じられると思いますし、やってみて、いろんなことを感じてシーズンに入っていけたらなと思っています」
― キャンプでは大分の後輩、ドラフト1位の 常廣羽也斗 投手ともコミュニケーションをとる時間があったと思いますが?
「元気がありますし、いろんな…。だいぶもう、たぶん1か月で慣れてきていると思うので、これからしっかりと準備して、一緒にローテに回る日が来たらいいなと思っています」
― 開幕の前に日の丸を背負って練習試合。侍での試合に向けては?
「投げる機会もそんなに多くないと思うので、出番があるところでいいパフォーマンスを出せたらなと思います」
― 他球団の選手とこういったことを聞いてみたいというのは?
「特にそこまで考えてないですけど、なかなかそういう機会もないのでいろんな感じることがあると思うので、いろんなことを感じながら充実した日にしたいなと思います」
― 開幕までおよそ1か月。どういったプランを描いている?
「もう実戦が入ってきて、実戦で投げてみてしか感じられることがないと思うので、そこで投げながらいろんなことを感じて、シーズンで同じようなミスだったり、そういうことをなくして入っていけたらいいなと思います」
― プロ5年目のシーズンが始まります。どういった1年に?
「本当に優勝したいと思っていますし、チームがいい結果で終わるのが一番だと思うので、その中でチームの力になれたらいいなと思っています」
― 具体的にこういう成績を残したいというのは?
「もうローテ守って、キャリアハイの成績を残せたらなと思います」
― 広島からたくさんのファンの方が応援していると思います。メッセージを。
「しっかりといい準備をして開幕を迎えられるようにがんばりたいと思います。応援、よろしくお願いします」
■自分が中心となって優勝・日本一へ
広島カープ 床田寛樹 投手
― キャンプはどういう時間に?
「自分のやりたいこともやれましたし、すごくいい時間が過ごせたかなと思います」
― ことしのキャンプは調整を任されてやってきたが、どういうことを意識?
「まずは変化球をしっかりと磨くっていうのと、また、大きなけがをしないっていうことを目標にやっていました」
― 変化球という話があったが、チェンジアップなど手応えは?
「投げるたびによくなってきているので、これから実戦に入ってくるので、そこで
もう1個上げていけたらいいかなと思います」
― どのあたりが特によかった?
「チェンジアップに関しては、こういう空振りしてほしいなみたいなので、空振ってくれたりとかしたので、あとはもう少しストライクの確率を上げていければいいかなと思います」
― キャンプはいろんなチームメイトと過ごせる貴重な時間だが?
「そうですね。ふだん、遠征にみんなが行くというのはなかなかないので、こういう期間でみんなでご飯を食べたりとか、ルーキーとしゃべったりとかできたので、すごくいい時間ができたかなと思います」
― 今後は実戦。どんどんオープン戦に入ってくるが、登板に向けた思いは?
「この前のシート(打撃)で出た課題をしっかりとつぶして、次、また試合で投げて、収穫と課題をまた見つけて、どんどんつぶしていければいいかなと思います」
― 出た課題とは具体的に?
「ストライクの確率ですかね。球自体はそんなに悪くはなかったので、確率だけ上げていければいいかなと思います。
― オープン戦が終われば、すぐ開幕戦。あと1か月、大事な時間になるが?
「ことし、初めて自分の好きなようにやっていっていいとは言われたので、自分のやりたいこともやりますけど、そのぶん責任もすごく大きくなると思うので、しっかりと責任を持って、自分のやれることを精いっぱいやれればいいかなと思います」
― 去年は2位で、さらに一つ上を目指すシリーズになる。床田投手の役割は?
「やっぱり優勝して日本一になる中で自分が中心としてやっていきたいなとはすごく思います」
― シーズンに向けての意気込みは?
「けがなく、去年、1回…、2回か抹消もあったので、そういうのはことしはなくして、1年間、ローテーションで回り続けるようにしたいなと思います」
中国放送
今月1日から日南と沖縄で行われた春季キャンプも、今日で打ち上げとなりました。
このキャンプでは、し烈な外野手争いが注目されましたが、若手選手がしっかりアピールしていました。中でも注目されていたのは高卒3年目の田村選手です。持ち味の打撃でアピールしましたね。ロッテとの練習試合では先制2ランを放つなど、今季にかける思いが伝わってきます。田村選手は来月行われる侍ジャパンの強化試合のメンバーとして選出されています。強化試合に出場するからには、しっかり結果を残して、再びカープの1軍に合流して欲しいですね。
もう1人、久保選手も負けずとアピールしていました、課題であった打撃力も少しずつアップしているようです。打撃力さえ向上すれば、走攻守そろった素晴らしい外野手になりそうな予感がします。カープのレジェンド、緒方孝市氏のようになれば最高ですね。
他にも若手野手の底上げが確実に出来ているようで、新井監督も手応えを感じているようです。
投手陣は主力級の投手は順調な調整をしてきました。開幕投手の九里投手や床田投手、森下投手は実戦にはまだ登板がありませんが、出力を上げてきています。大瀬良投手は手術明けという事もあり、無理することなく、じっくり調整を進めてきました。ドリヨシ的には今季中盤からしっかり頑張ってくれればいいと思っています。
リリーフ陣も順調にきています。中でも栗林投手はストレートに手応えを感じており、「自分としては結構満足」とコメントしています。
キャンプ終盤で開幕1軍をアピールしたのは高卒3年目の高木選手です。今季初めて1軍キャンプスタートを勝ち取ったキャッチャーです。おとといの日本ハムとのオープン戦では8番キャッチャーとしてフル出場し、打っては2安打、守備では盗塁阻止を披露しました。新井監督は高木選手について「打ってよし、止めてよし、刺してよし。すごくいいものを見せてくれたと思います」とコメントしました。
さあ、3月に入るとオープン戦が本格的になります。徐々に主力級の選手が出場してきますので、レギュラーポジション争いの若手選手はさらなるアピールが必要になります。開幕1軍の切符をかけてのし烈な争いに、若鯉達は必死です。
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