2023年11月19日
育成の新家投手が来季ブレイクの予感!
広島の泣きどころ解消へ 育成左腕・新家颯 新井監督が高評価「いいツーシーム投げている」 サイドスローにも挑戦中
11/19(日) 8:00配信
デイリースポーツ
元気よくノックを受ける新家(撮影・田中太一)
「広島秋季キャンプ」(18日、日南)
広島・新井貴浩監督(46)が秋季キャンプ最終クール初日となった18日、育成左腕の新家颯投手(20)に熱視線を送った。ブルペン投球後、本人に左打者の内角を攻める重要性を語り「グッと伸びてきつつある投手」と高評価。今季、リリーフ左腕の駒不足に陥ったチームを救うべく、来季3年目の若鯉が支配下選手登録を目指す。
チームの“泣きどころ”を救ってほしい。その可能性を秘めた新家の姿を、新井監督は見つめた。「いいツーシームを投げている。スライダーもよく曲がっている。それを左打者にどんどん使えるようになれば、すごく幅が広がるよ、という話をした」とブルペン投球後に背中を押した。
左打者の内角へ投げ込めれば、外角直球が多少甘くても打者が踏み込めなくなる利点も働く。元々オーバースローだが、現在はサイドスローに挑戦中。本人は「基本的に左打者にはサイドで投げていく。狙い通りに投げられる傾向がある」と分析し、2通りの投げ方で打者を惑わす青写真を描いた。
指揮官も「あれをモノにできたら打者はすごく嫌。スライダーも横と縦の2種類でツーシームもある。上から、いいチェンジアップを投げられるのが一番の強み。今キャンプでグッと伸びてきつつある投手」と成長株だと位置付けた。
投手陣は今季、ターリーが8月末から腰痛で離脱。9月以降、大半の試合で中継ぎ陣が全員右投手という状況になり「相手が組みやすくなる。ブルペンの左は重要。そこを作っていきたい」と新井監督はリリーフ左腕の台頭を課題に挙げた。来季3年目の新家は「支配下を目指して頑張っていきたい」。チームの課題解消の一役を担うため、支配下へのアピールを重ねていく。
◇新家 颯(しんや・そう)2003年8月14日生まれ、20歳。和歌山県出身。182センチ、83キロ。左投げ左打ち。投手。背番号126。田辺から2021年度育成ドラフト1位で広島入団。プロ通算2年間で2軍公式戦28試合に登板し2勝1敗1セーブ。防御率4・00。
来季、もしかしたら1軍のリリーフ左腕に「新家颯」の名前があるかもしれません。新井監督も、黒田球団アドバイザーも注目しているピッチャーです。
黒田球団アドバイザーからの進言で、相手打者によってオーバースロー、サイドスローの2種類を使い分けるピッチングに着手しました。新井監督も新家投手に着目し、ライバルがまねできない武器の完全習得を目指す新家投手に助言を送りました。
身長182センチの長身から投げ下ろす角度ある球を得意としていましたが、このキャンプから新投法に着手しました。10月下旬の秋季練習で黒田球団アドバイザーから「サイドスローにしたら左打者は嫌な感じもすると思う」と進言を受けました。
来季まずはファームで結果を出して、支配下選手となり、1軍の貴重な左のリリーフピッチャーとして活躍出来るように頑張って欲しいと思います。
カープファンの皆さん、新家颯(しんやそう)というピッチャーに注目して、応援していきましょう!
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