2023年11月08日
黒田球団アドバイザーが遠藤投手、斉藤投手に助言!紅白戦も若鯉がアピール!
広島カープ 期待の右腕 遠藤淳志&斉藤優汰に助言 日南秋季キャンプ3日目 紅白戦でアピールしたのは…
11/8(水) 19:54配信
RCC中国放送
中国放送
広島カープ、宮崎・日南の秋のキャンプは3日目(8日)。若手たちが個々の課題に向き合い、レベルアップを目指して汗を流しました。
8日も天候に恵まれた宮崎・日南の天福球場です。ブルペンにはことし、開幕ローテーションを勝ち取りながら、わずか1勝に終わった 遠藤淳志 の姿がありました。
新井貴浩 監督と 黒田博樹 球団アドバイザーに見守られながら飛躍のヒントを探します。
広島カープ 遠藤淳志 投手
「ツーシームの精度を上げようかなと思って、黒田さんに教えてもらいながらアドバイスをもらいながら、きょうは投げられました。握りも教えてもらいながら、しっくりきている部分もありますし、そういった感覚を大事にしながら、いいボールを継続できるようにと思って投げます」
さらに去年のドラフト1位で、来年は1軍での活躍も期待される 斉藤優汰 もブルペン入り。
こちらも新井監督や黒田アドバイザーと会話をしながらの投球となりました。
広島カープ 斉藤優汰 投手
「いろいろアドバイスだったりとか、投げている途中にもいろいろ助言をいただいたので、すごくありがたかったなっていう感じです。(黒田アドバイザーからは)ボールに力があるので、そんなにコースをきっちり狙わなくても、ゾーンに入ればファウルを取れたり、空振りを取りたりで勝負していけるんじゃないかっていうふうに言ってもらいました」
そして、午後からはキャンプ3日目で早くも二度目の紅白戦が行われました。
紅組の先発は、今シーズン、先発として4勝を挙げた 森翔平 投手。注目は3回、先頭バッター、続くバッターを空振り三振。そして3人目も空振り三振に仕留めて3者連続三振。その後も好投を続けた森は、5回を投げて8奪三振・無失点とアピールしました。(球数60 被安打2 与四球0)
広島カープ 森翔平 投手
「いいアピールもできたと思いますし、課題にしているところが実戦の中で出せたので、そこは自分の今後、またレベルアップできる材料になると思うので、しっかりそこをまた反省して、振り返って次につなげたいと思っています」
一方、白組の先発は、アドゥワ誠 でした。初回を3者凡退に抑えると、3回を投げて無失点とこちらも好投を見せました。(球数32 被安打2 奪三振1 与四球0)
そして、打撃でアピールしたのは、林晃汰 でした。7回、初球を振り抜いた打球はフェンスを越えてホームランに。強い球を一発で仕留められるようにと、打撃改善に取り組む林が結果を出しました。
広島カープ 黒田博樹 球団アドバイザー
「本当、選手1人ひとりの来シーズンに向けて気持ちという部分ではすごく感じる部分もありますし、その中で少しでも手助けできればいいかなという気持ちではいますね」
「どんどん、どんどん若い選手が入ってくるっていうところでしっかり競争に勝って、また来シーズン、1軍のマウンドに立てるようにがんばってほしいなと思います」
広島カープ 新井貴浩 監督
「各自が課題を持って、いい動きをしてくれているなと思いますね。実戦が多くなってくると思いますので、どんどんいいものを見せてもらいたいなと思います」
中国放送
この秋季キャンプも、選手の皆さんに活気があふれています。いきいきとした感じが伝わってきますね。
遠藤投手は今季先発ローテーションを勝ち取りながらも、わずか1勝に終わりました。その1勝は新井カープの初勝利でもありました。5回降雨コールドになった試合でした。遠藤投手自身もとても悔しいシーズンになったと思います。黒田球団アドバイザーからツーシームをアドバイスしてもらったようです。今までがストレートとチェンジアップのコンビネーションで組み立てていた中で、ツーシームが武器になれば、ピッチングの幅が広がり、遠藤投手にも気持ち的に楽になるのではないかと思います。
斉藤投手は今季はファームで5試合に登板して0勝1敗、防御率4.02と、プロの壁にぶち当たった感じでしょうか。黒田球団アドバイザーも、斉藤投手には細かな事は言わなかったのではないかと思います。斉藤投手の武器は威力あるストレートなので、そのストレートでゾーンの中で勝負するようにアドバイスしたようです。斉藤投手には焦らずに確実にステップアップして、2、3年後に1軍の先発ローテーションに入れるように頑張って欲しいですね。
そして、今日はこのキャンプ2度目の紅白戦が行なわれました。紅組先発の森投手が素晴らしいピッチングを披露しました。5回60球を投げて被安打2、与四球0、8奪三振で無失点でした。このキャンプでは投手陣は自身の得意球を封印して実戦に臨み、ピッチングの幅を広げる事に取り組んでいますが、森投手も左打者へのカットボール、右打者へのチェンジアップを使いませんでした。新井監督も「ワンランク上がったような投球だった」と絶賛しました。来季は先発ローテーションの柱としての活躍が期待されます。
打者では林選手が見せてくれました。今季は1軍でホームラン1本に終わりました。今日の紅白戦では豪快なスイングでライトスタンドへ特大の1発を放ちました。この秋季キャンプは、末包選手が今年ブレイクして、絶対に末包選手に負けないという強い思いを持って臨んでいるそうです。林選手はもうファームでくすぶっている時間はありません。来季は1軍レギュラーを目指して頑張って欲しいですね。
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