広島野間サヨナラ打で今季30勝 日本ハムは2連敗
6/6(水) 21:34配信
<日本生命セ・パ交流戦:広島4−3日本ハム>◇6日◇マツダスタジアム
日本ハムは1回1死一、三塁、中田の右前適時打に広島鈴木の後逸(記録は失策)が絡んで2点先制。レアードが3点目の適時打。
広島は5回に反撃。1死二、三塁から西川の一塁内野安打で1点。さらに代打新井の中犠飛で2点目を奪った。1点差で6回終了。
広島は1点を追う9回、日本ハムの抑えトンキンを攻め1死二、三塁とし、野間が中前へサヨナラ打を放ち今季30勝に到達した。広島藤井が1勝目。日本ハム・トンキンが1敗目。
今日のゲームは野間選手に救われました。野間選手ありがとう!
初回から重苦しい展開となりました。先発岡田投手が初回、先頭の日本ハム西川選手、大田選手に連続四球を与えました。前回の岡田投手の立ち上がりと同じ形になり、ドリヨシはかなり不安になりました。1アウト1、3塁から、日本ハム中田選手にライト前に運ばれ、さらにこの打球を鈴木誠也選手が後逸し、2点先制されました。さらにレアード選手のタイムリーでこの回3点を失いました。
今日もこの後に追加点を入れられるのかなあと、かなりネガティブに考えるドリヨシでしたが、その後岡田投手はなんとか立ち直り、2回以降は日本ハム打線を0に抑えました。
打線は5回裏、日本ハム先発の上沢投手を攻めて、西川選手のタイムリー内野安打と、代打新井選手の犠牲フライで2−3と1点差まで詰めよりました。これでなんとか追い付けると思ったのですか、6回以降も日本ハム上沢投手の前になかなか点が取れません。
広島のリリーフ陣は、6回一岡投手、7回今村投手、8回アドゥワ投手、9回藤井投手と無失点リレーで粘りました。8回のアドゥワ投手と9回の藤井投手がそれぞれ3者凡退に打ち取ったのが大きかったと思います。
そして、運命の9回裏です。日本ハムは抑えのトンキン投手に代わりました。この時、テレビ中継で解説をされていた野村謙二郎さんが、ピッチャーを代えてくれたおかげでチャンスがくるかもしれないですよと言われてました。
先頭の丸選手が四球で出塁すると、続く鈴木誠也選手のピッチャーゴロをトンキン投手が捕球した後1塁へ悪送球をして、ノーアウト1、3塁の大チャンスとなりました。今日のゲームの大きなポイントとなりました。続く松山選手が倒れた後、野間選手に打席が回って来ました。野間選手の打席時に1塁ランナーの鈴木選手が2塁に盗塁を成功させました。これも大きかったですね。そしてカウント2−2からの低めへの難しい変化球に野間選手が食らいついて、センター前に執念のヒットを放ちました。3塁ランナー丸選手に続いて2塁ランナー鈴木選手も還り、4−3と逆転サヨナラ勝ちしました。この野間選手のバッティングには必死さが伝わってきましたので、ドリヨシは感動しました。
正直今日負けたら、連敗街道まっしぐらになる感じでしたが、逆転サヨナラ勝ちで、明日以降の試合にも勢いがつくのではないかと思います。5番手で9回に登板した藤井投手がプロ初勝利になりました。これも大きいですね。投手陣の整備が必要な中で、アドゥワ投手、藤井投手などの若手投手が台頭してきたのは有難いことです。さらに、支配下登録されて、先日初登板を果たしたフランスア投手が再び一軍に登録されました。彼のピッチングも楽しみです。
明日の先発は中村祐太投手です。昨日の中止を受けての先発です。ここ3試合、不甲斐ないピッチングをしているだけに、明日の登板はラストチャンスかもしれません。得意のマツダスタジアムのマウンドですから、素晴らしいピッチングを期待します。日本ハム先発はマルティネス投手です。ランナーを背負いながらも、得点させない粘りのピッチングが持ち味です。広島打線がどれだけ粘れるかが勝敗のカギを握りそうです。
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ピッチャー交代してくれた時は勝てるかもと思いましたがいざ勝つと血圧上昇するくらい興奮しました。
がむしゃらさが見えたし新しい戦力にも期待できそうですね。