焦っているので車内放送を聴いて
ホームへ降り、江差線ホームを探します。
運の良いことに連絡橋はホームの
青森方に設置されていたので近くにあり
走りながら隣ホームの江差線へ移動できました。
江差線ホームは1面の島式ホームに
2列車停車しています。
ここで迷います。
いったいどっちに乗れば
江差へ向かうのでしょう。
ホームをウロウロしていると
運転手が気付いてくれて
「江差へ行くのか。」
と声を掛けてくれました。
その通りだと答えると
自分の乗っている列車へ
乗るよう教えてくれ、
この場のピンチは切り抜けました。
1両編成のディーゼルカーで
キハ40系車両です。
![33 江差線.jpg](/gyouseikawasaki/file/EFBC93EFBC93E38080E6B19FE5B7AEE7B79A-thumbnail2.jpg)
今本州で走っているディーゼルカーは
ほとんどがクーラーを完備しているのに対し、
この北海道で見るディーゼルカーは
ほとんどがクーラーの設置が無いです。
この列車も例外ではなく
扇風機が均一間隔で天井へ付いていました。
しかし木古内を降りた時にも
多少感じたことですが
北海道は涼しいですね。
列車内にいても特に暑くは無く
むしろ寒くなりそうで
心配になったくらいでした。
列車は定刻よりかなり遅れて
江差を目指します。
陽は傾き加減ですが、
まだまだ明るく車窓を
十分に見ることができます。
しかし、この辺りは山ばかりで
景色も変わらない感じだし、
何より緑が多すぎて
移動していないような感じで
そのような雰囲気が怖いくらいでした。
駅間も長く山、山、山の繰り返しの中を走り、
途中で携帯電話のアンテナが圏外を表示し、
いったいどういった所へ行くのか
不安になりながら車内で寛ぎます。