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2017年08月27日

初めての一人旅

1997年末。四国方面へ行こうと決めました。

なぜ四国なのかというと、良く覚えていません。
まだ、鉄道旅行に慣れていなかったので、
とりあえず出掛けてみる。という感じでした。

切符は「四国ワイド周遊券」を使いました。
四国内は乗り降り自由。
四国までの運賃を含んでいる優れものです。


暮れも押し迫ってきた12月28日夜。
21時29分にかしわ台を出る
相鉄線急行横浜行から旅は始まりました。

以前、4人で行った高校の豪華旅行とは違い、
1人なので、相談もできないし、暇つぶしの相手もいません。
列車の中にも知り合いはいません。
戦乱の中、1人で敵地に乗り込む雰囲気です。
大げさですね(^-^;


横浜に着いてからいよいよ「四国ワイド周遊券」の出番です。
これで四国までの普通乗車券があると同じなので心強いです。
このとき、自分は東京都区内から四国までの切符を購入しました。

東京都区内から乗ることになるからです。
なぜなら、四国までは新幹線を使うのではなく、
鈍行列車のみで行くからです。
つまり、始発駅で座席確保のために
並んで乗ることにしていたからです。

本当なら、東京23時43分発
【ムーンライトながら】に乗りたかったのですが、
満席のため指定席券が取れなかったんです。

だから、臨時で冬休み期間などの
長期休暇期間のみ運行している
【臨時大垣夜行快速】
に乗る羽目になってしまったのです。


乗る羽目なんて言っていますが、
今は乗ることさえできないんですよね。
そう考えると、貴重な列車に乗ったなぁ。
と本気で思っています。

【臨時大垣夜行快速】は東京駅発ではなく、
品川駅発でしかも普段は使用しない
臨時列車用のホームから発車します。

ということは、並ぶということが想定されていると思い、
出発の1時間前くらいにはホームに行こうと思っていました。


横浜から22時14分発の東海道線で、
品川ではなく、東京へ向かいました。
なぜかというと、せっかくなので
23時00分発の寝台急行【銀河】を
見に行こうと思ったからです。

【銀河】は珍しい寝台急行であり、
東京と大阪を結ぶ唯一の寝台列車です。
これでも良いから乗りたかったという思いから見に行きました。

東京には22時40分に到着し、
【銀河】が発車する10番ホームに
行くと、予定通り【銀河】が入線してきました。


銀河.jpg


ブルーの車体で、他の寝台特急と同じだなぁ
と思いながら眺めていました。
個室やロビーカーがないくらいで
なんで急行なんだろうとも思いましたね。

パッと見て、品川へ引き返しました。
並ばなくてはいけないので・・・・

2017年08月28日

品川では驚きの光景が

東京で【銀河】を見て品川へ行きます。
23時頃から人が並ぶのではと思っていたので、
この時間でもまだまだ余裕だと思っていました。

品川に着くと、臨時ホームが目に入りました。

・・・・・
人が溢れています。(・・;)
通勤時の列車待ちのような状態です。

よくまぁこれだけの人が集まっているなぁ
という気さえするし、よくこの時間に列車に
それも長距離の普通列車に乗るモノ好きがいるなぁ。
と自分のことは棚に上げて思っていました。


品川では臨時ホームへ向けてダッシュしました。
少しでも列の前に並びたいので。
ホームに着くとさらにびっくり。

若者に混じって、おじさんやおばさんもいて、
本当にこの列車に乗るのか?体力が持つのか?
と疑問に思いました。
当時の私は初めて座席の列車で夜を過ごすので不安だったのですね。


とにかく、人の少ない列を目指すと一番東京より、
進行方向に向かって最後尾の停車位置でした。
列車到着までまだまだです。
ホームは北風が冷たいし、暇だし
どうやって時間を潰そうかと悩んでいました。

そうしたら、カチッカチッという音が聞こえてきました。
たまたま同じ列に並んでいるおじさんが、
タバコに火を付けようとライターを
カチカチやっていたんです。
でもなかなか火が付きません。
風も強いうえ、ライターのガスが切れているのか分からないが、
とにかく苦戦していました。

そこへ救いの手を差し伸べたのが、
自分の後ろに並んでいた女子大生でした。
「火貸しましょうか?」
と一声掛け、ジッポに火を付けおじさんに差し出しました。

おじさんもありがたそうに火を付け、うまそうに一服。
自分もなんとなく「よかったですね。」と声を掛けました。
これがきっかけになって、3人で言葉を交わし始めました。


初対面なので、まったく知らない人たちです。
名前も住所も性別も知りません。
見た目が、おじさんと女子大生だったので、そのまま通しましょう。

このおじさんは、今日結婚式で
名古屋方面から新幹線で東京まで来たとのこと。
帰りの新幹線に間に合わなかったので、
この大垣夜行に乗ると言っていました。
少しでも早く家に着きたいからということです。

おじさんの奥さんはホテルに泊まって、
明日の新幹線で名古屋方面へ戻るということで、
なんでおじさんはこの大垣夜行に乗るのか興味が湧いてきました。

おじさんも自分が聞きたそうなのを察したらしく、
「昔は私も青春18きっぷで旅したもんだよ。懐かしくてね。
ちょっと乗ってみようと思ったんだ。」
とのことでした。

おじさんには、どのくらい青春18きっぷで周ったのか。とか
1日で一番移動した距離や時間が長かったときは。などを質問しました。


女子大生も旅が好きで、
青春18きっぷで下関まで一気に行ったことが
あるなど、隅に置けない。
この時はまだ旅の経験が少ない自分にとっては、
悔しい展開でした。

女子大生は松阪の実家に帰るので、
この大垣夜行に乗ると言っていました。

2017年08月29日

やっと大垣夜行に乗れる

おじさんと女子大生との話が一区切りついたところで
何気なく周りを見るとギョッとしました。
人が増えているんです。

【大垣夜行】に座れない人が出ると思えるくらい
待つ列が長くなっていました。
すごいとしか表現できませんね。

この【大垣夜行】の人気の高さは本当に
いつまでたっても廃れないのですね。
これが臨時列車になってしまったのが、本当に残念です。


さて、横浜、名古屋、大垣方面からライトが近付いてきました。
いよいよかなぁ。ワクワクしながら待っていると、
もうひとつ向こうのホームを貨物列車が通過しただけでした。
肩透かしを食らいましたが、
到着の時間が近付いているのは事実でした。



東海道線下りホームを見ると【ムーンライトながら】が
ちょうど発車するところでした。
特急用の車両を使用し乗り心地が良いと思える
この【ムーンライトながら】は
品川を【臨時大垣夜行】より5分早く出発します。

見ていて悔しさがこみあげてくるくらい豪華な列車に見えました。
そうこうしているうちに、ライトが近付いてきて今度こそ間違いなく
【臨時大垣夜行】が到着しました。


大垣夜行 大垣.jpg


急行型165系車両で、9両編成全車両、普通車自由席です。
このような型の列車は、小学生の時に日光まで乗った
修学旅行専用列車以来です。
この【臨時大垣夜行】は【ムーンライトながら】が
デビューする前まで、東海道線を走る唯一の夜行普通列車でした。

ダイヤ改正により、JR東海が投入した特急型車両が
一躍東海道線の夜行普通列車に抜擢されたため、
レギューラーから補欠へ落とされてしまいました。
今日は久々の登場なので、心なしか光っていました。


キィキィとブレーキの音をたてながら、
ホームに横付けされた【臨時大垣夜行】は
ドアを静かに開き、待ちに待った人たちを一気に飲みこみました。

今まで一緒に話をしていたおじさんんと女子大生と自分は
7時間近く乗るので、席を確保するため
バラバラになって車内に入り込みました。


2017年08月30日

大垣夜行での移動

なんとか席を確保し、座って移動ができるので
気持ち的には落ち着きました。

まず、荷物の整理をします。朝まで長丁場なので、
飲み物と予定表と少しの食べ物を小さなバッグに入れて出し、
大きなバッグは網棚に上げました。
小さなバッグを持っていくのは必ず必要です。


荷物も取り出し席に着くとなんだか暑い。
車内はホームと違ってムッとするくらい暑い。
暖房を入れてあるためと、人が一斉になだれ込み
網棚に荷物をあげたり、動いたりした影響だろうと思います。

自分は冬ということで、
Tシャツ、トレーナー、セーターにコートを着ていました。
これは、セーターを脱着するだけで調節が楽なことと、
もし寝るとなると冷える可能性があるので、
コートを掛布団代わりにしようと思っていました。


しばらくして、車掌のアナウンスが入り列車が動き始めました。
荷物を整理しているときにも
車掌のアナウンスが入っていたようでしたが、
雑音も多く、聞き取れませんでした。
どうせ終点まで行くのだから
何かあっても対応できるだろう。と気楽に考えていました。


この【臨時大垣夜行】は途中の熱海までは各駅に停車します。
熱海から終点の大垣まで快速運転です。
並行して走る【ムーンライトながら】は、
途中の豊橋まで快速運転で、
豊橋から終点の大垣までは各駅に停車します。

【ムーンライトながら】は浜松以西の始発列車を兼ねているからです。

【臨時大垣夜行】は品川を出るときは
【ムーンライトながら】の後ろを
走っていますが、豊橋駅で時間調整をしている
【ムーンライトながら】を追い越します。

また、
名古屋に【臨時大垣夜行】が先に到着しますが、
ここで時間調整が入り、
【ムーンライトながら】が追い付きます。が、
【臨時大垣夜行】の方が名古屋を先に出発し、

大垣には【臨時大垣夜行】が6時41分着。
【ムーンライトながら】が6時51分着になります。


大垣より先、米原、関西方面、北陸方面に行く場合には、
【臨時大垣夜行】で先に大垣に到着した方が、
次の列車に早く乗り換えることができ、
座ることができるので、名古屋で乗り換えが非常に激しくなります。

いわゆる〇〇バトルです。
初めてなので、いったいどうなるんでしょうか??



【臨時大垣夜行】は軽快に走り、
川崎、横浜と普通列車として走ります。
23時55分に品川を出発したので、
次の川崎で0時を過ぎ日付が変わります。

そのため、川崎を過ぎると車掌が回ってきて切符の確認をします。
青春18きっぷを使用している人は、
ここで車掌にスタンプを押してもらっていました。


2017年08月31日

まだまだ臨時大垣夜行車内

【臨時大垣夜行】は熱海まで各駅停車なので、
通勤帰りの人も乗っています。

並行して走る夜行列車の【ムーンライトながら】は、
東京から小田原までは定期券で乗ることができず、
また指定席券が必要なので、通勤帰りの人は
乗れません。というより乗りません。

たまたま臨時とはいえ各駅停車が走っているので、
たまに通勤帰りの人が乗ってくるのでしょうね。


しばらくは、座席車で乗る初めての車窓と
車内の雰囲気を楽しんでいました。

大船、平塚と過ぎると、
通勤帰りの人はだんだん降りていき、
小田原を過ぎ熱海に到着すると
通勤帰りに人は誰一人いなくなりました。

いよいよ、旅の始まりを思わせるような車内の雰囲気になりました。


丹那トンネルをくぐり、沼津に到着する頃になると
ちらほら寝る人が出始めます。
沼津を出ると、富士、静岡、浜松と主要駅だけに停車するので
単純なレールのつなぎ目の音が眠気を誘います。

自分もその例外ではなく、
沼津から静岡までは記憶がない状態でした。
ただ、ちょくちょく目を覚ましていたのは、
車内を人が動いたときに
車内の照明がずっと明るいままなので、
影になったりした変化によるものと思います。

熟睡とまではいかなくても、
ある程度居眠りしながら移動し、静岡に到着しました。


静岡では時間調整のため、
30分程度停車するのでホームに降りてみました。
ここでの時間調整は、
貨物列車を先に走らせることや、
途中駅に早く着きすぎることを防ぐためです。

車内が暑かったためか、
ホームでもそれほど寒さを感じないのですが、
風が吹き抜けると、顔や手など表に出ているところは痛く感じました。

ホームはというと続々車内から人が出てくるので
結構な人数になっています。

165系なので、座席はやはり硬く
疲れた腰を伸ばすために体操したり
自動販売機で飲み物を買ったり、
中には改札外のコンビニへ買い出しに行く強者もいました。


品川駅で話をしていたおじさんと女子大生の
2人もホームに出てきました。
この2人はタバコを吸うので、
禁煙車の【臨時大垣夜行】では我慢していたのでしょうか。
吸いだめというような感じで、スパスパやっていました。

3人で立ち話が始まり、これから先は
どこどこで長い停車があるからまたホームに降りようとか、
朝がきたら関西地方の天気はどうかなど、
意外と話は尽きませんでした。

だから、静岡での30分停車はそれほど長く感じませんでした。
出発のベルが鳴ったので、自分たちは車内へ戻りました。


車内は暑いので、やはりコートをすぐに脱ぎ、身軽になります。
さて、出発かと思いきやなかなか出発しません。

ホームを見ると階段を駆け上がってくる人がいました。
ちょっと遠くまで買い物に行きすぎたのでしょうか。
仲間が待っている列車へ猛ダッシュでした。

車掌もそれを分かってかドアを閉めずに待っていてくれたのは良かったですね。
そんなこんだで、定刻より2分遅れて静岡を出発しました。

2017年09月01日

まだまだまだ大垣夜行

静岡を出ると次は浜松に停車します。
浜松までは1時間くらいなので、
ちょっとだけ寝ようと思い眼を閉じると、
あっという間に浜松に到着しました。


浜松でもしばらく停車するのでホームに出てみました。
浜松駅は新幹線のホームがほぼ同じ高さにあります。
夜中の暗くなっているホームはなんだか不気味でした。
ホームだけでなく、電気がすべて消えている
新幹線も停まっているのでなおさら不気味でした。


また例の3人組になり、ホームでたむろします。
車内は暑いくらいだが、ホームはすごく寒いので
ベンチに座る気がしませんでした。

ベンチに座ったら、冷え切ったベンチが
腰から冷えてきそうだったからです。

しばらく、話をしていると貨物列車が
轟音を立てて通過していきました。
機関車が貨車を引くのですが、貨物車の数量が多く長さが
先頭から最後尾まで1キロくらいあるように思いました。
貨物列車の通過は、轟音と振動が激しく、風がきて寒いし、
話なんか何にも聞こえないから
あまり楽しいものではありませんでした。

昼間にあの通過だと、
それなりに問い合わせが来そうなくらいうるさく揺れました。


出発のベルが鳴ると列車は定刻にホームを離れました。
今度は遅れる人がいなかったんですね。

次は豊橋に停車です。
豊橋で前を走る【ムーンライトながら】に追いつきます。
そして【ムーンライトながら】を追い抜き、
今度は【臨時大垣夜行】が先を走ります。

浜松から豊橋までは、
静岡県から愛知県へ入っていきます。
しかし、30分程度で着くので、
浜松と豊橋の方が浜松と静岡より
距離が近いということを初めて知りました。


豊橋でもホームに降りようと思っているので(腰が痛いんですよね)、
予定表を見ながら先を想像していると旅の形が
自分なりに出来上がっていきました。
その過程が楽しくて割と時間が早く過ぎました。

豊橋に到着すると車内では半分くらいの人が
寝息をたてているので、起こさないように
そぉーと席を立ちホームへ降りました。


ホームへ降りるモノ好きはだいぶ減ったが、
それでもかなりの人がいました。
またまた例の3人で話をしていると、
ホームとは別のヤードに停まっている
列車の車内が点灯されました。
そしてモーター音も聞こえてきました。

この列車が【ムーンライトながら】に次ぐ2番列車らしいです。
ずいぶん早くから準備をするなぁと思いながら眺めていました。
車掌がドアの開閉テストを繰り返し、
運転手はモーターとブレーキを確認しているようで
一切無駄のない点検をしている様子が見られました。

ただ、夢中になっていたので気付きませんでしたが、
音が結構うるさいんです。
真夜中からこんな音を出すと苦情が来るのではないかと、
少々心配になりました。

2017年09月02日

いよいよ名古屋。3人組の解散

豊橋のホームで話をしている3人組ですが、
自分以外の2人は名古屋で降ります。

おじさんは名古屋から自宅へ。
女子大生は名古屋から関西本線か近鉄線で松阪へ。
このように話をするのもおそらく最後になります。
がそれも仕方ないことです。

ここで自分たちの行き先を再度確認し合いながら、
四国に行く自分には
いろいろとアドバイスをしてくれた。


四国内の特急は空いているから指定席はいらない。
自由席でも必ず座れる。
列車の本数が本当に少ないので、
1本乗り遅れると旅自体が失敗すると思った方が良い。

ちょっと脅かされながら、経験者のアドバイスを聞いていました。


名も知らない人同士でのたった6時間の付き合いでしたが、
いろいろと得るものが多かったですね。
このような経験が初めてだったので、
本当に旅に出て良かったと思いました。

しばらくすると豊橋を出発する時間になったので、
車内へ戻りました。
名古屋までの1時間は寝て体力をためる時間にしました。


6時頃、名古屋に到着しました。
ここでお別れです。

車内の通路を歩いて自分の横に来た時に、
「気を付けて」と一言だけ声を掛けてくれたおじさん。
「元気で。気を付けて」と声を掛けてくれた女子大生。

いっそのこと名古屋で降りようかなぁとも思ったが、
なんだか湿っぽくなりそうだったので、グッと我慢しました。
これから先どのようなことが起こるか分かりませんが、
この2人との出会いがあり、幸先の良いスタートを切れました。



しばらく、余韻に浸っていると隣のホームに
【ムーンライトながら】が到着しました。
【臨時大垣夜行】に
【ムーンライトながら】組がなだれ込んできました。

名古屋で結構降りたんですが、それ以上に乗ってきた感じがして
車内がまた窮屈になりました。
みんな【臨時大垣夜行】が先に出発することを
良く知っているなぁと
感心しました。


名古屋を出発し大垣までは30分ちょっとで着きます。
岐阜を過ぎたあたりで降りる準備でも十分間に合うので、
しばらく窓の外を眺めていました。
まだ朝日は昇っていませんが、
空がボッーと明るくなりつつありました。

自分は進行方向右側の席に座っていたので、
直接太陽が昇ってくる側ではありませんが、
空が濃い青から薄い青に変わっていくのは分かりました。

木曽川の鉄橋を越え、琵琶湖とは字が違いますが
「びわ」と読む枇杷島を過ぎ
操車場のある稲沢を通過してしばらくすると
尾張一宮に到着しました。

ここは左側に名古屋鉄道の新一宮駅があります。
隣り合っているのに
違う駅名というちょっと変わったところです。

まだ早朝ということもあり、
どちらの一宮も人はまばらだが、
だんだん活気を取り戻しつつあるようでした。
今日一日が始まるなぁと思いながら
揺られていると岐阜へ到着しました。


2017年09月03日

【臨時大垣夜行】が終点の大垣へ

岐阜は高架駅であり、
岐阜に着く少し手前で名古屋鉄道が下をくぐります。
名古屋鉄道はそのまま新岐阜へ。
JR線の岐阜と新岐阜は離れているので、
駅名が違うのも納得ですね。

その名古屋鉄道とは別に、岐阜に到着する前に
1本の線路が近付いてきます。
気付いたころには真横にあり、
ポイントを使って合流しました。

よく見ると架線が無いので、ディーゼルカー専用です。
下呂温泉、高山、富山に行く高山本線ということです。
電化されていない線路はローカル線という感じがしました。


近代的な岐阜に到着すると、またかなりの人が降ります。
だいたいが高山本線に乗り換える人らしく、
この時間であれば、
下呂や高山に昼前に到着できるからでしょう。

反対側の名古屋方面のホームは人がたくさんいました。
関東地方と違い列車が4両編成か6両編成なので
なかなかの混雑でした。

その光景を見ながら【臨時大垣夜行】は岐阜を出発しました。


大垣に降りる準備をします。
大きなカバンに荷物を全部入れ、ひとまとめにしました。
このカバンを肩から担げば、
両手が自由になり動きやすいからです。

降りる支度も車内が揺れるから手間取り、
整った頃には大垣の手前でした。


大垣の1番ホームに【臨時大垣夜行】は滑り込んでいきました。
はるばる品川から自分を運んでくれた
【臨時大垣夜行】とはここでおさらばです。

シートは硬く決して良い環境とは言えないが、
それなりの楽しさがある列車でした。
ブレーキの音がキィキィ鳴り、大垣に到着しました。


そこには、ドアが開いた途端に走り出す人がいました。
自分はなぜ走っているのか理解できず、
のんびりと歩いていました。

次の列車は7時2分発網干行です。
この列車に乗り、途中で
新快速に乗り換えれば、京都や大阪に10時前に到着できます。


網干行は階段を渡って反対側のホームに停車していました。
【臨時大垣夜行】が到着したホームの階段を上っていると
網干行の車内を見ることができ、
かなりの人が乗っているのが分かりました。

ドアが開いた途端に走り出す人たちがいた
意味がやっと分かりました。
この網干行の座席を確保しに行ったんですね。

自分は初めてのことなので、
何がなんだか分かりませんでしたが、
熟練された人たちが多かったのでしょう。


大垣でのバトルも想定内、予想されていたことらしく、
慣れている人たちは確保した座席に荷物を置いて、
飲み物などを買いに行っていました。

自分はこの大垣バトルに完敗でしたが、
この先もこのような駆け引きが
あるかもしれないので、
ちょっとワクワク感はありました。



網干行は7両編成で、最後尾の車両には席が少し空いており
自分は奇跡的に席を確保できました。
名古屋で【ムーンライトながら】から【臨時大垣夜行】へ
乗り換えた人は座れると思うが、【ムーンライトながら】組は
まず座れないでしょう。

だから名古屋であのバトルがあったんですね。


2017年09月04日

非現実の【大垣夜行】から

網干行の座席に荷物を置き、ホームを少しブラブラすると
右手の端の方に樽見線の青いレールバスが停まっていました。
以前は国鉄樽見線として走っていたのですが、赤字路線ということで
国鉄として廃線になり、第三セクターとして蘇った路線です。

ちなみに、第三セクターとは地元と公共が協力することで、
東北でいえば、久慈と盛などを走る三陸鉄道や
北海道の北見から池田までを結んでいた北海道ちほく高原鉄道などがあります。


そんなときに1番ホームに【ムーンライトながら】が到着しました。
ドッと人が降り、またすごい人数で徒競走が始まりました。
1分くらいするとこちらのホームに
人が雪崩のように攻めてきました。

あっという間に車内は満席どころかギュウギュウ詰めになり、
通勤列車化してしまいました。
席に座ってゆったりしている自分とは対照的に
今走ってきた人たちは顔に不満という字を書いているようでした。

まぁ【ムーンライトながら】という
快適な列車に乗ったのだから良いですよね。


ここで一つ気になることがありました。
それはお年寄りとまでは行かなくても
年配の人たちもこの網干行に乗ろうとしていることです。

きっと席を譲ることになるとは思いますが、
ここまでバトルを積み重ねて
やっと座っている人も多く、できれば体力に自信のない人は
この列車ではなく、次の列車に乗って欲しいものです。


7時2分に通勤列車のような網干行は大垣を出発しました。

2017年09月05日

大垣駅は要所なんだ

大垣から米原方面の列車に乗りました。
ところで、この大垣は昔から要所なんですね。

始発駅であり終着駅であるのが大垣です。
そのため、大垣で乗り換えることも多いです。
乗り換えは面倒でもありますが、
ずっと乗り通している人にとっては
良い息抜きになるかもしれませんね。


大垣は始発と終点なので必然的に
列車を停めておくところが必要になります。
それは大垣を関西方面に進むとそれらしき光景にぶつかりました。

自分はここが初めてなので、なかなか出てこない
列車を停めている光景が不思議だったのですが、
しばらく進むと、右手に検車区
左側にバカでかい車両基地が見えてきました。

関東地方では、新型車両への入れ替えが激しいのですが、
こちらではまだまだ現役で活躍している
旧型車両もあります。
それらも停まっているので、懐かしい感じがしました。


検車区とバカでかい車両基地が後ろに遠ざかると
右側に東海道線の支線である美濃赤坂方面への
線路が分かれていきました。

昔【臨時大垣夜行】がレギューラーだったころ、
この美濃赤坂まで運転されていたんですが、
利用客の減少、【ムーンライトながら】を
折返しの【ホームライナー】に使ったりする
計画が持ち上がり、大垣までとなってしまったようです。

その美濃赤坂方面ですが、米原へ向かう列車に乗っていても
駅を見ることができます。
片面ホームの一目見ただけで無人駅と分かる小さな駅です。

今度、通ってみたいと思います。


米原へ向かう網干行は、途中また変わったところを通ります。
普通列車は次の垂井に停まりますが、特急は通過します。
垂井を通る必要は無いということです。
なので、大垣と垂井間にはもう一本線路が敷かれています。
その線路は垂井には寄らずに、次の関ヶ原へ向かいます。


なぜ、このようなことになったのか?

それは以前パワーの無い列車を走らせていたことが原因です。
当時大垣と関ヶ原の間は急こう配のため、
下り列車は山を迂回する形を取っていました。
上りに関しては、急こう配の影響がなかったので、
下りとは別のところに線路が敷かれました。

そして、下りに垂井駅ができ、
上りに新垂井駅ができたのです。
でも、これでは不便極まりないですよね。
下りの問題は、新垂井駅へ行くのに、
関ヶ原まで行って、そこから上りに乗り換え
新垂井駅へ行くということになり、逆に
上りの問題は、垂井駅へ行くのに、
大垣まで行って、そこから下りに乗り換え
垂井駅へ行くということになってしまったのです。


今は、新垂井駅が廃止され垂井駅のみになり、
上り下りともに垂井駅を通るので問題は無くなりました。
でも、昔の線路が残っているので、そこを
特急などが使用しているということなんです。

また、この特急などが使用している線路は
踏切など危険なところが少ないらしいというのも
継続使用している理由のようです。


さて、垂井を過ぎました。
次はあの関ヶ原です。