焦っているので車内放送を聴いて
ホームへ降り、江差線ホームを探します。
運の良いことに連絡橋はホームの
青森方に設置されていたので近くにあり
走りながら隣ホームの江差線へ移動できました。
江差線ホームは1面の島式ホームに
2列車停車しています。
ここで迷います。
いったいどっちに乗れば
江差へ向かうのでしょう。
ホームをウロウロしていると
運転手が気付いてくれて
「江差へ行くのか。」
と声を掛けてくれました。
その通りだと答えると
自分の乗っている列車へ
乗るよう教えてくれ、
この場のピンチは切り抜けました。
1両編成のディーゼルカーで
キハ40系車両です。
今本州で走っているディーゼルカーは
ほとんどがクーラーを完備しているのに対し、
この北海道で見るディーゼルカーは
ほとんどがクーラーの設置が無いです。
この列車も例外ではなく
扇風機が均一間隔で天井へ付いていました。
しかし木古内を降りた時にも
多少感じたことですが
北海道は涼しいですね。
列車内にいても特に暑くは無く
むしろ寒くなりそうで
心配になったくらいでした。
列車は定刻よりかなり遅れて
江差を目指します。
陽は傾き加減ですが、
まだまだ明るく車窓を
十分に見ることができます。
しかし、この辺りは山ばかりで
景色も変わらない感じだし、
何より緑が多すぎて
移動していないような感じで
そのような雰囲気が怖いくらいでした。
駅間も長く山、山、山の繰り返しの中を走り、
途中で携帯電話のアンテナが圏外を表示し、
いったいどういった所へ行くのか
不安になりながら車内で寛ぎます。
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