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2020年09月24日

今日も少し波乱の予感

朝食は出ないので
途中のコンビニで買うことにし
少し早いですが駅へ向かうことにします。



63 函館本線.jpg



カニの駅弁で有名な長万部ですが、
駅前にその駅弁を作っている工場があり
午前8時30分開店と書かれていました。


もう少し早く店が開けば
買うことができたのですが
とても残念ですね。



64 函館本線.jpg



駅へ入ると人が少しいてみなさん
函館方面へ行く雰囲気です。



30 長万部.jpg



というのもこの時間から
函館へ出ても10時を過ぎるし、
反対方面へはそれほど行く気がしなかった、
ただそれだけですが。



自分は8時06分発
快速【アイリス】に乗るため
ホームへ向かいます。



列車はまだ入線していませんが、
反対側には小樽行が停車しているものの
発車時刻までだいぶあるらしく
ほとんど人が乗っていないですね。



そして1両編成の長万部止まりが到着し
折返し函館行【アイリス】になりました。



65 函館本線.jpg



早速乗り込むと
ちょうど進行方向左側の方が
太平洋を見ることができそうなので
ボックス席に陣取り、朝食にします。



そういえばホームで
騒いでいたオヤジがいて
この列車に乗っています。


何事も無ければ良いのですが(^^;



この列車は1両編成なので
もちろんワンマン運転で、
車内アナウンスはテープでの案内となっています。



旅情気分には欠けますが
時代の流れでしょう。



定刻になると北海道で主力である
キハ40系はディーゼルエンジンを
ふかして加速します。



朝から騒いでいるオヤジは
夫婦で乗っており、
やはりすぐに怒鳴り始めていました。

いったい何が気にいらないのか分かりませんが、
とにかくすぐ怒鳴ります。



近くに座っていたおばちゃん達も
みんな移動をはじめ
オヤジは自分のせいではないかのように
また怒鳴っていました。



気の毒なのは奥さんで
良く分からずに説得していました。



さすがに自分には絡むこともしなかったものの
そのオヤジは隣のシートへ移動したりして
とにかく落ち着きが無かったです。






2020年09月25日

森、大沼公園と通って

天気はそれほど良くないので
太陽は顔をうっすらと
のぞかせる程度です。


よって車窓も眩しくなく
ちょうど具合が良いです。



特急ではなく快速なんですが、
小さな駅はほとんど停車しないので
かなりのスピードで走ります。



65 函館本線.jpg



途中特急との行き違いのため
ドアが開かない駅で停車したりし、
順調に走行します。



森までは海岸沿いを走り
海岸線には道路が並行しています。


森では山線と海線に分かれて
函館へ向かうことになりますが、
この列車は山線を通ります。



大きな駅だけあって
人がかなり乗ってきましたが、
何とか全員座る事ができたようです。



あの騒いでいたオヤジも
どうやら寝てしまったようで
一安心です。



森では特急との行き違いや待ち合わせ、
乗り換えなどがあると思っていたのですが
何も無くそのまま走り出しました。



左に海線を見て列車は
山の中へ入っていきます。



しばらくは平たんなところを走っていましたが、
次第に坂が急になりエンジンが
ウンウン唸っています。



かなりきつそうな上りで
列車が壊れやしないか
心配になるくらいでした。



耳もツーンとして気圧が変化していることを
感じさせながらどんどん上り
駒ケ岳を過ぎました。



そうしたら急にスピードが上がってきます。

どうやら最高地点へ到着したらしく
ここからは一気に下ることになるからですね。



そして気持ち良くとばしながら
大沼公園へ到着しました。


国立公園で名駅といわれる駅舎は
白を主体としたかっこいいもので、
ぜひ見てみたいのですが、
この列車を逃すと
本州へ渡ることさえ困難なので
今日は諦めます。



駅前を見るとかなりの車が停まっており
北海道の中でも有名な
観光地となっているのでしょう。







2020年09月26日

本州からの入口、本州への出口、函館へ

さて大沼公園でまた人を乗せ
立ち客が出た状態で
列車は動き出しました。



そしてあっという間に北海道上陸日に
立ち寄った大沼を通過しました。

大沼と大沼公園間は後々調べてみると
1.2キロしかなくホントに近いことに
歩いても良かったと思った瞬間でもありました。



函館まであと少しなので
ラストスパートごとく列車はとばしますが、
桔梗で停車し、しばらく走り出しません。



駅長も運転手のところへ来て何か話し、
運転手から信号故障のため
しばらく発車を見合わせているという
アナウンスが入りました。



まぁ本数も少ないことだし、
特に影響は無さそうですが、
自分の乗る列車への接続が
可能かどうか、そればかりが気になりました。



10分ほどの停車で出発することができ、
その後は問題なく函館へ到着できました。

時刻は10時15分頃で
定刻より10分ほど遅れただけですみました。



函館ではお土産と駅弁を買う目的があり、
早速店をくまなく探し、
必要最低限のものを購入して
ホームへ戻りました。



今度は10時59分発
青森行【海峡4号】へ乗ります。


その前に、なんだか違和感のある
列車が停車していたので眺鉄しに行きます。



66 ごちぱらバーベキュー駒ヶ岳 ノロッコ号.jpg67 ごちぱらバーベキュー駒ヶ岳 ノロッコ号.jpg




どうやら、観光専用列車ですね。

客車タイプでバーべキューができるのか
バーベキューができるキャンプ場へ
行くための列車かは分かりませんが、
珍しい列車を眺鉄できました(^^)





///////////////

これも後日知ったことですが、
この【海峡】は東北新幹線八戸までの開業に伴い
廃止される方向にあるらしいです。



12月1日より東北新幹線が八戸まで
延びるとそこからの連絡特急が設定され、
青函トンネルを結ぶということになるようです。



更に後日分かったことですが
廃止される路線が増えたことです。


盛岡と八戸の間が第3セクターに
委託されJR線ではなくなるそうです。



そうしたことから
寝台特急【はくつる】が廃止になり、
盛岡と函館を結んでいた【はつかり】も
廃止されるような気配です。



ただ、連絡特急は別名で生き残り
今後は【白鳥】として
八戸と函館を結ぶのが今のところの予定のようです。



そして、新たに八戸と弘前を結ぶ
特急【つがる】が設定されるのも決まっているようですね。



さて、ここで問題が発生したのですが、
青函トンネルを通る定期列車は
特急だけとなってしまいました。


よって普通列車しか乗ることのできない切符では
鉄道で北海道へ渡ることができなくなるのです。



これはかなり困る状況になりそうですが、
そこはJR側も承知しており、
青森側は蟹田から普通乗車券のみで特急乗車が可能となり、
北海道側は木古内から特急乗車が可能となったのです。


これは特別処置ですが、
この場合蟹田より手前から特急に乗れば
全区間の特急料金が必要となるという
かなり難しい決まりなので
よく下調べして乗ることが要求されますね。







2020年09月27日

本州へ戻ります

これからのことが気になってしまい
話がそれたので元に戻します。



函館駅ホームには10両編成の
【海峡4号】が停車しています。



指定席も何両か連結されているので
自分は自由席を探してホームを歩きます。



その前にちょこっと気になる駅前へ。



68 函館路面電車.jpg



函館は、路面電車が走っている街なので、
一目見ておこうと急ぎました。


本数も多いので難なくパチリとカメラ



ホームに戻りましょう。


ちょうど青函トンネルで
昼飯を食おうと思っていたので
ホーム売店でビールを購入して
準備を整えることにしました。



車内はガラガラなので
難なく席を取ることはできましたが、
50系車両なので転換式クロスシートで
少し格が落ちます。



そんなことも言っていられませんが、
やはり14系客車のシートは
特急用だけあって座り心地が良かったですね。



隣ホームへ函館止まりの
コンサドーレ札幌をモデルにした
【北斗】が到着し、
わずかではありますが
乗り換えの人を乗せて【海峡】は出発しました。



69 北斗.jpg



五稜郭からいよいよ本州へ向かうために分かれ
木古内で江差線と分かれ
北海道最後の駅、知内を過ぎて
青函トンネルへ突入しました。



ちなみにこの列車には
カーペットカーというものが接続されていて
自由席なのでみんなこちらへ殺到します。



というのも座席ではなく
じゅうたんが敷かれていて
土足では上がれない代わりに
横にもなれるからです。



特に子供連れなどに大人気で
今まで一度も乗れたためしがないですね。








2020年09月28日

青函トンネルを抜ければ本州です

本州へ戻るために乗ったこの【海峡】は
ドラえもんカーと呼ばれる車両も連結されていて
こちらではドラえもんのビデオを放映しています。



ドラえもんとのび太の着ぐるみを着た人も
車内を行き来していました。



上磯駅で函館行【海峡】とすれ違い、
向こう側は満席なのに対し
こちらはずいぶん余裕がある車内だなぁと
思いながら寛いでいました。



青函トンネルへ入るとドラえもんの声で
海底駅の案内があります。



吉岡海底にこの列車は停車するので
そちらの案内でしたが、
どうやらドラえもんの街が
海底にあるらしいです。


なぜドラえもんか分かりませんが、
とりあえず町おこしみたいな感じ
として捕らえておけば良いでしょう。



青函トンネルの中はとりあえず
ただのトンネルなので飯を食いながら
北海道を振り返ります。



良く考えると留萌では日本海を見て
今は太平洋の下をくぐっています。


何だか色々と幅広く移動したようですが、
北海道地図を見るとまだ
半分も行っていないのですね。



北海道とはホントに広いと
いうことを再認識しました。



【海峡】は各車両の端に青函トンネルの図が表示されており
1キロ進むたびにランプが点灯していくので
今どの辺りを走っているのか
だいたい分かるようになっていますが、

窓の外を見ても真っ暗なので
あまり実感はないですね。



34 海峡.jpg



それよりもトンネル内は音が反響し
かなりうるさいので
そっちの方が気になりました。



青函トンネルを抜け津軽線と合流して
青森を目指します。



蟹田で乗務員がJR北海道から
JR東日本へ替わり
特に遅れもないと思っていましたが、

どこでどうしたか
今の時点で4分遅れているという
車内アナウンスが入りました。








2020年09月29日

奥羽本線を西へ

【海峡】は蟹田到着時点で遅れが
4分ありますが、自分にとっては
ちょっとした遅れなので気にはなりませんでした。


しかし、青森からの特急への接続が
ぎりぎりになるらしく
車掌は必要以上に
盛岡行【はつかり】に乗る人のために
アナウンスを繰り返していました。



青森へ定刻より4分遅れの
13時31分に到着すると
少し離れたホームへ停車中の
【はつかり】へ駆けていく人の姿が見えます。



自分は普通列車で関東地方へ戻るので
全く関係がなく見送っていました。



しばらくは青森駅構内を
行ったり来たりしながらのんびりとし
ホームへ戻ると【きらきらみちのく】
という列車が姿を見せました。



70 きらきらみちのく.jpg



この列車は快速で運転されることが主ですが、
車内設備が立派で定期列車ではなく
臨時列車として運転されています。



今回も八戸の方から蟹田まで
運行されるらしく、
少し青森駅が華やかになった感じでした。



車内はと見ると満席までは行かないらしく
まだ知名度があまりないのでしょう。



しばらく列車を眺め時間をつぶしていると
秋田行が到着したので移動します。



北海道から今日はずっと座っていたので
たまにはというより
立って移動しようと思います。



今日の予定はここからひたすら
新潟県村上まで戻るだけですが、
昼をちょっと過ぎただけなのに
村上到着はギリギリというのも
何だかえらい遠くへきている感じがしました。



青森14時10分発秋田行は
2両編成の701系で
もちろんロングシートです。



自分は座る気が全くないので
席取りバトルにも参加せず
車内の奥の方へ進み
余り揺れのないところで落ち着きました。






2020年09月30日

日本海側を南下していきます

定刻になると列車は青森を出発し、
一緒に出発した函館行【海峡】と
平行してしばらく走ります。



【海峡】は津軽線の方へ分かれ
秋田行は青森操車場を左手に見て
西へ向かいます。



これから出発を待つ列車たちが
準備を整え待っている横を走り、
臨時列車としてよく使用される
583系寝台列車を見ながら
先を目指します。



とまぁかなり余裕のある車内っぽいですが
実はすごい混み方で
つり革も掴まるところがない感じでした(^^;



しかし一駅停車するたびに
人は減っていき、
自分は席が空きそうなところへ
車内を少しずつ移動します。



というのも
ここまで各地方の列車に乗っていると
どの辺りで空きそうか
何となく分かってくるもんなんです。


それに大きな駅が増えてくるので
まず間違いなく座れるだろうという
自信もありました。



やはり途中で乗客の大量入替えがあり
難なく座る事ができました。


しばらくは暇なので寝ることにし、
秋田まで途中下車せずに直行です。



途中東能代でザワザワするので
目が覚めるとなぜか
すごい数の人が乗り込んできました。



何があったのか分かりませんが
察するに五能線沿線で
イベントがあってその帰りということらしいです。



老若男女問わず、かなりの人が
2両編成に乗ってきて車内は一時騒然としました。



定刻の17時26分に秋田へ到着し、
次の列車へ乗り換えます。

まだ17時台というのか
それとももう17時を過ぎているというのか
微妙な感覚ですが、

次の列車へ乗り遅れると
たどり着けないので
急いでホームを移動し、


17時32分発快速【こよし6号】へ乗り換えました。



80 奥羽本線.jpg



こちらも同じく2両編成の701系なので
特に面白味もなく先を目指していました。







2020年10月01日

見事な夕陽太陽

ところがです。


今は、秋田から酒田へ向かっている車内です。



701系のロングシート車で
旅情気分はほとんどない状態だったのが、
突然変わったのです。



何と日本海にちょうど夕陽が落ちるところで
車内の視線が全部日本海にそそがれました。



それくらい立派な夕陽だったのです。

1枚写真に撮っておきたいのですが
コンパクトカメラだとうまく
写らないかもしれないので諦めました。



しかし車内はデジカメで
パシッパシッ画面をのぞきながら
写真を撮っている人もいて
うらやましかったですね。



しかしここの路線で
この時間にしか見ることができない
ということを体験できたので良しとしましょう。



だんだん日が暮れてきて
辺りが真っ暗になる頃、
羽後本荘へ到着し、ここからは
各駅に停車していくようになります。



車内は空いてはきましたが
どうもあまり人が減っていないような気がし、
しかもでかいバックを持った
連中ばかりなので、

おそらくみんな
【ムーンライトえちご】組かなと思いながら
車内を観察していました。



終点酒田に19時14分に到着し、
自分は4分後に出発する
鼠ヶ関行へ乗り換えます。



79 羽越本線.jpg



ここで自分は少し違った行動をとります。

というのは酒田を20時台に
出発する村上行に結局は乗るのですが、
途中で夕飯を買うために
下車するのです。



そのために先に行かなくては
ならないため急いで乗り換えたと
いうことなんです。



【ムーンライトえちご】に乗るのであれば、
ここで鼠ヶ関行に乗っても
その後の村上行に乗っても
結局は到着が同じということです。







2020年10月02日

羽越本線を一気に移動

酒田19時18分発鼠ヶ関行は
2両編成ですが、ガラガラで
ゆったりと移動できました。



そして鶴岡へ19時56分に到着し
早速夕飯を買いに出かけます。



今回の旅初日にこの鶴岡駅周辺を散策し
見つけたスーパーへ早速立ち寄ります。



同じようにでかいバックを持った奴が一人いて
スーパーへ入っていくので
同じ考えかと思いましたが、

どうやらこの鶴岡で一泊するらしく
自分とは別行動になりました。



さて半額で惣菜や弁当を購入し、
ビールまで購入して駅へ戻ります。



北海道に比べこちらは暑いので
クーラーの利いた待合室で
しばらく待つことにしましたが、

ふと思ったことがさっきの
【ムーンライトえちご】組です。



あの人数だと次の村上行のボックス席は
まず不可能と思って良い状況です。


ということはこの鶴岡で夕飯を済ますのが
ベストではないだろうか。



ということで、
待合室でテレビを見ながら
そして他人の目をほんのちょっと気にしながら
夕食にしました。



何だか安いから買いすぎたようで
かなり腹が膨れ眠くなってきます。



そして鶴岡を20時43分に出発する
村上行へ乗り何とか席を確保して
村上に22時28分に到着しました。



71 羽越本線.jpg



5分後に出る新宿行
【ムーンライトえちご】は
まだ人が乗っていない状態で
停車中です。



そこへこの集団が乗り込んだのですが
それでもまだまだ空いています。



やはり新潟から一気に
混むのでしょうね。



自分はというと
この旅であまり果物を食べていなかったので
100%ジュースを買い
それを飲みながらしばらく座席で寛ぎ、

歯磨きなどを済ませて
本格的に寝る体制に入りました。



途中新潟で一度目を覚ますも
後は良く覚えておらず
大宮で目が覚めて次の準備に入りました。







北海道の旅が終わりました

【ムーンライトえちご】で一夜を明かし
赤羽に4時58分に到着しました。


すぐに京浜東北線へ乗り換えます。



4時53分発大船行に乗ると
東京へ5時18分に到着します。



階段を駆けて移動し、
5時20分発静岡行へ乗ることができました。



今日は先へ進もうと思えば
進むこともできますが、
自分の用事が入ってしまい、
茅ヶ崎から海老名を経由して家へ戻りました。



家に着いたのが8時前というのも
何だか不思議な気がします。

というのもさっきまで
新潟県にいたのに
もう普通の生活ができる時間なのです。



鈍行も早くなったんじゃないのと
思いながら旅を締めくくりました。