私は禁煙に成功してもう8年になる。
禁煙初期には集中力が落ちたり、イライラしたり、禁煙はとかく精神症状が出やすいと思う。
今度は1か月ほどすると元気が出なくなった時期が1か月ほど続いた記憶がある。
たばこをやめてよいことばかりだったが、思い出せば禁煙初期の3か月は体調不良があった。
なぜ、今頃、このような記事を書くかというと、昔のいらない本を捨てようと本を整理していた際に
禁煙とうつ病の関係した本をみつけたのだ。
その本は禁煙のための本ではなく、脳科学の本である。
その本にはラットでの実験で、ニコチンを全く与えなかった群と
一定期間ニコチンを与えてた後にニコチン投与をやめた対象群では
ニコチンを絶たれた群が行動でのストレス反応が大きかったことと
血中濃度の検査で、脳内セロトニン濃度が低下し、またコルチゾールの調整障害が起こっていたというものだった。
そのほかニコチンには脳内快感物質ドーパミンを一時的に増やす作用があることも知られている。
よって、たばこを吸うと満足感があるのはドーパミンのせいだと考えられる。
ところが禁煙を行うとある時から突然ニコチンが体に入ってこないために、
セロトニンの濃度が低下して神経が興奮してイライラしやすくなるのはそのためと考えられる。
セロトニンは不安や恐怖、イライラなどの興奮系の神経の働きを抑制調節作用がある。
また、快感物質ドーパミンも脳内で生成されないために、うつ病のような状態になると考えられる。
私は禁煙外来でニコチンパッチを直径5cm程度の大きなものから3cm程度の小さなものへ
3か月かけて変えてゆく方法で禁煙に成功したが
長期間喫煙した人が精神力だけで禁煙に成功するのは大変だと思う。
それと禁煙するとうつ状態になるために、初期はイライラして仕事に集中できず、
2週間後程度から、昼食後の耐え難い眠気や頭がぼんやりする症状に悩まされる。
これはドーパミンが減ったために、覚醒作用が低下するためだと考えられ
1か月後は今度はうつ状態のため、元気が出なかったり、3か月程度から少しずつ脳の状態が回復してくる感じだ。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image