漢方薬というと中国の薬と今まで思ってきた。
ところがよく調べてみると、飛鳥時代から室町時代までに中国から伝わったのは
漢方薬で病気を治す治し方や診断方法だったそうで、
漢方薬は日本の生薬や薬草をもとに日本で独自に進化したものが多いそうだ。
そういえば中国で人気の龍角散は秋田県の藩で江戸時代に開発された薬である。
江戸時代には病気を治す方法として現在医学の様に外科手術もなく、即効性の薬も乏しい中で
漢方医学と日本古来からの生薬を織り交ぜ、工夫してつくられたのが現在の漢方薬だという。
最近購入した本に日本に自然の状態で自生する薬草を一般的なものだけだが紹介しよう。
尚、効能については個人で調べてください。
1、アケビ
2、アサガオ
3、インヨウカク
4、ウコギ
5、ウツボグサ
6、梅
7、ミカン
8、エビスグサ
9、オウレン
10、オオバコ
11、にんじん
12、オトギリソウ
13、桔梗
14、きはだ
15、くこ
16、くちなし
17、ゲンノショウコ
18、ウコン
19、サフラン
20、山椒
21、しそ
22、しょうが
23、菖蒲
24、スイカズラ
25、センブリ
26、桜の皮
27、たんぽぽ
28、緑茶
29、どくだみ
30、なんてん
31、にんにく
32、ハッカ
33、はとむぎ
34、ヒガンバナ
35、琵琶
36、マタタビ
37、もも
38、山芋
39、ゆず
40、よもぎ
41、イチジク
42、リンドウ
43、リュウノヒゲ
44、メハジキ
45、ムクゲ
46、ヤブカンゾウ
47、ユキノシタ
48、へちま
49、ミシマサイコ
50、牡丹
51、ミツガシワ
52、紅花
53、ハマナス
54、ヒルガオ
55、ふき
56、ハマボウフウ
57、ハコベ
58、はす
59、ニワトコ
60、ナズナ
61、ナルコユリ
62、ナツメ
63、ツユクサ
64、ツリガネニンジン
65、ツルナ
66、チガヤ
67、桑
68、すみれ
69、シャクナゲ
70、シャクヤク
71、スイバ
72、コブシ
73、くず
74、クマザサ
75、クマヤナギ
76、菊
77、キササゲ
78、柿
79、カラスウリ
80、オニユリ
81、オナモミ
82、イタドリ
83、ウド
84、ウツボグサ
85、イカリソウ
86、紫陽花
87、あんず
88、明日葉
89アマチャズル
90、アカザ
などがあると記載されているが、その地方独自のものは本には記載されていなかった。
現在は日常での野菜の一部として食用に用いられているものもあるが、
現代でもヨモギやセンブリ、ハト麦、イカリソウ、サフラン、ウコン、ハッカなどは薬の原料として使用されている。
これらの薬草の成分を化学分析で調べ、有効成分を特定して臨床での有効性を示せれば、
副作用の少ない創薬の可能性もあるのではと考えられる。
posted by
kobu at 07:00|
慢性前立腺炎治療法