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広島は連敗脱出ならず 堂林の同点2ランで延長12回引き分け 首位阪神とは6ゲーム差に
8/11(金) 22:11配信
デイリースポーツ
7回、同点ソロを放った堂林はナインとタッチを交わす(撮影・田中太一)
「中日ドラゴンズ3−3広島東洋カープ」(11日、バンテリンドーム)
広島は連敗脱出とはならなかった。
初回、野村が宇佐見に先制適時打を浴びるなど2失点。四回には細川にソロを浴びるなど、5回6安打3失点とリードを許して降板した。
打線は三回無死満塁から菊池の二ゴロ併殺打の間に1点。七回2死三塁からは、堂林が左越えに同点2ランを放った。
延長十二回には2死満塁と一打勝ち越しのチャンスをつかんだが、野間が空振り三振に倒れて引き分けに終わった。
負けに等しい引き分けになりました。今日は投手陣は踏ん張りましたが、打線がつながらず、決定打が出ませんでした。終始重苦しい雰囲気が漂っていました。
先発は4試合ぶりの勝利を目指す野村投手でしたが、1回裏、ヒットと死球でノーアウト1、2塁のピンチを背負うと、中日宇佐見選手にタイムリー、石川選手に犠牲フライを打たれ、0−2と先制されました。
打線は2点を追いかける3回表、ノーアウト満塁のチャンスで菊池選手のセカンドゴロ併殺の間に1点を挙げ、1−2としました。菊池選手は最近疲れているような感じがします。チームが勢いづくにはタイムリーがベストだったのですが、仕方ないところでしょうか。
しかし、4回裏、野村投手が中日細川選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて1−3と再び2点差になりました。
野村投手は5回3失点で降板しました。野村投手は低めを意識した丁寧なピッチングを心がけていたように感じました。最低限の仕事は果たしたのではないでしょうか。
2点を追いかける7回表、1アウト1、3塁のチャンスを作りましたが、1塁ランナーの代走の大盛選手が2盗に失敗し、2アウト3塁となりました。流れが中日に傾くかと思われましたが、堂林選手がレフトスタンドへ2ランを放ち、3−3の同点に追いつきました。
9回表、中日の守護神マルティネス投手に対して、先頭の西川選手がライト前ヒットで出塁しました。続く上本選手には送りバントをさせると確信していたのですが、カープベンチは上本選手を打たせました。結果はレフトフライに終わり、1アウト1塁とランナーは釘付けになりました。続く大盛選手はショートゴロ併殺打に終わり、チャンスを拡大出来ませんでした。ドリヨシ的には上本選手に送りバントをさせて、1アウト2塁として、大盛選手、坂倉選手で勝負をかけるべきだったと思います。
両チーム共に得点を挙げられず、延長戦に突入しました。
打線は12回表、2アウト満塁の勝ち越しのチャンスを迎えましたが、代打の野間選手がフルカウントから空振り三振に倒れ、勝ち越しなりませんでした。
リリーフ陣は2番手以降の大道投手、ターリー投手、島内投手、矢崎投手、栗林投手、中崎投手、益田投手が無失点に抑える好リリーフを見せました。昨日まで投手陣は崩壊状態でしたが、今日はナイスピッチングでした。
結局延長12回引き分けに終わりました。今季3試合目の引き分けです。首位の阪神が今日も勝利したため、ゲーム差は6に広がりました。あっという間に虎の後ろ姿がかすんでしまいました。チームも連敗ストップとはなりませんでした。
明日あさってはデーゲームです。明日のカープの先発は森下投手です。前回登板で右手指にマメが出来て一旦1軍登録を抹消しましたが、明日は7月29日以来の先発になります。快刀乱麻のピッチングを期待します。中日は高橋宏斗投手です。過去の広島戦では6回6安打2失点でした。今季の中日高橋宏斗投手は、打線の3まわり目あたりから打たれている傾向があるようです。カープ打線としては粘って粘って、球数を多く投げさせるような工夫をしたいところです。