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広島・新井監督 失策が決勝点につながるも「エラーは絶対野球にある。同時に取り返すチャンスはある」
7/28(金) 22:02配信
スポニチアネックス
<神・広>3回2死一、二塁、森下の右前打を後逸する野間(撮影・北條 貴史)
◇セ・リーグ 広島2−7阪神(2023年7月28日 甲子園)
広島が首位攻防戦となった28日の阪神戦に敗れ、首位奪還からわずか1日で陥落。連勝も10で止まり、19年5月以来の11連勝とはならなかった。
痛かったのは3回の守備だった。1点リードした直後に、小園の失策で近本の出塁を許し、さらに1死一、二塁から森下の右前打を野間が後逸。この間に2者が生還し、逆転を許した。結果的にこれが決勝点となり、ミスが絡む痛恨となった。
試合後、新井監督は失策が重なったことにも「ミスは起こるので、その次が大切。取り返すチャンスはたくさんある。まだ、次に期待したい」と責めなかった。
起点となったのも小園の失策からだが「そこはね。どうこう言うことはない。エラーは絶対野球にあるから。それと同時に取り返すチャンスはある。この次が大切」と切り替えた。
連勝ストップで、後半戦初黒星。それでも「全然いい雰囲気ですよ。ケムナとか本当に久しぶりの登板。イニングまたぎで本当に難しかったと思うし、また次期待したい」と、2番手で4失点したケムナについても次回を期待した。
大事な首位攻防戦の1戦目でしたが、やはりミスをした方が負けますね。あの2失策がなかったら、接戦に持ち込んで競り勝っていたかもしれません。
先発の野村投手は1回裏、先頭の阪神近本選手にヒットで出塁されると、1アウト後に2盗を決められると、阪神森下選手にセンター前タイムリーを浴びて0−1と先制されました。
阪神の先発の村上投手に対して、打線は松山選手が6試合ぶりに4番、上本選手は6番に入りました。
3回表、先頭の田中選手がヒットで出塁。1アウト後に野村投手が送りバントを決めて2アウト2塁とします。ここで小園選手が右中間を破るタイムリー3ベースを放ち、1−1の同点に追いつきました。続く野間選手がレフト前へ技ありのタイムリーを放ち、2−1と勝ち越しました。
野村投手はその直後の3回裏、1アウトから阪神近本選手のショートゴロを小園選手がファンブルして出塁を許しました。この失策は非常に痛かったですね。小園選手は正面に入ったゴロの処理が苦手なのでしょうか。続く阪神中野選手に四球を与え、1、2塁のピンチになりました。続く阪神森下選手のライト前ヒットの当たりを野間選手が後逸し、2人のランナーが生還して2−3と逆転されました。野間選手がまたやらかしてしまいました。せめて打球を正面で落とすようにして欲しかったですね。これで小園選手と野間選手のタイムリーは帳消しになりました。
5回表は先頭上本選手のヒットから2アウト2塁とし、野村投手の代打に磯村選手が入りましたが、空振り三振に倒れ、同点とはなりませんでした。野村投手は4回81球を投げて5安打3失点で降板しました。今日の野村投手は悪くはなかったと思いますが、やはりあの失策からリズムが狂ってしまった感じでした。
5回裏はケムナ投手が1アウトから阪神森下選手にヒットを許すも、阪神大山選手をショートゴロ併殺打に取りました。
しかし、6回裏も続投したケムナ投手が自滅しました。阪神佐藤選手と木浪選手に四球、続く阪神村上投手にヒットを打たれて1アウト満塁のピンチとなりました。続く阪神近本選手に押し出しの四球を与えて2−4。続く阪神中野選手にレフト前タイムリーを浴びて2−5。代わった戸根投手も阪神森下選手に2点タイムリーを浴びて2−7とされ、ほぼ試合が決まりました。
打線は7回以降はノーヒットに終わりました。野村投手は今季初黒星となりました。
これでチームは10連勝で止まり、貯金は13となりました。阪神とゲーム差なしの勝率の差で2位に転落しました。しかし、悲観することはありません。勝負所はまだ先だと思います。無理をしてはいけないと思っています。残り試合が20くらいになってからが本当の勝負になりそうです。
とはいえ、明日は大事な試合になります。必ず勝たないといけません。明日のカープの先発は森下投手です。阪神戦2戦2敗だけに、明日にかける思いは強いと思います。対阪神の防御率は1.23と打たれてはいませんので、自信を持って投げてほしいと思います。阪神は青柳投手です。前回ヤクルト戦は5回7安打5失点で敗戦投手となっています。本調子ではないので、打線は早い回で捕まえたいですね。