2023年09月29日
25回戦@マツダ 広島1−4中日 痛恨の敗戦。森下投手5回3失点。再三の好機にあと1本出ずわずか3安打。
【広島】新井監督「私が反省したい」9四球選ぶも1得点のみで敗戦、3位DeNAに1差
9/29(金) 22:13配信
日刊スポーツ
広島対中日 中日に敗れた新井監督(撮影・加藤孝規)
<広島1−4中日>◇29日◇マツダスタジアム
広島は9四球を選びながら、9回に併殺の間に奪った1得点に終わった。
攻撃がかみ合わず、3位DeNAに1ゲーム差と迫られた。
3点を追う5回は3四球で2死満塁としながらも、代打松山が二ゴロ。6回1死二、三塁、7回無死一、二塁も、得点につなげられなかった。新井監督は「四球を粘って取ってくれた中で得点に結び付けられなかったのは、私が反省したい」と敗戦の責任を背負った。
▽広島森下(5回3失点で2年連続2桁勝利ならず)「実力不足だと思います。(自身初のCSへ)しっかりと頑張ります」
痛い1敗となりました。今日勝っていれば、あと1勝で2位を確定させることが出来ていただけに、かなり悔やまれる敗戦でした。
先発の森下投手は今季初の中5日での登板となりました。森下投手は1回表に中日岡林選手と石川選手にヒットを打たれ2アウト1、3塁とされましたが、中日ビシエド選手をサードゴロに打ち取りました。
打線は中日先発の仲地投手に対し、小園選手を1番ショート、上本選手を2番サード、堂林選手を4番ファースト、秋山選手を6番、末包選手を7番、菊池選手を8番に入れるオーダーを組みました。
森下投手は3回表1アウトから中日岡林選手にヒット、カリステ選手の送りバントで2アウト2塁から中日細川選手にレフト前タイムリーを浴びて0−1と先制されました。続く中日石川選手にもヒットでつながれて1、3塁から中日ビシエド選手にライト前にタイムリーを浴びて0−2となりました。
打線は4回裏1アウトから西川選手がこの日チーム初安打を放ちましたが、堂林選手、坂倉選手と続けませんでした。
森下投手は5回表、中日カリステ選手のショートゴロを小園選手が悪送球、自身の暴投で1アウト3塁とされ、中日石川選手にセンター前にタイムリーを浴びて0−3となりました。
森下投手は5回79球を投げて7安打、3失点で降板しました。2年連続3度目の二桁10勝には到達しませんでした。森下投手のピッチングフォームが少し崩れているように感じます。投げる瞬間に左肩の開きが早く、思った通りに投げた球に力が伝わっていないように思います。さらに、開きが早いので抜け球が多くなり、球が甘く入る傾向があるようです。CSまで2週間ありますので、しっかりピッチングフォームをチェック、修正して、ベストコンディションで迎えて欲しいと思います。
打線は5回裏、秋山選手、代打マクブルーム選手、小園選手の3四球で2アウト満塁の絶好のチャンスでしたが、続く代打松山選手はセカンドゴロに倒れました。痛烈な当たりだったので、少しでもずれていたら2点タイムリーになっていたと思いますが、残念です。ここが今日の試合のポイントだったと思います。
6回裏は先頭の西川選手が四球、坂倉選手の2ベースで1アウト2、3塁のチャンスを迎えましたが、秋山選手はショートフライ、末包選手はセカンドフライに倒れ、得点を挙げられませんでした。
6回表は中崎投手が3者凡退に抑えましたが、7回表は大道投手が1アウトから中日カリステ選手に左中間スタンド上段へソロホームランを浴びて0−4とされました。このホームランは、カープバッテリーの完全な配球ミスだったと思います。ストレートで攻めるならば、インハイを突いて、アウトローのスライダーで空振りを誘うべきでした。真ん中外より高めのストレートで空振りを狙ったようですが、中日カリステ選手にとっては絶好球となりました。
打線は7回裏に菊池選手と田中選手の連続四球でノーアウト1、2塁としましたが、小園選手はショートゴロ、代打デビッドソン選手はサードゴロ併殺打に終わりました。
8回表はアンダーソン投手が先頭の中日ビシエド選手に四球を与えましたが、後続を抑えました。
8回裏は西川選手、堂林選手、坂倉選手が3者連続三振に倒れました。完全に中日に流れを持っていかれた感じです。
9回裏は中日6番手の藤嶋投手に対し、先頭の秋山選手が四球、末包選手のヒットでノーアウト1、3塁のチャンスを迎えました。しかし、菊池選手がショートゴロ併殺打に倒れ、この間に秋山選手が生還した1点を返すのが精一杯でした。
チームは中日最終戦に敗れ、対中日は12勝12敗1分けのタイで終わりました。貯金は再び9となり、3位DeNAが勝利したため、ゲーム差は1となりました。カープの2位が少し怪しくなってきました。
あと残り2試合ですが、明日からはマツダスタジアムで阪神との2連戦です。DeNAの勝敗に関わらず、2連戦2連勝すれば、カープの2位が確定します。
明日のカープの先発は九里投手です。前回ヤクルト戦では7回3失点のピッチングながらも打線の援護なく敗戦投手となっています。阪神はドラ2ルーキーの門別投手がプロ初先発します。9月22日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦では6回8奪三振の無失点の好投を見せています。侮ってはなりません。おそらく九里投手も我慢のピッチングを強いられる可能性が高いと思いますが、なんとか踏ん張って勝利したいですね。
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12239461