2023年10月01日
25回戦@マツダ 広島5−6阪神 今季最終戦は総力戦も1点差負け。床田投手が痛恨の3ラン被弾。自力2位の可能性が消滅。
広島、最終戦に敗れ本拠地CS決められず…新井監督「めちゃくちゃ悔しい」
10/1(日) 19:02配信
ベースボールキング
広島・新井監督 (C)Kyodo News
● 広島 5 − 6 阪神 ○
<25回戦・マツダスタジアム>
レギュラーシーズン今季最終戦の広島は逆転負け。1試合を残すDeNAに74勝65敗の同率2位で並ばれ、本拠地でのCS開催の可能性はDeNAの今季最終戦・10月4日の巨人戦(東京ドーム)の結果次第となった。
広島は1点を追う3回裏、1番・小園が6号2ランを右翼席へ運び2−1と逆転。1点リードに変わった4回表から、今季先発で11勝を挙げている床田を、今季初めてリリーフで投入した。
左腕は簡単に二死を奪ったが、代打・ミエセスの三塁内野安打に三塁・上本の悪送球が絡み二死二塁のピンチ。続く1番・近本に中前適時打を浴び追いつかれた。5回は先頭の3番・森下に右前打を許すと、続く大山の併殺コースの三ゴロを、再び上本が二塁へ悪送球。無死一、二塁で5番・佐藤輝に右越え3ランを浴び2−5と勝ち越された。
6回表は引退登板の一岡が見逃し三振を奪い球場を盛り上げたが、2点ビハインドの7回を託された矢崎が1失点。打線は3点を追う9回に2点を返すも反撃は1点届かず、今季初救援で2回4失点(自責点2)だった床田は7敗目を喫した。
試合後にはセレモニーが行われ、新井監督が「今シーズンもたくさんのご声援ありがとうございました」とファンにあいさつ。指揮官は「開幕前の私たちに対する評価は決して高いものではありませんでした。その悔しさをバネに『見とけよ!』と、選手全員が頑張ってくれたおかげでCSに進出することができました」と今季を総括した。
「このメンバーには、初めてCSを経験する選手もたくさんいます。この経験は、彼らをまた大きく成長させてくれると思います。私たちのチームは、戦いながら強くなっていきます。CSでもレギュラーシーズン同様、全員野球で戦っていきたいと思います」と次なる戦いを見据えた。
自力での2位確保を逃し、マツダでのCS開催の可能性はDeNAの結果次第。指揮官は最後に「正直に言いまして、今日の負けはめちゃくちゃ悔しいです」と語気を強め、「この悔しい気持ちを持って、全員でCSを戦っていきます。ありがとうございました」とあいさつを締めくくった。
BASEBALL KING
今日の最終戦、勝つか引き分けで自力2位が確定する試合でしたが、残念ながら敗れてしまいました。カープは毎回最後の大事な試合を落とす傾向がありますよね。ドリヨシもガッカリです。
先発の大瀬良投手は1回表1アウトから阪神中野選手にヒット、森下選手に死球、大山選手に四球で1アウト満塁のピンチを招きましたが、阪神佐藤選手、ノイジー選手を連続空振り三振に取りました。
阪神も今日はブルペンデーで、馬場投手が先発しました。打線は1回裏、小園選手がヒット、菊池選手の送りバントで1アウト2塁としましたが、西川選手は空振り三振、堂林選手はショートゴロに倒れて先制できませんでした。
大瀬良投手は3回表に阪神近本選手にヒット、中野選手に四球を与えて降板しました。代わった大道投手が阪神森下選手に四球でノーアウト満塁の大ピンチとなります。続く阪神大山選手を見逃し三振に取りましたが、阪神佐藤選手にセンター前タイムリーを浴びて0−1と先制されました。なお1アウト満塁でしたが、阪神ノイジー選手をショートゴロ併殺打に取り、1失点で切り抜けました。
打線は3回裏、先頭の會澤選手がヒット、大道投手の代打田中選手は見逃し三振でしたが、小園選手がライトスタンドへ2ランを放ち、2−1と逆転しました。
4回からは床田投手が登板しました。床田投手のリリーフ登板は2021年11月1日のヤクルト戦以来となります。4回表、2アウトから阪神代打ミエセス選手のサードへの内野安打に上本選手の悪送球で2アウト2塁となり、阪神近本選手にセンター前にタイムリーを浴びて2−2の同点に追いつかれました。2アウトランナーなしからの失点は、かなり痛かったですね。
床田投手は5回表、先頭の阪神森下選手にヒット、続く大山選手をサードゴロに打ち取るも、上本選手が2塁へ悪送球し、ノーアウト1、2塁となりました。そして、続く阪神佐藤選手にライトスタンドへ3ランを浴びて2−5と勝ち越されました。上本選手は一体どうしたのでしょうか?4回にも悪送球して失点に絡み、この5回も悪送球してかなり痛い失点につながってしまいました。かなり疲れているのでしょうか。
5回裏、打線は先頭の末包選手が2ベース、會澤選手の送りバントで1アウト3塁とし、代打松山選手はサードフライに倒れましたが、小園選手がレフト前タイムリーを放ち、3−5としました。
6回表、今季限りで現役引退の一岡投手が登板し、阪神島田選手を見逃し三振に抑えました。打者1人で中崎投手に代わり、後続を抑えました。
しかし、7回表、6番手の矢崎投手が捕まりました。先頭の阪神森下選手に2ベース、大山選手にヒット、佐藤選手をショートフライ、代打糸原選手を申告敬遠で1アウト満塁のピンチを背負うと、阪神坂本選手にセンター前にタイムリーを浴びて3−6とされました。
打線は7回裏、2アウトから會澤選手が四球も、代打坂倉選手は空振り三振に倒れました。
8回表は7番手のアンダーソン投手が登板し、先頭の阪神近本選手に四球を与えるも、後続を抑えました。
8回裏は先頭の小園選手が四球も、菊池選手、西川選手、堂林選手は凡退して無得点に終わりました。
9回裏、阪神の守護神岩崎投手に対し、秋山選手が3ベース、上本選手のセカンドゴロの間に1点を入れて4−6。続く末包選手が四球、代打マクブルーム選手がヒットでつなぎ、1アウト1、3塁とします。続く坂倉選手のファーストゴロの間に1点を返し5−6と1点差に迫りました。2アウト1塁で代走に羽月選手が入りました。しかし、小園選手は空振り三振に倒れ、あと一歩及びませんでした。
チームは最終戦に敗れ、今季74勝65敗4分けの貯金9でレギュラーシーズンを終えました。今日の試合で勝つか引き分けで1995年以来28年ぶりの2位が確定するはずでした。
今日は3位のDeNAが中日に快勝し、74勝65敗3分けとなり、広島と同率となりました。DeNAが4日の東京ドームでの読売戦で勝利すればDeNAが2位となり、敗れれば広島が2位となります。引き分けた場合は、74勝65敗4分けで広島と全く同じ成績になりますが、今季のDeNAとの直接対決では広島が勝ち越しているため、広島が2位となります。
結果は神のみぞ知るみたいな感じですが、4日は読売を全力応援しなくてはなりません。しかし、我々カープファンは悲観することはありません。仮に3位になったとしても、敵地横浜スタジアムには関東から沢山のカープファンが集まり、熱い応援をしてくれるはずです。クライマックスシリーズに出場することは決まっている訳ですから、選手の皆さんは10月14日に向けてしっかり準備して欲しいと思います。
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