2024年10月08日
岡田投手ら6人の選手に戦力外通告。
広島 15年ドラ1岡田明丈、戸根千明、曽根海成ら6選手に戦力外通告 岡田「すごくやり切った感覚がある」「野球は続けていけたら」
10/8(火) 11:23配信
デイリースポーツ
戦力外通告を受け、会見に臨む岡田明丈(撮影・市尻達拡)
広島は8日、岡田明丈投手(30)、戸根千明投手(31)、曽根海成内野手(29)、育成の藤井黎來(25)、坂田怜(25)、新家颯(21)の計6人に来季の契約を結ばないことを通知したと発表した。
岡田は2015年ドラフト1位で大商大から入団。2年目の17年には12勝を挙げ、チームのリーグ優勝に大きく貢献した。その後は肩の故障で思うような成績を残せず、19年以降は1軍での登板がなかった。21年にトミージョン手術を受け、昨季にも戦力外通告を受け育成で再契約を結んでいた。今季はオープン戦で1軍登板を果たすと、7月30日に支配下登録されていたが、公式戦での1軍登板はなかった。
「育成から支配下で充実した1年だった。すごくやり切った感覚があります。去年よりは清々しいというか、1軍に上がれるか上がれないかぐらいまでいけた。上がれたら一番よかったんですけど、1軍が苦しい時期に自分が調子を落としてしまった」と語り、今後については「野球は続けていけたらなと思っています」とし、トライアウトについては「そこまで考えていない」と語った。
戸根は2014年ドラフト2位で日大から巨人に入団。1年目から2年連続で中継ぎとして40試合以上に登板したが、徐々に登板機会を減らしていき、22年オフに現役ドラフトで広島へ移籍。23年は24試合に登板するも、今季は1軍での登板がなかった。
曽根も移籍組で13年育成ドラフト3位でソフトバンクに入団後、18年途中に美間とのトレードで広島に加入。ユーティリティープレーヤーとして21年にはキャリアハイとなる66試合に出場した。今季3月に左尺骨を骨折し、1軍での出場がなかった。
育成の坂田は21年育成ドラフト4位で入団。ナックルボーラーとして注目を集めたが、支配下を勝ち取ることはできなかった。
毎年この時期にはさびしいニュースが入って来ます。岡田投手、戸根投手、曽根選手、育成の藤井投手、坂田投手、新家投手の計6選手に戦力外通告をしました。
岡田投手は2年目の2017年には12勝を挙げ、チームのリーグ連覇に貢献しました。しかし、肩を痛めるなどして、2019年以降は1軍登板がありませんでした。2021年にトミージョン手術を受けて、昨季オフに戦力外通告を受け、育成選手として再契約をしました。今季は7月に支配下登録されましたが、1軍登板はありませんでした。岡田投手は速くて重いストレートが魅力のピッチャーでしたが、突然コントロールを乱すなど、不安定なところもありました。せっかく支配下登録になっていただけに、残念です。
戸根投手は2014年ドラフト2位で読売に入団、1年目から2年連続で中継ぎとして40試合以上に登板しましたが、徐々に登板機会を減らし、2022年オフに現役ドラフトでカープへ移籍しました。昨季は24試合に登板するも、今季は1軍での登板がありませんでした。戸根投手は強固な1軍のブルペン陣に割って入る事が出来ませんでした。戸根投手で印象的だったのは、昨季の4月、マツダスタジアムでのヤクルト戦で秋山選手が逆転サヨナラ2ランを放ち、ホームインした時に秋山選手を抱き上げたのが戸根投手でした。
曽根選手は2013年育成ドラフト3位でソフトバンクに入団し、2018年途中に美間選手とのトレードでカープに移籍しました。曽根選手は上本選手と共にユーティリティープレーヤーとして活躍し、2021年には66試合に出場しました。しかし、今年3月に左尺骨を骨折し、1軍の出場がありませんでした。曽根選手で覚えているのは、2018年のソフトバンクとの日本シリーズで、曽根選手が緊張でガチガチになりながらも送りバントを決めたシーンです。
藤井投手は2017年育成ドラフト2位でカープに入団しました。2020年は2軍で15試合に登板して防御率0.87と好成績を残して、9月に支配下登録されました。2021年4月に1軍昇格すると4試合連続無失点と好調でしたが、4月28日のDeNA戦で8失点を喫して翌日に1軍登録を抹消されると、再昇格することはありませんでした。昨年オフに戦力外通告を受け、育成選手として再契約しましたが、残念です。2021年4月のピッチングを見たドリヨシは、藤井投手は守護神での活躍も出来るのではないかと思いましたが、そんなにプロの世界は甘くないですね。
坂田投手はナックルボーラーとして注目を集めていました。今季は2軍で5試合に投げて0勝1敗、防御率18.00でした。今後はカテゴリーを問わず、現役でプレーする事を目指すそうです。一時は過去のカープのナックルボーラーであったフェルナンデスさんを招き、坂田投手の指導に当たった程でしたが、やはりナックルボールのコントロールは難しいのでしょうか。
新家投手は2021年育成ドラフト1位でカープに入団しました。打者の手元で鋭く曲がる縦スライダーが武器でした。しかし、結果を残す事が出来ませんでした。
6人の選手は広島東洋カープを離れますが、それぞれのこれからの人生が素晴らしいものになるよう、祈っています。
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