広島が今季１７度目の完封負け 阪神・高橋に１０２５日ぶり白星献上 勝てば阪神の自力優勝消滅も投打が噛み合わず
8/11(日) 20:58配信
デイリースポーツ
２点を先制され、厳しい表情でベンチに戻る九里（撮影・市尻達拡）
「阪神４−０広島」（１１日、京セラドーム大阪）
首位・広島が今季１７度目の完封負けを喫し、２年ぶりの阪神戦の同一カード３連勝を逃した。
先発の九里は初回に森下、大山に適時打を浴び、２点の先制を許した。四回２死満塁の場面で代打を送られ、降板となった。３回４安打２失点と先発としての役割は果たせず、阪神戦は２２年５月１１日に白星を挙げて以降、１０試合に登板し、勝ちなしの５連敗となった。
打線は今季初登板で、５年ぶりの対戦となった高橋に苦戦。四回までは毎回安打を放つなど、チャンスはつくったが、あと一本が出なかった。
勝てば阪神の自力優勝の可能性を消せる一戦だったが、昨年の日本一チームの意地を見せられた。２位・巨人とは１ゲーム差。１２日からは本拠地に戻り、ＤｅＮＡと３連戦を戦う。
今日の九里投手について、ドリヨシは昨日、真価が問われるピッチングになると書きましたが、ダメでした。立ち上がりから調子が悪く、ベンチは３回で降板させました。九里投手肉体的にも、精神的にも疲れているので、一旦ファームでリフレッシュしてもらった方が得策ではないかと思います。
あと、中村奨成選手を１軍に昇格させて即１番スタメンで起用しましたが、正直ガッカリしました。「なんで？」という感じです。
打線は３年ぶりの１軍登板になった阪神先発の高橋投手の前に５回まで無得点でした。３回表は２アウト１、２塁のチャンスで小園選手はショートフライ。４回表は２アウト満塁のチャンスで代打の石原選手は空振り三振で、あと１本が出ませんでした。６回以降は阪神のリリーフ陣に封じられ、今季１７度目の完封負けを喫しました。阪神高橋投手に1025日ぶりの白星を献上しました。
今季阪神戦２戦２敗の九里投手は、１回裏に阪神森下選手にセンター前タイムリーを浴びて０−１。阪神大山選手にはレフトフェンス直撃のタイムリー２ベースを浴びて０−２と簡単に先制を許しました。
２回裏もピンチを招くなど立ち上がりから不安定で、４回表の味方のチャンスで代打を送られ、３回４安打２失点で降板しました。今日は九里投手の意地が見られると思っていただけに、残念です。最近の九里投手には覇気がないように感じます。心身共に疲れているのではないでしょうか。
４回裏は２番手の黒原投手が阪神前川選手にライトスタンドへソロホームランを浴びて０−３。８回裏は５番手の河野投手が阪神大山選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて０−４とされました。
チームは２連勝でストップし、５３勝４１敗５分けの貯金１２となり、今日は読売が勝利したため、２位読売に１ゲーム差、３位阪神に３ゲーム差と、相変わらず混沌としています。今日で９連戦の６試合を消化し、カープは３勝２敗１分けです。ビジター６試合で勝ち越せたので、良かったです。
明日からはマツダスタジアムでDeNAとの３連戦です。下位チームには絶対に取りこぼしは許されません。可能なら３タテしたいところです。明日のカープの先発は玉村投手です。前回DeNA戦では９回３失点で完投勝利を挙げています。明日もDeNA打線を翻弄して欲しいです。DeNAは森唯斗投手です。正直、不安定なピッチングが続いているので、つけ入る隙は十分あると思います。
